詐欺かと思った!県を超えての申し込みから始まった サプライズだらけの5ヶ月

県外からのお申し込みに、最初は「詐欺じゃないか?」と思ったと笑うRさん。しかし、メッセージのやり取りをするうちに会う前から積極的なSさんに好印象を抱いたそう。会ってから、さらに意気投合した2人はトントン拍子に成婚退会へ。驚くべき行動の数々は刺激を受けること間違いなし。盛りだくさんのエピソードを包み隠さず語ってもらいました。
お二人のプロフィール
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Rさん
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Sさん
名古屋と滋賀で同時期にツヴァイへ入会
婚活を始めたきっかけと相談所を選んだ理由を教えてください。
Rさん周りの友達がどんどん結婚して家庭を持つようになって、取り残されるような気持ちになったので、婚活を始めました。最初はマッチングアプリをやってみたんですけど、プロフィールの顔写真に使えるようないい写真がないなと思ってしまって。せっかくなら、ちゃんとしたところにお願いしてみようと思って相談所を選びました。いざ探してみると、入会金が20〜30万当たり前の中で、20代割も使えてお手頃だなと思いツヴァイに決めました。
Sさん同年代の友達に「Sは、よく考えるタイプだから、なかなか合う人がいなそうだけど、結婚相談所だったら見つかりそうじゃない?」と言われたのがきっかけです。結婚とかまだ先のことだと思っていたんですけど、今後どんなふうに生きていきたいか考えたときに、すべてを叶えられるのが結婚だなと、すごく納得できて。私は、恋愛よりも結婚がしたいんだと思って、相談所を比較検討して、ツヴァイなら自分のペースで婚活を進められそうだなと感じて決めました。
お見合いされた方、仮交際に進まれた方は何人ぐらいいらっしゃいましたか?
Rさん4~5人と会って、仮交際に進んだのは2人です。Sさんに会ってからはSさんに絞って活動していました。
Sさん4人とお見合いして、彼が2人目のお見合い相手でした。仮交際に進んだのは彼だけです。
自己認知ができている彼に惹かれてお申し込み
どちらからお申し込みをされたんですか?
Sさん 私です。写真がすごくおしゃれだったことと、出身が長野で、私も長野にルーツがあるので、共通点があっていいなと思いました。あとは、プロフィールにある「自分のパーソナリティを答える診断」に対して、曖昧にせず「自分はどちらか」とはっきり答えているのが印象的でした。中間の答えではなく、しっかりと意思表示をされていて、自己認知ができている方だなと感じました。
これまで、答えがはっきりしていない方は実際にお話ししてもどこかふわっとした印象を受けていたので、明確に示している姿に誠実さを感じ、「いいな」と思い、申し込みをしました。
申し込みがきたときは、どのようなご印象を受けられましたか?
Rさん正直、詐欺だと思いました。結婚相談所で、そんなことはありえないだろうと思いつつ、名古屋に住んでいる自分に、滋賀県に住む22歳の金髪の美女からの申し込みは、さすがに「こんな若い子が?」と警戒しましたね。
Sさん最初は関西圏で探そうと思っていたんですけど、せっかくならいろんな方と話してみるのもいいかなと思って。名古屋だったら通えるし、ダメ元で申し込んでみました。
Rさんお見合い前のメッセージのやり取り(*)から、かなりいいなと思っていて。実際お会いしてみて、この人がダメだったら、どうしようもないと思っていました。それまでお会いした方は、受け身というか、こちらから提案するのを待っていて、候補を出すと「じゃあ、それでお願いします」という感じだったんです。彼女は全然違って、「お店はここがいんじゃないかなと思っています」「車も出します」と言ってくれて、積極性がある人って、とてもいいなと思いました。
*ツヴァイでは【コンタクトメール】というツヴァイ会員限定のサービスがあり、お見合い前に連絡先を公開せず、やり取りができる。コンタクト承諾前は最大5回までのやり取りが可能で、承諾後は無制限になる。
赤い2シーターの車で迎えに来てくれた
どこでお会いされたんですか?第一印象も教えてください。
Rさん滋賀県の彦根に僕が行きました。駅からお店まで彼女が車を出してくれたんですけど、赤いツーシーターの車に乗って現れて、すごく絵になっていたので印象に残りました。
Sさん写真通りの方で、私が質問したことにも、しっかり答えてくれるので話しやすくて好印象でした。
Rさんそれまでに会った方は、こちらから話題を振って、やっと会話がスタートするし、当たり障りのない話しかしなかったんですけど、自分が転職したという話をしたら、「なんで転職しようと思ったの?」と初対面から突っ込んだ質問をされて、それもいいなと思いました。あと、気になっていたので、なぜ結婚相談所に入ったのかを聞きました。
初デートについて教えてください。
Sさん2週間後ぐらいに名古屋の“文喫”っていう入場料を払って入る本屋に行って、展覧会に行きました。
Rさん「どこか行きたいところある?」という話をして一緒に考えて決めました。朝の10時ぐらいからスタートして、16時ぐらいまで一緒に過ごしたんですけど、移動中に、学生時代の話やバイトは何をやっていたかとか、過去の話をしました。
2回目のデートで告白して順調にいくかと思いきや…
どれぐらいの期間で真剣交際に進まれたんですか?
Rさんちょうど出会ってから1ヶ月ぐらいです。2回目のデートは名古屋でやっていた桜の展示を見に行ったんですけど、そこでなんとか伝えました。
Sさん告白されるなら3〜4回デートをしてからだと思っていたので、すごくびっくりしました。まだ2人目の方だし、こんなに早く決めちゃっていいのかなという不安はありつつも、滋賀から申し込んでも受け入れてくれるフットワークの軽さや、決断力と行動力もあるし、話しやすい方だったのでお受けしました。
Rさんデート自体は2回目だったんですけど、数日おきに電話で30分〜1時間ぐらい話をしていて、お互い結婚する上で不安なことの話をしたんです。そしたらお互い育ってきた環境が似通っていることがわかって。こんなに話が合う人で、今までの経験や考え方が似ている人は、この人しかいないと思いました。
真剣交際に入るまでに不安なことは解消されていたんですね。
Rさんそう思っていたんですけど…。大袈裟な言い方をすると、付き合ったその日に振られるみたいなことになったんです。
何があったんですか!?
Sさん結婚したら名古屋に引っ越さなきゃいけないと思ってしまって。平気だと思っていたんですけど、実際に目の前の事実となると、職場や所属している楽団を辞めなきゃいけないし、友達ともあんまり会えなくなるなとか、日常的に関わっている人が急に自分の人生からいなくなるっていうのが、すごく怖くなってしまったんです。それで夜に電話したときに、思っていることを全部言いました。
Rさん若干、悲しい気持ちはありつつ、むしろここが踏ん張りどころだと逆に吹っ切れて、「急に決めることじゃないから、ゆっくり考えていこう」と伝えました。
プロポーズ前に彼が思わぬ行動に!
Sさんそしたら、付き合って1ヶ月半ぐらいのタイミングで、彼が滋賀にマンションを買う契約をし始めたんです。決断力がありすぎて、ちょっと怖かったです(笑)。
Rさん仕事はリモートワークなので自宅でできるし、住む場所にこだわりもなくて、名古屋もマンションを買って住んでいたんですけど、ちょっと手狭だなと思い始めて、婚活と並行して買い替えを検討していたんです。
購入を検討していたとき、すでにプロポーズはされていたんですか?
Rさんちゃんとしたプロポーズはしていなくて、一緒に住む場所ができたということが、ある種プロポーズという感じになりました。
Sさん逆に、私の方から「結婚してください」と新居に引っ越しが完了したときに言ったんです。「これからよろしくね」という感じでさらっと伝えました。
Rさんキッチンで普通に作業しているときに「結婚してください」って言われて、「え!このタイミング?」と思いました。付き合った当初は、色々考えていたんですけど、同棲することになったので、今更プロポーズはどうしようかなと思っていたところで完全に不意打ちでした。
2人目にお見合いした彼と結婚を決意した理由
結婚することに迷いはなかったですか?
Sさん「万が一自分の身に何かあっても、ローンは支払わなくていいし、Sちゃんの家がなくなることはないよ」と言ってくれて。そこまで考えてくれる人は、なかなかいないと思いました。それに、わたしが落ち込んだときは寄り添って支えてくれて、「この人と一緒にいよう」と決めました。本当は、結婚指輪を取りに行くディナーのときにプロポーズの言葉を言おうかなとか思っていたんですけど、受け取りが前倒しになったりして、タイミングが作れなかったんです。引っ越してきたときに今言っちゃおうと思って、ぱっと言いました。
お互いの好きなところを教えてください。
Rさんいっぱいあるんですけど、強いて言うなら、彼女の人間性が好きです。親御さんへの結婚の挨拶のセリフについて話し合ったときに、僕は「彼女を絶対に幸せにします」っていうセリフが嫌いなんだという話をしたら、即答で「めっちゃわかる」と言ってくれて。“幸せ”って、自分で決めて叶えていくもので、誰かに与えてもらえるものではない、という考え方を共有できているのがありがたいですし、そういう考えを持ってくれている彼女のことが好きです。
Sさんそんなふうに私の中身を見てくれるところです。落ち込んでいるときは寄り添ってくれるし、私が苦手なことを支えてくれるし、人生のパートナーとしてすごく最良の人だなと思います。
出会ってから、お互いから影響を受けているところはありますか?
Sさんすごく私を肯定してくれるんです。自己肯定感では補いきれない部分も、彼がいることで、気持ちを支えてもらっているし、なんでもできそうというか、ポジティブに考えられるようになったと思います。
Rさん少なくとも1人は必ず自分のことを信用して支えてくれる人がいるっていうのは結構大きいです。そのおかげで仕事や生活していく中で、自信を持って行動できるようになった気がします。
入会してからの5ヶ月を振り返って思うこと
お2人とも2025年1月に入会されて、6月に退会されたんですよね。5ヶ月間の婚活を振り返ってみていかがですか?
Rさんすごく怒涛の展開でした。1つでも違う選択をしていたら、こうはならなかったんだろうと思います。
Sさん自分の言いたいことや思っていることを全部言うようにしていたら、理想通りの結果になったので、本当に言ってよかったなと思います。
最後に、相談所で活動を頑張っている方にアドバイスをお願いします。
Sさん自分に正直でいてほしいなと思います。自分の課題を見つけたら、ちゃんと向き合って取り組んでいくことが大事なんじゃないかなと。私はもともと言いたいことを我慢しちゃう性格で、自分のことをないがしろにして、関係がダメになってしまったことがあったんです。自分の課題は、「言いたいことをきちんと伝えたうえで、それでも一緒に関わっていける相手を選ぶこと」だと感じていました。Rさんには全部言って、すべてを受け止めてくれたので、本当によかったです。
Rさん「この人いいな」と思ったら「電話してもいいですか?」と、積極的に自分から聞いてみるといいと思います。文字を打つのって、ああでもないこうでもないと色々悩むじゃないですか。間が空いちゃうと、1つの話題でも、結構時間がかかったりするけど、電話だったら、短い時間でいろんな話題を話せますし、距離を詰めやすいと思います。
Sさん確かに一緒に生活するようになったら、必然と毎日話すことになるので、たくさん話しても苦じゃないことを確認できるのは、電話のいいところだなと私も思います。
お二人の年表
2025年 | 2月 | 初対面 |
3月 | 初デート | |
告白 | ||
4月 | プロポーズ | |
8月 | 婚姻届提出 |
5ヶ月
5ヶ月
(2025年8月31日 滋賀県長浜市 黒壁スクエアで撮影)