成婚カップルの婚活体験談・エピソード
「手をつないだら怒られて……」気持ちを素直に伝え合ったふたりが、4ヶ月で成婚退会するまで

家族や身近な友人の結婚・出産を機に、婚活を始めたYさんとNさん。初回のお見合いから好印象だったというおふたりですが、その距離を縮めたのは2回目のデートで深い話を打ち明けたからなのだとか。
その後も自分の気持ちを伝え合い、知り合って4カ月でプロポーズすることに。
そんなおふたりに、成婚退会に至るまでの経緯についてお話を聞きました。
お二人のプロフィール
-
Yさん
-
Nさん
- 年齢
- 33歳
- 出身地
- 東京都世田谷区
- 職業
- 医療従事者
- 趣味
- 自然がある場所への旅行
- 入会期間
- 11ヶ月
- 入会店舗
- IBJ加盟店
仲良しの独身仲間の「卒業」で、婚活を決意
婚活を始めたきっかけを教えてください。
Yさん30歳を過ぎてから周りの友だちが結婚しはじめて、趣味のフットサルの場に奥さんや子どもを連れてきたのを見て「うらやましいな」と思うようになったのがきっかけですね。最初はマッチングアプリを使った婚活をしていて、お付き合いした方もいたのですが、自分と同じように結婚願望を持った方には出会えず、結婚相談所への入会を決めました。
結婚相談所の中でも、ツヴァイに入会しようと思ったのは、数年前にツヴァイに入会して結婚した地元の友人がいたからですね。
Nさん私は30歳を過ぎてから、親からの「結婚したら?」という圧が強くなってきたことがきっかけで、結婚相談所への入会を考えはじめました。姉や友人が結婚相談所を利用してトントン拍子で結婚していたこともあって、相談所への抵抗感は少なかったんですね。その友人はとくに親しかったので、独身仲間を失ってしまった寂しさから「私も」という気持ちが強くなりました。
結婚相談所で実際に活動されてみて、いかがでしたか?
Yさん結婚するのが難しい方が登録されているのかなという偏見が正直なところあったのですが、お綺麗な方やしっかりした方もいれば、コミュニケーションが苦手な方もいる。その点ではマッチングアプリと変わらないなという印象でした。
ただ、結婚願望に関して言えば、結婚相談所の会員さんのほうが間違いなく高くて、結婚したい人に適した環境だなと感じました。
Nさん私はコロナ禍まっただ中に入会して、病院勤務だったこともあってコロナ対策はより厳しく、オンラインでのお見合いをメインに活動していました。ただ、オンラインだと次のステップに進むような話がしにくく、最初はかなりしんどかったですね。
休会しようかなと思った時期もあったんですけど、休会してしまうとなんの手立てもなく、時間だけが過ぎていってしまう。休会を踏みとどまって頑張って活動していました。
第一印象は「日焼けしてますね」
お申し込みをされたのは、どちらからだったのでしょうか?
Nさん私からです。Yさんのお写真がすごく爽やかで、いいなと思ってすぐに申し込みました。
Yさん僕もうれしかったんですけど、実は先にマッチしていた人と会う約束があったのと、彼女がシフト勤務だというのがちょっと気になって……それこそ、以前お付き合いしていた女性が病院に勤務する看護師の方で、予定がなかなか合わずに月1~2回しか会えなくてお別れしてしまったこともあって、1週間はお返事せずに様子を見ていました。
その後、彼女が休みを取っていた平日夜に、東京駅のカフェで待ち合わせることになりました。
お互いの第一印象を教えてください。
Nさん彼は前日まで伊豆大島の海で遊んでいたらしくて、プロフィール写真よりも肌がずっと黒かったんです。それで「日焼けしてますね」と言った気がします。
Yさん写真館で撮ってもらった写真が綺麗すぎたのかもしれません(笑)。自分は彼女の反応やリアクションが自然で、すごく接しやすいなと思いましたね。これまでに会った方の中には、ノーリアクションだったり、表情がわかりにくかったりする方もいて「大丈夫かな?」と不安になってしまうこともあったのですが、彼女との会話は純粋に楽しかったです。
伊豆大島に行った話や、彼女がこれまで見てきた自然のある旅先の話、あとはお互いにこれまでどんな恋愛をしてきたかといった話をして、会った翌日には次のステップに進みたいとカウンセラーさんに伝えました。
「手をつないだら、ちょっと怒られちゃったんです」
初めてのデートのことを教えてください。
Nさん日本橋のカフェでお話して、その後に居酒屋でお酒を少し飲みました。ご家族について何気なく聞いてみたら、わりとデリケートな話までお話してくださって誠実だなと感じました。
Yさんけっこう重めな話をしたんですよ。「まだ2回目なのに、こんな話をしてしまっていいのかな」と迷ったのですが、私としてはNさんと真剣にお付き合いしたい気持ちがあったので、早めに伝えました。
Nさん正直に言うと戸惑いもあったんですけど。でも、また会いたいという気持ちが強かったですし、カウンセラーさんにも今の気持ちを大事にしたほうがいいと背中を押してもらって、彼との関係に前向きな気持ちになれました。
初回のデート以降も、定期的に会われていたのでしょうか?
Yさん週に1度は会っていましたね。2回目のデートは、彼女の誕生日が近かったので、お酒が飲めるお店に行った後にケーキを買ってきてお祝いをしました。ただ、彼女は毎回やさしく接してくれるものの、本心ではどう思っているんだろうと気になってしまって。前回のデートで重めな話もしてしまいましたし、感触を確かめるために、手をつないでみたんです。そしたら「まだ付き合ってないですよね」とちょっと怒られてしまって(笑)。
Nさんうれしかったんですけど、私は順番を大切にしたかったので。カウンセラーさん同士がコミュニケーションを取ってくれて、好印象を持ってくれていることは聞いていたんですけど、まだ仮交際中ですし、ほかにも並行してお付き合いされている方がいるかもしれないじゃないですか。だから、「どういうつもりで手をつないだんですか」と聞きました。
Yさんでも、その反応を見て「手順を踏めばOKしてくれるんだ」ということがわかって安心して。翌週に改めて告白して、手をつなぎました。
真剣交際が始まってからは、ふたりの距離は縮まりましたか?
Yさん先々の話をする機会は増えましたね。「プロポーズはどうする?」とか、引っ越しや、親の顔合わせ、結納の話なんかも、具体的にするようになりましたね。
プロポーズは、カウンセラーのアドバイスを参考に
プロポーズの日のことを教えていただけますか?
Yさん彼女は自然のある場所に行くのが好きなので、小石川後楽園に行って、その後に東京ドームホテルのレストランでビュッフェを食べに行く約束をしていました。
どうやってプロポーズするかは迷っていたのですが、カウンセラーさんから、Mさんは婚約指輪をパカッと開けて「結婚してください」というようなプロポーズが好きなんじゃないかと言われていたので、指輪と手紙を用意して、デザートプレートに「Will you marry me?」と書いてもらって……と、私なりにしっかり準備しましたね。
Nさんはカウンセラーさんに、プロポーズの希望を伝えていたんですか?
Nさん伝えてなかったと思います。ただ、いざプロポーズしてもらったときにすごくうれしかったので、普段の私の様子を見ていたカウンセラーさんが、私の好みを汲んで彼に伝えてくれたのかなと思いました。
Yさん信頼関係はできていたものの、レストランの方との連携プレーが必要なプロポーズだったので、綺麗にできるかどうかは不安でしたね。でも、結果的に成功して、喜んでもらえてうれしかったです。
自分の想いを伝え合い続けられる家庭に
お二人はもう一緒に住まわれているんですか?
Yさん今日これからちょうど家の内見に行くところです。今日内見していい感じだったら、そこに引っ越す予定で。入籍の時期にこだわりはないのですが、役場での手続きを一度に済ませたほうが楽なので、引っ越しが終わってから入籍したいなと考えています。
結婚生活が楽しみですね。結婚相談所に入ってよかったことはありますか?
Yさん先ほども申し上げましたが、結婚する気持ちがあるという前提を共有した方とだけ出会えるのはいいですよね。目的が同じなので、話が進むのが早いと思いますし、結婚した後の話もしっかり相談してから結婚できるのがよかったなと思います。
Nさん日常生活での出会いから発展していく恋愛だと、知り合ってすぐに結婚ということにはなかなかならないですよね。私のように結婚を急ぐ30代女性にとってはすごく安心だなと思います。それから、第三者から見たお相手の印象について聞かせてもらえることも、個人的には心強かったです。
ありがとうございます。最後に、どんな家庭を築いていきたいですか?
Nさん結婚生活ではお互いに思っていることをしっかり伝えていかなければいけませんよね。今はそれが自然にできているので、これからもお互いに歩み寄りながら生活していければいいなと思っています。
Yさん帰ってくる場所というか「ここにいたら落ち着くな」と思えるような居心地の良い場所にしたいなと思っています。
お二人の年表
2022年 | 9月 | 初対面 |
初デート | ||
10月 | 告白 | |
11月 | プロポーズ | |
2023年 | 2月 | 両家顔合わせ |
3月 | 婚姻届提出予定 |
4ヶ月
11ヶ月
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(2023年2月23日取材 千葉県浦安市高洲海浜公園で撮影)