成婚カップルの婚活体験談・エピソード
結婚の決め手は息子に接する“母親”の姿。11歳の年の差カップルがゴールインするまで
11歳の年齢差を超えてゴールインしたMさんカップル。ともに薬剤師という同じ職業の2人ですが、結婚に至った理由は居心地の良さと、子どもに接する“母親”としての姿だったといいます。
福岡と大分という遠距離恋愛でありながら、週に1度のデートを重ねて、愛をはぐくんだお二人に、婚活を始めた経緯や、結婚の決め手について、お話をお聞きしました。
お二人のプロフィール
-
Mさん
- 年齢
- 45歳
- 出身地
- 鳥取県鳥取市
- 職業
- 薬剤師
- 趣味
- 旅行、ドライブ、音楽、スノボ、その他色々
- 入会期間
- 8ヶ月
- 入会店舗
- IBJ加盟店
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Mさん
「子どもがいるから」で断られることが多かった
婚活を始めたきっかけを教えていただけますか?
Mさん会社の飲み会で、上司から「結婚は考えてるのか」と聞かれたことがきっかけですね。「結婚するつもりはあります」と言ったら、上司の知り合いに、IBJ加盟店の社長をしている人がいるからよかったら紹介するよと言われ、軽い気持ちで「お願いします」と伝えました。
40歳になるまでは考えていないことはなかったですけど、結婚願望がすごくあるわけでもなくて。知り合いから勧められて、マッチングアプリをしたこともあったのですが、ただ飲んで楽しいだけで、本気にはなれなかったですね。
Mさん私は婚歴があって、離婚した直後からすぐに再婚したいと思っていたのですが、現在4歳になる子どもがいることもあって敬遠されることが多かったので、結婚相談所への入会を考え始めました。
結婚相談所の知識があまりなくて、「大手のほうがいいのかな」と思って調べて出てきたのがツヴァイさんで。それまでツヴァイさんのことは知らなかったのですが、無料カウンセリングに行ったときに、担当の方の印象がすごく良かったので入会を決めました。
実際に入会されてみて、いかがでしたか。
Mさん自分の場合はありがたいことに、カウンセラーさんも驚かれるくらい、たくさんのお申し込みをいただいたので、どんどん会っていこうと思っていました。いい出会いもたくさんあったんですけれども、そのときはお相手のことをなかなか好きになれないことに悩んでいました。
心が折れそうになったことはなかったのですが、平日の夜もお見合いやデートをしていたので、忙しすぎて疲れていたかもしれません。
Mさん私はそんなにお申し込みもしてもらえませんでしたし、子どもがいるからという理由で断られることが多かったので、行き詰まってはいました。お見合いやデートのたびに、親に子どもを預けるのも気が引けて、そろそろやめようかなとは思っていた頃に出会ったのが、Mさんだったんです。
11歳の年齢差を超えて、居心地の良さに惹かれた
お二人はどのようにして出会われたのでしょうか。
Mさん私から申し込みました。写真に写っているお顔が優しそうなのが印象的で。彼が薬剤師だったのはたまたまで、当時はむしろ、家でも職場でも仕事の話になるんじゃないかと敬遠していたくらいでしたけど、お付き合いが始まってみたら気にならなかったですね。
将来のことを考えると、年齢ができるだけ近いほうがいいのかなと思っていたので、年齢差はちょっと気になりました。でも最初に9歳差までで探していて、良い出会いに恵まれなかったので、上限をだんだんと上げていったかたちです。
Mさんお申込みをいただいたときは、真面目そうな方だなと思いました。その当時はデートしている人の数が多くて、カウンセラーさんのほうで申し込みがきた中からある程度選んでくださっていたみたいなので、まずは会ってみようと思いました。
私が結婚したい理由の一つが、子どもを持ちたいということだったんですよね。だから、年齢が若い方のほうがいいなと思っていましたし、お子さんがいることについても懐いてくれるなら問題ないと思っていました。
最初のお見合いはどちらで会われましたか?
MさんMさんのお住まいと離れていたこともあって、初回はZoomで40分間だけ、趣味などの他愛もない話をしました。実際に会ったのは博多駅で、一緒にお食事をしましたね。Zoomでお話したときから、すごく穏やかで優しい方だなとは思っていたんですけれども、実際に会ってみると、写真で見るよりずっときれいな人だなと。
Mさん私は家庭的で、安心できる方だなと思いました。いきなり子どもの話をしても悪いかなと思って、このときも他愛もない話や、お互いの子どものときの話をしていましたね。
初デートはどちらに行かれたのでしょうか?
MさんMさんが次は大分に行きますと言って、迎えに来てくれて、一緒にドライブをして、ご飯を食べました。
距離があるのに、週に1度は会いたかった
真剣交際に進んだ経緯について、教えていただけますか。
Mさん私から告白をしました。私は初めて会ったときから好きになりかけていて、会うたびに好きがどんどん増していって、3回目ぐらいのときはもう「この人と結婚したい」って思っていたので。太田の湯布院からの帰り道に、車の中で好きな気持ちを伝えました。
Mさん私のほうも会っているときに、自然体でいられて居心地の良さを感じていたので。住んでいる場所の距離はあるんですけど、ずっと週1でずっと会い続けていて、それでもまた会いたいと思えるなんて初めてのことでした。それで、だんだん好きになっていったんじゃないかな。
踏み込んだことをお聞きするのですが、初めて手をつないだときのことを教えていただけますか。
Mさん私が告白する前に、Mさんが「手をつないでいい?」って聞いてくれました。
ちなみに、お二人はお互いのことをなんと呼んでいますか?
Mさん自分はMちゃんって言ってます。
Mさん私はMくんですね。会って2回目くらいのときに、Mちゃんって呼んでくれたのがうれしくて、私も「何て呼んだらうれしいかな」って聞いて、呼び方はけっこう早い段階で変わった気がします。
思い出に残っているデートはありますか?
Mさん2回目のデートで、多すぎて食べきれなかった天丼をMさんが食べてくれたことはうれしくて記憶に残っています。それから、福岡でデートをしたときの帰り道、Mさんの車で最寄り駅まで送ってくれるたびに、帰り際に手を触ってくれるのがうれしかったです。
Mさん僕はやっぱりプロポーズをした日のデートかな。
子に接する「お母さん」の姿を見て、結婚の意思が固まった
プロポーズの日のことを教えていただけますか。
Mさん福岡タワーに行って、その後に近くの海岸でプロポーズをしました。家でプロポーズするのもいいなと思ったんですが、記念日のたびに訪れられる場所のほうがいいなと思っていたので、福岡タワーと海岸で。帰る間際にイミテーションリングを渡して、「ずっと一緒にいよう」と言いました。
Mさんサプライズだったのでびっくりしましたし、うれしすぎてなんて返事をしたか覚えていないです(笑)。ありがとうって言ったのかな。
結婚を意識し始めたきっかけはありましたか。
Mさん真剣交際に入ってから、Mちゃんのお子さんに会ったときですね。母親として子どもを叱ったり、やさしくしたりしている姿を見て、「この人と結婚するんだろうな」と感じたというか。お子さんも懐いてくれたこともあって、気持ちが固まりました。
Mさん子どもがうるさすぎて引かれたらどうしようって思ってたんですけど、受け入れてもらえましたし、息子のほうも人見知りをせずに懐いてくれたので、一安心でした。
お互いの両親にご挨拶はされましたか?
Mさん私は子どもを両親に預けないといけなかったので、「結婚相談所に入ったから」という報告はしました。ただ、交際の進捗をしっかり伝えるようになったのは、Mさんとのお付き合いが始まってからですね。結婚が決まったときはもちろん喜んでくれましたが、私たちが家から離れる寂しさが少しあったみたいです。
Mさん自分の場合は実家を離れていたので、結婚するときに「結婚するから」という報告だけしました。もう結婚しないものだと思われていたみたいで、驚いているのと同時に、喜んでましたね。
「子持ちでも諦めず、積極的に取り組んで」
同棲や婚姻届の提出はこれからなんですよね。
Mさん同棲のスタートも婚姻届の提出も1月にしようと思っています。私が今の職場を退職する関係で、退職間際に苗字を変えると職場に迷惑がかかってしまうので、会社を辞めてから入籍しようかなと。
お2人は今後、どんな家庭を築いていきたいですか。
MさんやっぱりMさんと一緒にいると穏やかな時間が流れるので、この幸せな時間をずっと過ごせるようになっていけたらなって思ってます。
Mさん私も同じで、楽しさも安心感もどっちもあるような家庭にしたいです。
お互いの好きなところを教えてください。
Mさん安心感の中に楽しさもあり、尊敬するところもあり……っていう感じですね。
Mさん穏やかで楽しそうなところがすごく好きですね。
婚活を経て良かったことや変わったことがあれば、教えていただけますか。
Mさんいろんな人に出会えて、いろいろな考えを知れたことですかね。こんなにたくさんの人に会っていたからこそ、Mさんを好きになれたときに納得感がありました。
Mさん良かったことは、同じくいろんな人と話して、合わないなっていうのをたくさん見てきた中で、Mさんに会えたので、前の結婚のときもそうなんですけど、合わなかった分、合う人に会えてよかったなと。
ありがとうございます。最後に、これから婚活を始める方にアドバイスをお願いします。
Mさん私は子持ちだったこともあって、諦めかけたときもあったんですけど、Mさんみたいな素敵な方に会えるので、諦めないでと伝えたいです。あとはもう気持ちをどんどん伝えたり、自分から相手の近くへ会いに行ったり、また会いたいと伝えたり、他の人と差がつけられることをして、印象を良くすると良いと思います。
Mさん自分は婚活を始めるときから、お相手に会うことをとにかく意識していました。あとは一喜一憂しないこと。ダメでも「次があるんだから」と考えて、OKをもらっても油断せずにどんどん行動するのが大事かなって。合う人合わない人いると思いますけど、その場を楽しむつもりで頑張ってもらいたいなと思います。
お二人の年表
2023年 | 5月 | 初対面 |
6月 | 初デート | |
7月 | 告白 | |
9月 | プロポーズ | |
2024年 | 1月 | 婚姻届提出 |
8ヶ月
1年
(2023年11月25日取材 大分県大分市 大分県立美術館OPAM周辺で撮影)