成婚カップルの婚活体験談・エピソード
東京から富山へのラブコール⁉ 離れて暮らす技術職のアラフォーの2人が出会って結婚した理由
ともに技術職でアラフォーのKさんとNさん。お二人は東京と富山という遠距離での交際を経て、出会ってから3ヶ月でゴールインしました。
しかし、どうして都内在住のNさんがKさんにお申し込みをしたのか。お二人に、婚活を始めた経緯や、結婚の決め手について、お話をお聞きしました。。
お二人のプロフィール
-
Kさん
-
Nさん
- 年齢
- 40歳
- 出身地
- 埼玉県狭山市
- 職業
- 会社員(建築設計)
- 趣味
- 写真、茶道
- 入会期間
- 4ヶ月
- 入会店舗
- IBJ加盟店
一人暮らしで自信をつけ、一念発起して婚活スタート
婚活を始めたきっかけを教えていただけますか?
Kさん元々結婚願望があったんですけど、ずっと実家暮らしだったこともあって、自分が自活できるか自信がなく、なかなか婚活に踏み切れなかったんです。そんな中で、仕事で1ヶ月ほど海外出張に行って一人で暮らせる自信がついて。同時期に知り合いの方にツヴァイを紹介してもらったことも追い風になって、入会することにしました。
正直に言うと、最初は抵抗がありました。固そうな印象で、自由に恋愛できないイメージがあったので、できることなら日常生活の中で出会った人と結婚できたらとは思っていたんですけど。でも、当時はコロナ禍真っ只中で、新たな出会いはほとんどなかったですからね。勇気を出して入会したかたちです。
Nさん私も20代後半から結婚願望があったんですけれども、仕事を優先しているうちに30代後半に差し掛かってしまって……今回婚活させていただいた結婚相談所で、仲が良い友人が3年前ぐらいに結婚していまして、私もできるんじゃないかなと勇気をもらうかたちで入会しました。友人から話を聞いていたので、結婚相談所への抵抗はとくになかったですね。
実際に入会されてみて、いかがでしたか。
Nさん私は最初から活動期限を約半年と決めていて、それに向けて自分を追い込みながら進めていたところがあったので、わりと楽しんで取り組めたかなという感想です。Kさんと真剣交際に入るまでの3ヶ月で16~17人の方に会いました。すごく忙しくなった時期はありましたけど、体調が悪くなるとか、精神的にきつくなるといったことは全然なかったですね。
Kさん個人的には「つらかったな」「大変だったな」という実感が強かったですね。お相手の方と波長が合わないこと以上に、いろいろな方とアポイントを取らなければいけないプレッシャーがあって。メッセージをやりとりしている間の一喜一憂に感情が揺さぶられて生活に支障が出ることもありました。
そうやって2~3ヶ月活動して、休んで……を繰り返して1年くらい経った頃にお申し込みをくれたのがNさんでした。そのときも休会するか悩んでいた時期で「これでダメなら退会すればいいし、せっかくなら会ってみようか」と思ったのを覚えています。
「肌感が合う北陸の人と出会いたかった」
お申込みはNさんからでしたよね。東京と富山では離れていると思うのですが、どうしてKさんにお申し込みをされたのでしょう?
Nさん私が仕事で北陸エリアに行ってた関係で、北陸の方々と馬が合うなと感じていたので、結婚後の地方移住も視野に入れつつ、お相手を探していました。あとは私の職業が技術職なので、同じ技術職の方がいいなとも思っていて。Kさんのプロフィールを見ていたら、すごく真面目そうな印象で、お会いできたらいいなと思いました。
KさんNさんが今お話された、北陸エリアの方と肌感が合うということはお申込みいただいた時点ではわからなかったので、「どうして都内に住んでる人が自分に申し込んできたんだろう」と、ただただ不思議に思っていたと思います。ただ、プロフィールにはものすごく誠実な印象を受けました。
最初はwebでのお見合いもできますよと言っていただいていたのですが、私としては「これがダメなら諦めよう」と真剣に考えていたので、富山と東京で離れてはいましたが、何とかして対面で会わないとダメだなと最初から思っていました。直近でちょうど千葉に行く用事があったので、その日に会ってもらうことになった感じですね。
お見合いの日のことを教えていただけますか。
Nさん海浜幕張駅近くのホテルの中にあるカフェでお話をしました。プロフィール通りの真面目な人だなという印象で、初めて会ったときから自分がどういう人間かについて、ものすごくオープンに話してくださったので、信頼できる方だなと思いましたね。共通点を見出しながら、1時間弱の間にいろいろなお話をした記憶がありますね。
Kさん私は人の話を聞くのが上手な人だなと思いました。自分は自分の話ばかりしてしまうような人間なんですけど、最後まで話を真剣に聞いてくれている感じが伝わってきて、波長が合うかもしれないと思いました。会話の中で真剣に活動されているのがわかりましたし、「また会いたいな」と思ったことを覚えています。
お見合いの間に「またどこかで会いませんか」みたいな話をしたら、1~2週間に1度の頻度で北陸に出張に来ていると聞いて。IBJの規約上、その場で次のお約束をすることはなかったんですけど、定期的に会えそうだなと感じて、うれしかったですね。
初デートはどちらに行かれたのでしょうか?
Nさんお見合いから約1週間後の金曜日の夜に富山駅で待ち合わせて、駅の中にあるお食事処で、お酒を飲みながらご飯を食べました。
Kさんそのときは、仕事や家族の話をしましたね。それ以降も、出張がまめにあったので、定期的に富山で会っていました。
「お互いのことを知り尽くしてからじゃないと……」を後押ししてくれた担当者のアドバイス
真剣交際に進んだ経緯について、教えていただけますか。
Nさん定期的にお会いできていたので、3~4回目ぐらいで「この人だ」と心に決めていた気がします。お互いに理系なこともあって会話がかみ合いやすいですし、Kさんがご家族や育った環境についての話もしてくれたので、人となりをイメージしやすかったことも大きかった気がします。
Kさん私もNさんに関しては、お会いする中で不安に思うところはほとんどなかったですね。ただ、私は相手について知り尽くしてからじゃないと、真剣交際に踏み切ってはいけないんじゃないかと思っていたので、真剣交際に進もうと決めたのは、Nさんよりも遅かった気がします。
ただ、自分のビジョンと、Nさんが思い描いていた人生設計との間にはズレがあるんだと理解して。ツヴァイの方からも「とりあえず交際して、その先のことは慌てずに進めてもいいんですよ」と助言されたこともあって、周りの人たちの言葉で想いが少しずつ変わっていきました。
ただ、正直なところ、告白がいつどこで何をしていたときだったかっていうのは正直あんまり今覚えていないんです。お互いに認識がすり合わせられていたからこそ、自然な会話の流れでそうなった気がします。
初めて手をつないだときのことを教えていただけますか。
Kさん 照れくさいだけなんですけど、普段はそんなに手をつなぐことがなくて。お酒を飲んだ帰りに手をつないだことはあったかもしれないですけど……覚えとる?
Nさん私もあまり覚えていないけど、そういえば「手をもっとつなぎたいな」などと強く思ったことはなかったかな。
お二人はお互いのことをなんと呼んでいますか?
Nさん下の名前でKちゃんと呼んでいます。
Kさん私は下の名前をもとにしたあだ名で呼んでいますね。
知り合ってしばらくはお互いに敬語で喋っていたのですが、距離がなかなか縮まらない気がしたので、「敬語をやめてみませんか」という話を自分のほうからしたかもしれないです。敬語をやめた後ぐらいに、お互いの呼び名を決め合った気がしますね。
思い出に残っているデートはありますか?
Nさん私は2回目のデートで、富山の名所に車で連れてってもらって。景色が本当に綺麗で、美味しいものも食べられて、すごく楽しかった印象がありますね。
Kさん私は真剣交際に入る前後に、長野で待ち合わせて観光したり、食事をしたりしたデートは楽しかったですね。普段は2~3時間しか一緒にいられないので、半日かけてデートしたことが記憶に強く残っています。
「家族に受け入れてもらえて、結婚への意識が加速した」
プロポーズの日のことを教えていただけますか。
Kさんお恥ずかしい話なのですが、プロポーズについてどこで何を言えばいいのかが皆目見当がつかなかったもので。うちの両親との顔合わせ当日に、家の近くの公園のようなところに座れそうな場所を見つけて、「結婚してください」と私から伝えました。
Nさん私はもちろん「お願いします」と伝えました。Kさんらしいなというか、いい意味で思い出に残るプロポーズでしたね。
Kさんその埋め合わせというわけではないんですけど、クリスマスの日にディナーを予約して、デザートが出てきたタイミングで、こっそり用意しておいた花束を渡すというサプライズをしました。ただ、私たちが行った時間帯はお客様がまだ多く残っていらっしゃったので、恥ずかしさが勝ってしまって、言葉でははっきりとしたことを言えていなかったんじゃないかな。
結婚を意識し始めたきっかけはありましたか。
Nさん会って3~4回目くらいに、平日の夜遅くまで話をしたことがあって。知り合って日が浅いのに、これだけ長い時間にわたって話ができる人は、友達でも少ないだろうなと。人生をともにするうえで、相談やアドバイスをお互いにし合えるだろうなという手ごたえを感じたことが大きかった気がします。
Kさん「Nさんとだったら結婚できそう」というイメージは早い段階からあったのですが、本人同士がいいと思えても、家族をはじめとした周りの人が応援してくれないのは嫌だなと思っていました。なので、結婚を本当に意識できたのは、両親への顔合わせをして、お互いに良い印象を持てたときでしたね。
いろいろな人に会って、自分にぴったり合う人を見つけることが大切
婚姻届を提出されて、現在は一緒に住んでいるんですか?
Nさんそうですね。会社の近くの目黒区のほうに住んでいたんですけれども、年末に家を引き払って、富山市に移住してきました。お仕事で地元の方々とたくさんお話していたので、抵抗はあまりなかったですね。同じ会社に引き続き勤めながらテレワークをしていまして、石川県の現場に行くのが楽になりました。
お2人は今後、どんな家庭を築いていきたいですか。
Nさんリラックスできて、明るくて楽しい家庭になったらいいなっていう感じですね。
Kさんそうですね。家が家族にとって帰りたくなる場所になればいいなというか、そういう家庭を築いていけたらいいなと思っています。
お互いの好きなところを教えてください。
Nさん何事にも全力なところですかね。仕事にも、家族にも、常にまっすぐ全力で向き合ってくれるところかな。
Kさんありがとうございます。私はNさんの興味のあるものに対して、とことん突き詰める性格が尊敬できるなと思います。それから、「これまでまっとうな人生を歩んできたんだろうな」ということが垣間見えるエピソードを聞かせてもらうことが多くて、そういうところも素敵だなと。
婚活を経て良かったことや変わったことがあれば、教えていただけますか。
Nさん婚活がすごく人生勉強になったなと思っています。大人数の方と同時に、会ったり食事したりするっていう機会って、日常生活の中でほとんどないと思うんですけど、いろんな分野の方々とお会いしてお話できたので、それがすごく新鮮で勉強になったところですかね。
Kさん婚活を始める前よりも人間として自立したと思います。婚活を始めるときに「自分一人のことぐらいは自分でやり切れるようにならないといけない」と考えて一人暮らしを始めたんですけど、その次は「他の人がやってることを当たり前にできるようにならないといけない」と思い始めて……と、自分に課す宿題のレベルを少しずつ上げていった気がします。
それから、活動する中で落ち込むことも多かったので、精神的なコントロールがだいぶ効くようになった気がします。
ありがとうございます。最後に、これから婚活を始める方にアドバイスをお願いします。
Nさんなるべく多くの人に会った方がいいと思いますね。もちろん初対面の方はプロフィールの情報でしか判断できないんですけど、会うことにハードルを感じずに、フィーリングが合う人を見つけていただきたいなと。
Kさん婚活を始めた当初は、お相手に対して気になることがあったら、そのギャップを埋めていこうと考えていたのですが、Nさんと出会ったときに「こんなにぴったり合う人がいるんだ!」と感激したというか。
なので、お相手の良いところを見つけようと意識するのも大切ですが、自分の場合は、自分に合う人を探すほうが近道だった気がします。そのためにも、Nさんが言っていたように、たくさんの人に会って、見聞を広めることはすごく大切なんじゃないかなと思いますね。
お二人の年表
2023年 | 6月 | 初対面 |
初デート | ||
8月 | 告白 | |
11月 | 両家顔合わせ | |
プロポーズ | ||
12月 | 婚姻届提出 |
1年4ヶ月
4ヶ月
(2024年1月21日取材 富山県富山市 SCOP TOYAMAで撮影)