30歳になって結婚願望が芽生えたと語るYさんとMさん。宮崎と大分を行ったり来たりして愛を育み、出会って3ヶ月でプロポーズへ。「この人だ!」と思ったきっかけや、バンジージャンプを飛んだ話、Yさんと付き合うようになってMさんが職場の方から言われたひとことなど、赤裸々に語っていただきました。

30歳になって芽生えた結婚願望

婚活を始めたきっかけと相談所を選んだ理由教えてください。

Yさん20代は結婚を意識していなかったんですけど、30歳になったら出会いの場がなくなり、周りも結婚する人が増えていく中、たまたま行きつけの美容師さんから「相談所で数年活動をして40歳を過ぎて結婚した」と聞いて、そういう方法もあるんだなと思ったんです。本気で結婚したい人と出会うには良さそうだなと思って入会しました。

Mさん私もそれまで結婚願望はなかったんですけど、30歳の誕生日に、これからの人生を考えたら、やっぱり結婚したいと思って婚活を始めました。マッチングアプリはインストールしたんですけど、情報の信憑性が怪しいし、話を聞きに行ったらツヴァイの方が丁寧にお話を聞いてくださったので相談所で活動をしようと思って入会しました。

結婚相談所で活動されて、大変だったことはありましたか?

Yさんなかなかお見合いが成立しないのは大変でした。県外の方にも申し込んでいたんですけど、職業が公務員なので、相手の方からすると、宮崎に引っ越してこないといけないと思われるんじゃないかとカウンセラーの方に相談したこともありました。でも「そこは正直に書いたほうがいい」と言われましたね。Mさんのプロフィールを見たら、趣味が同じだったのと、資格をたくさん持っていらっしゃったので、もしかしたら県外の人から申し込みがあってもあまり抵抗がないのではないかなと思って、申し込みました。

Mさん宮崎には旅行で行ったことがあって、車で3時間ぐらいかかるんですけど、いいところという印象があったのでお受けしました。

遅刻をしても穏やかに待っていてくれた

初めて会った印象はどうでしたか?

Mさん大分のホテルで待ち合わせをしたんですけど、私がお見合いに15分も遅刻してしまって…。さすがに怒られてもしょうがないなと覚悟して行ったんですけど、穏やかに待っていてくださって優しい方だなと思いました。

Yさん最初に県外なのでオンラインor対面、どちらにしますかという話になっていたんです。Mさんは「どちらでもいい」という回答で、私が対面をお願いしたので、もしかしたら無理をさせてしまったかもしれないと、逆に申し訳ないと思っていました。

Yさんの優しさが伝わってきますね。お話された印象はどうでしたか?

Mさん趣味が共通していたので、1時間過ぎても喋っていて、もう少し話したいなと思っていました。

Yさんこれまで会った人たちの中でも盛り上がる話題が多かったので、自分ももっとお話したいと思っていました。無事に交際が成立して2週間後に会う約束をしました。

初デートはどちらに行かれたんですか?

Yさん大分と宮崎のちょうど中間の場所に海鮮を食べに行きました。お見合いのときに好きな食べ物の話をしていたので、それを食べに行くことになりました。

Mさん覚えていてくれて嬉しかったです。

Yさん食事をしたあと、近くの神社まで歩いてみたり、お互いに色々提案し合いながら楽しく過ごせました。そのあと宮崎に来てもらったり、大分に行ったり、お互い行ったり来たりしてデートを重ねました。

バンジージャンプを一緒に飛んだ日に告白

印象的なデートを教えてください。

Mさん大分の遊園地に行ったらバンジージャンプをやっていて、自然と「飛んでみようか」という話になって、2人一緒に手を繋いで飛んだのが印象的です。相当怖かったんですけど、いい思い出になりました。

Yさんもともと2人とも絶叫系が好きなので思いきってやりました。しかも自分でボタンを押して飛ぶんです。

お2人とも乗り気っていうのがすごいですね! 告白はどういうシチュエーションだったんですか?

Yさんそのバンジージャンプを飛んだ日に、喫茶店に入って「2ヶ月間お付き合いしてみて、結婚を考えたいと思っています」と告白というか、真剣交際のお申し込みをしました。

Mさん私も真剣交際に進みたいと思っていたので、すごく嬉しかったです。

真剣交際に進みたいと思えた出来事やきっかけはあったんですか?

Mさん決定的な出来事はないんですけど、一緒にいると楽しくて自然体でいられるのがいいなと思いました。

Yさん同じく一緒にいて自然体でいられるし、会えないときにLINEでやりとりするのも楽しかったですし、いろんな話ができるという印象があって。結婚を考える上で大事なことだと思うので、この人と結婚したいなと思いました。

その時点で本気で考えられていたんですね。

Yさん真剣交際に入ったのが11月で順調に進んだら、プロポーズはクリスマスイブかなと思って、早々にMさんの予定を押さえたんです。事前に「婚約指輪は要らない」と言われたけど、言葉だけじゃ物足りないし、形に残るものをあげたいと思って、ダイヤのイヤリングを用意しました。それで実際、イブにプロポーズをしたんですけど、私がちょっとやらかしてしまいまして…。

Mさん(苦笑)。

プロポーズ後の大失態

何があったんですか?

Yさんランチを食べに行ったんですけど、支払いのときに最初「出すよ」と言ったらMさんが「私も出すよ」と言ってくれて、そのとき「いや、ここは」と自分が払えばよかったんですけど、お言葉に甘えて割り勘にしてしまって…。プロポーズ自体は受けてもらえたんですけど、彼女の中ではモヤモヤが残ってしまったみたいで。

それは……モヤモヤしちゃいますね。

Mさんもちろんプロポーズは嬉しかったんですけど、やっぱりモヤモヤしてしまって、カウンセラーさんに相談したら、Yさんの相談所にも伝えるけど「自分でも自分の気持ちを伝えたほうがいいですよ」とアドバイスをもらったんです。とても言いづらい話でしたけど直接伝えました。

Yさんそれで、もう一度仕切り直しをしようと思って、サプライズでホテルのディナーを予約して「ごめんね」とお詫びをしました。

Mさん私はプロポーズのやり直しを要求したわけではなかったんですけど、改めてディナーを予約してくれて嬉しかったです。

結婚後は宮崎で2人の生活を

結婚相談所で活動していることは、ご両親やご友人に伝えていましたか?

Mさん母親には話していて、父親には真剣交際に進んだ時に、初めて伝えました。県外に行くということで寂しさも覚えたみたいで、すごく驚いていました。友達にも伝えていて、結婚報告をしたら泣いて喜んでくれて嬉しかったです。

Yさん自分は長男で、親も気にしていたので、のちのち話がスムーズかなと思って入会するときに「相談所で結婚相手を探そうと思ってる」と両親に伝えました。最初は不安そうでしたけど「ちゃんと書類を提出した上で入会するし、間にカウンセラーさんが入ってやってくれるから、個人でやり取りするマッチングアプリより安心して活動できるシステムだと思う」と説明したら納得していました。友人にも伝えていて「頑張れ」と応援してくれました。

Mさんは県外へお引っ越しされることに抵抗はなかったんですか?

Mさん「全く抵抗がない」と言ったら嘘になりますけど、何かあっても車で帰れる距離なので、そこまで心配はしていないです。ただ、これから初めての共同生活が始まるので、そういう面での不安はちょっとあります。

YさんMさんにとっては土地勘がないし、友達や親戚もいない状態なので、馴染んでもらえるように、配慮しながら全力で支えていきたいと思っています。

心強いですね! お2人はお互いと出会って何か変わったことってありますか。

Yさん活動的になったと思います。土日は、たまにドライブに出たりするぐらいで、家にいることが多かったんですけど、付き合い始めて、2人で出かけるようになったので世界が広がりました。スケジュールが埋まっていくことが大変というよりも、楽しみでワクワクできたのもよかったです。

Yさんと付き合うようになって表情に変化が!

Mさん私はずっと同じ会社で10年ぐらい働いていて、仕事優先の人生だったんです。わりと激務のときもあって、とげとげしい性格だったんですけど、Yさんとお付き合いするようになって、職場の方から「表情が柔らかくなった」「丸くなった」と言われるようになりました。

Yさん会ったときからとげとげしいっていう印象はなかったですけどね。

Yさんには最初から柔らかい表情を見せられていたんですね。最後に、現在婚活をしている方々へアドバイスをお願いいします。

Yさん相談所の1番いいところって、専属でお話を聞いてくださるカウンセラーの方がいてくださって、踏み込んだ相談ができるっていうことだと思うんです。実際プロポーズ後のMさんのモヤモヤについても「こういうことを言われたんですけど、どうすればいいですかね」と相談することができました。些細なことでもアドバイスをもらえるので、普段からしっかり状況などを話して、どうしようと悩んだときには、素直に正直に話したほうがいいと思います。カウンセラーの方がいなければ、そこで関係性が終わっていたということもあると思うので、しっかり連携をとっておくのは大事かなと。あとアドバイスをもらったことで、自分が変わるきっかけになったりして、とても助かりました。

Mさん私も1人では抱えられないことをカウンセラーの方に打ち明けて、親身になって聞いてもらえたことで安心できたので、二人三脚で頑張っていただきたいなと思います。今の自分があるのは、カウンセラーさんのおかげだと思うので、しっかりタッグを組んでいれば、いつかはいい人と巡り会えると思います。

（2024年9月1日 宮崎県宮崎市 みやざき臨海公園で撮影）