一度離婚を経験していたIさんと、前の男性と結婚相談所で出会いお付き合いしていたにもかかわらず、なかなか結婚の話へと進まなかったAさん。

そんな2人が運命的な出会いを果たしトントン拍子で結婚へ。お互い強く惹かれ合ったポイントを赤裸々に語っていただきました。

出会う前にそれぞれ悩んでいたふたり

まずはお二人が婚活を始めようと思ったきっかけを教えてください。

Iさん一度結婚したんですけど、うまくいかず別れまして。やっぱり結婚したいなと思って、結婚相談所ではどんな女性が活動しているのか、ツヴァイ富山店に話だけ聞きにいったんです。そしたらツヴァイの方がとても親身に相談に乗ってくださったので入会を決意しました。

Aさん30代になって、もともと友人からの紹介などで婚活はしていたんですけど、なかなか相手に恵まれず、どうしようかなと思っていたところで、友人からツヴァイを勧められて入会しました。

実際活動してみてどうでしたか？

Iさんツヴァイというか結婚相談所だと、いいなと思った方とすぐに会えるのがありがたいですね。マッチングアプリだと一度マッチングしても、何度かやりとりをして最終的に会えるかどうかもわからないじゃないですか。僕は何ごとも会ってみないとわからないと思っているので、婚活の進め方的にも結婚相談所は自分に合っていると思いました。

Aさん私は活動をしてみて、お会いしたのがIさんでふたりめだったんです。それまで最初にお会いした方とお付き合いをしていたんですけど、次のステップに踏み出すのに時間がかかるという方で……。相談所に入ったからには結婚に向けてテンポ良く進めていけると思っていたので、現実は難しいんだなと思いました。なかなか関係が進まず、コロナ禍だし、医療機関に勤めていたこともあって、１ヶ月に１回会えるかどうかという感じだったので、その方とはお別れしました。

すべてをさらけ出したスタイルが功を奏し、初対面の日から付き合うことに

マッチングした経緯と初めて会ったときの印象を教えてください。

Aさん私からインプレッションマッチングで申し込みました。

Iさんコンサルタントの方から「ここ富山ですけど愛知県の方でも大丈夫ですか？」って確認されました。でも会ってみないと分からないと思っていたので、とりあえず中間地点ということで、岐阜の高山で会うことにしました。

Aさん最初はお相手の条件を愛知県内で探していたんですけどピンとくる方がいなくて、一度距離は関係なく探してみようと思ったんです。そこで、いいなと思ったのが彼でした。

どんな条件で探されていたんですか？

Aさん両親を大事にしている方です。自分の両親のことを大事に思っている方だったら、私の両親のことも考えてくれるかなと思って。なので、もし愛知を離れることになっても大丈夫かなと。あと富山まで車で３時間ちょっとで行けるので、そんなに遠くないんです。あと顔もかわいいなと思いました。

Iさんかわいいと思ってたんだぁ（笑）。僕は初めて会ったときに、初めて会った気がしなかったんです。話していても心地が良くて、朝の9時に待ち合わせをして会ったんですけど、そこからずっと話をしていて、いつのまにかもう帰らないといけない18時になってしまいました。

どちらか一方的にではなく、お互い話して９時間ですか？

Iさんそうですね。僕はあとから「こういうところがイヤだった」と言われることを避けたかったので、これまで「こういう人生を送ってきて、こんなマイナス面がある」と言う性格的なことや、前の結婚でうまくいかなかった理由なんかを全部話したんです。でも、それに対してあまり動揺してなかったのが意外でした。

Aさん私にとっては逆にすべてを隠さずに話してくれたことが安心材料になったんです。最初の方は、いつまで経っても何を考えているのか本心がわからない方で……。彼は「こういう結婚をしたい」とか自分の性格や過去の状況を話してくれて、明確だったんです。誰しもマイナスな面はあると思うんですけど、普通は話したがらないですよね。それを、初対面から話してくれたことは好印象でした。

ツヴァイのコンサルタントから、最初のデートの時間についてアドバイスされませんでしたか？

Aさんそういえば、「最初は30分ぐらいで」と言われてましたね（笑）。

Iさん僕も言われていましたが、結構話すのが好きなタイプなので、30分で終わったことはなかったですね（笑）。

告白は何回目のデートだったんですか？

Iさんすべてをさらけ出しても、彼女の反応が「そのぐらいのことなら気にしない」と寛容で嬉しかったのと、初めて会った気がしなかったことから、逃す手はないと思って、その日のうちに「付き合ってください」と申し込みました。

Aさん私も好印象だったので「喜んで」とお返事しました。

あまり細かいことを気にしないAさんと心配性なIさん

運命的な出会いだったんですね。２回目のデートはいつだったんですか？

Aさん２回目は結構経ってからですけど、結婚したら富山に住むことになるから、どんなところか知ってほしいということで富山まで行きました。

Iさん最初の結婚で家を建てていたので、とりあえず来て欲しかったんです。「家をみてイヤだったら別れてもいいから」と言って。あと飼っている犬が臆病な性格で、知らない人が来ると吠え続けてしまうことがあるんですけど、彼女には最初からなついて、それも結婚を考える上で大きかったですね。

Aさん実際家に行っても気持ちが揺らぐことはなく、どうせいつか家を買うなら今ある家でいいかと思って。前の方と比べると展開が早くていいなと思っていました。

Iさんさすがに前の妻と暮らした家なので「壁紙ぐらいは変えた方がいいでしょ？」って聞いても「いや、いい」って言われて。

Aさんなんで変える必要があるのか分からないぐらい気にしていませんでした（笑）。

なんでも前向きに捉えられる性格なんですね。印象的なデートはありますか？

Iさん僕は初回のデートですね。

Aさん私は恐竜博物館です。前から行ってみたくて私が提案したんですけど、到着したら彼は、すでに中に入って手には図録のようなものを持っていて……。「面白い人だな」と思いました。

Iさん例えば9時集合だとすると、ドキドキするので２時間前には着いていたいタイプなんですよ。その日は３時間前についてしまって……。

Aさん初回のデートも３時間前について「ゆっくりきていいよ」と言われたんですけど、まだ家も出ていないのに内心ゆっくりできないよ……と思いました（笑）。

デートをしながら自然なプロポーズ

プロポーズはどんなシチュエーションだったんですか？

Iさんその恐竜博物館のデートのときです。もともと「今日プロポーズしよう」と決めていたわけじゃないんですけど、デートの途中で「この人と結婚したいな」と思って、手を繋いで歩いているときに「結婚してください」とプロポーズしました。

Aさんその日はプロポーズされるかもという予感もなかったのでビックリしましたけど、嬉しかったので「はい」と返事しました。多分20代だったら、夜景のみえるレストランとか理想があったかもしれないですけど、年齢的に恥ずかしさもあって、むしろ自然な流れでプロポーズしてくれたのが嬉しかったです。

おふたりが結婚を強く意識したのはいつだったんですか？

Iさん僕は最初から意識していて、初めてのデートで「結婚したらこうなるかも」という話をしました。あとは「本当にいいの？」という彼女の気持ちの確認作業でした。

Aさん私はあるLINEをもらったときですね。彼は必ず毎日朝と夜にLINEをくれるんです。それで「今日もお仕事を頑張ってきます」と送ったら「頑張りすぎないでね」って返してくれたんです。それまで「いつも明るくてえらいね」「頑張ってね」と言われることはあっても、自分の親以外の人から心配の言葉をかけてもらったのが初めてだったのが嬉しくて。たわいのない言葉なんですけど、それで結婚しようと思いました。

なかなか職場では弱音を吐きづらいですもんね。

Aさんそうなんです。年齢的にも立場的にも私が職場では一番上で、あとは後輩しかいないので余計響きました。

最後にどんな家庭を作っていきたいですか？

Aさんいつまでも明るくて笑いの絶えない家族を築いていけたらなと思います。

Iさんお互い尊敬し合いながら、心から支え合っていきたいですね。最近ちょっと太ってしまったのでAさんを失望させないようにしたいと思います。

Aさん料理をすることも好きなので、いっぱい食べさせすぎてしまったかもしれません（笑）。

Iさん自宅に筋トレのマシーンがあるので、ダイエットできるように頑張ります！

（2022年3月12日取材）