「結婚の話の切り出し方がわからない…」
「付き合っている相手が結婚後にどんな暮らしがしたいかわからない」
そんなふうに悩んだことがある方は少なくないのではないでしょうか。
結婚を視野に入れている場合、お付き合いの段階から、結婚後の生活、結婚観について聞いておきたいと思ったり、
なるべく不安のない状態でステップを進んでいきたいと思いますよね。
結婚後の話題をどう自然に切り出していったらよいのか、そもそも結婚観とはどういった意味で、どんなところから価値観の違いが生まれやすいのか…。
本記事ではツヴァイ編集部Oが、カウンセラーに聞いた、結婚の話の切り出し方をもとに、よりよいコミュニケーションにするための方法を掘り下げていきます。
この記事を読んでわかること
・そもそも結婚観とは何?
・交際中に確認したい結婚観
・プロの婚活カウンセラーに聞いた結婚の話の切り出し方
結婚前に話し合っておきたいことを理解し、理想の結婚生活を叶えるための準備をしていきましょう。
結婚観とは、結婚に対する考え方、価値観のことを指します。
結婚生活には、みなさんそれぞれ、理想を持っているでしょう。
たとえば、「週末は旅行に行きたい」「家事は分担したい」といった理想や希望です。
しかし、そういった理想ばかりでは結婚生活は難しいもの。
実際の結婚生活では、「家計管理の方法」や「子どもを持つかどうか」など、もっと具体的なことも共有し、考えていく必要があります。
結婚観とは、「理想」がある上で、「現実的にどうしていくか」も含めて考えていくものなのです。
一般的に、男性と女性では、結婚観に少し違いが見られることが多いです。
この違いは、社会的な役割や家庭環境が影響していると考えられます。
たとえば、男性は「家族を支えるために、安定した収入を確保しなきゃ」と強く感じることがあり、女性は「出産や育児」の部分が気になったりします。
編集部Oも、「女性は子育てをするもの」という昔からの価値観を当たり前のように受け入れて来たように感じます。
しかし夫からは、育児や家事も夫婦で協力しないと大変だという話をしてもらい、必要な時は頼りながら、なんとか生活をこなしてきました。
どの意見が正しいということではなく、パートナーとの結婚観の違いを理解し、
尊重したり、歩み寄ったりすることが、良い関係を築くための第一歩になるでしょう。
結婚観の共有は、お互いの人生に真剣に向き合う、大事なプロセスなのです。
交際中に、お互いの結婚観をすり合わせておくことは、結婚後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、とても大切。
ここでは、特に確認しておきたい7つのポイントをご紹介しますね。
住まいは、「生活の土台」になる大切な場所。
そのため、結婚前から「どんな場所で、どんな暮らしがしたいか」について話し合うことはとても大切です。
結婚後はライフスタイルの変化や家族計画によって、必要な住まいの形も変わっていきます。
単なる物件選びではなく、「これからの人生をどう歩むか」について共有していきましょう。
住居について話したいポイント
・どこに住みたいか
・実家からの距離は気にするか
・通勤時間の許容範囲
・賃貸か持ち家か
子どものことは、ちょっとデリケートな話題かもしれません。
しかし、人生設計に深く関わることなので、避けては通れませんよね。
もし意見が違っても、その理由を丁寧に聞いて、お互いの価値観を理解しようとすることが大切です。
子どもを持つと、お金もかかり、仕事や働き方にも影響しますから、夫婦で協力し合う心構えが必要になります。
子どもについて話したいポイント
・子どもがほしいか
・何人くらいほしいか
・いつごろから考えたいか
・子どもと資金、仕事とのバランスについてなど
家事の分担は、結婚生活の満足度を大きく左右する要素の一つ。
「家事は女性がするもの」「やってもらうのが当たり前」といった考え方だと、どちらかに不満が溜まって、関係がギクシャクすることもあります。
家事をどちらか一人に任せるのではなく、「二人で力を合わせるもの」と捉えることが、円満な生活を送る秘訣なんです。
家事分担で話したいポイント
・お互いの得意な家事、苦手な家事は?
・料理や掃除、ゴミ出しなどの細かい分担は?
編集部Oの家庭では基本的に家事や育児は私が行いますが、私が風邪で寝込んでしまったときなどは、夫が料理をしたり、その他の家事もお願いすることがあります。
どちらか一方しかできない、では困るシーンもあるため、うまく話し合って日ごろから分担できると良いですね。
お金の話は、結婚生活の現実そのもの。
まずは、お互いの収入や貯金がどのくらいあるか、ざっくりと共有して、結婚後の家計をどう管理していくか話し合ってみましょう。
お金に対する考え方は人それぞれですから、お互いの意見を尊重し、納得できるルールを決めましょう。
家計の管理で話したいポイント
・お互いの収入や貯金がどれくらいあるか
・共通のお財布を持つか
・生活費はどう分担するか
・お小遣い制にするか
・趣味や娯楽へのお金の使い方
・ローンや借金はないか
休日の過ごし方も、結婚生活を楽しく過ごせるかどうかを決める大きな要素。
もし合わないと、一緒にいても「つまらないな…」「気を使っちゃうな…」と感じてしまうかもしれません。
「家でゆっくりしたい」派か、「外に出てアクティブに過ごしたい」派か、まずは理想の休日の過ごし方を共有してみましょう。
もちろん、いつも一緒にいる必要はありませんが、二人で楽しめる共通の趣味や過ごし方を見つけておくと、夫婦の時間がもっと充実するはず。
お互いが一人の時間を大切にすることも、良い関係を保つために欠かせませんね。
休日の過ごし方で話したいポイント
・夫婦で過ごしたいか、それぞれ自由に過ごしたいか
・家でゆっくり過ごしたいか、外でアクティブに過ごしたいか
・共通の趣味や習い事をしたいか
日々の健康や食事に対する考え方も、意外と見落としがちですが、大切な結婚観の一つ。
もし食の好みが大きく違うと、毎日の献立を考えるのが大変だったり、外食先で意見が合わなかったりするかもしれません。
「自炊が中心?それとも外食やテイクアウトもOK?」「どんな食生活を送りたい?」など、お互いの考えを確認しておきましょう。
タバコやお酒の習慣、持病があるかどうかも、前もって伝えておくことで、お互いの健康を気遣い、支え合える関係を築けます。
健康・食事で話したいポイント
・アレルギーや健康面で気を付けていること
・自炊と外食の割合
・喫煙・飲酒の有無(量)
・持病の有無
結婚は、二人だけの問題ではなく、お互いの家族とのお付き合いでもあります。
「実家との距離感」や「親戚の行事に参加する頻度」などを、事前に話し合っておけば、結婚後のトラブルを避けられます。
お互いの親族との関係性や、行事に対する考え方を尊重して、歩み寄れるところを見つけるのが大切。
特に、将来の介護や扶養といった話も、漠然とでも話し合っておくと、お互いの覚悟や価値観を確認することができますよ。
親族との付き合い方について話したいポイント
・いつ、どれくらいの期間帰省するのか
・将来的に同居の可能性はあるか
・親の病気や介護の時の役割分担のしかた
結婚についてパートナーと話すのには、ちょっと勇気がいりますよね。
しかし、関係を次のステップに進めるためには、避けては通れません。
ここでは、結婚の話をスムーズに進めるための3つのステップをご紹介します。
結婚の話を始めるときは、まず「こんな結婚生活を送りたいな」という、お互いの理想を話すことから始めましょう。
いきなり「いつ結婚する?」と聞くのではなく、「将来どんな家庭を築きたい?」といった、大きなビジョンで夢を語り合うことで、相手もプレッシャーを感じずに本音を話してくれるはずです。
たとえば、「週末は二人で一緒に料理したり、旅行に行ったりしたいな」といった、ポジティブなイメージを話してみるのがおすすめ。
相手がどんなことに価値を感じるのかを知ることで、お互いの理想像がだんだんと見えてきます。
この段階では、具体的な条件にはこだわらず、まずは自由に未来を想像してみましょう。
次に、前述した「確認しておきたい項目」を参考に、ふたりで現実的な話をしていきましょう。
伝えたいテーマを明確にし、最初に「今日はこれについて話そう」としておくと、話題がそれてしまうことなく、ふたりが同じ目的をもって話すことができます。
話し合う時にまず大事なのは、傾聴する姿勢。
相手の話を最後までしっかりと聞き、自分の先入観だけで決めつけないようにしましょう。
また、感情的になったりせず、冷静に話し合いを進めることも大切。
自分の意見を伝える時は、「私はこう思っている」と、「アイメッセージ」として伝えることを意識すると良いですよ。
話しているうちに、お互いの価値観が違うことに気づくこともあるかもしれません。
しかし、それは決して悪いことではないんです。
結婚は、違う価値観を持つ二人が一つの家族になること。
価値観が100%一致する人はいないため、その心構えを持っておくことが大切です。
一番大事なのは、「違いを認め、尊重する」こと。
相手の考えを頭ごなしに否定せずに、「そういう考え方もあるんだね」と受け止める姿勢を持つことで、お互いの信頼関係は深まります。
そして、「どこまでなら譲れるか」「これだけは譲れないこと」を自分の中でハッキリさせておくことも大切です。
お互いが歩み寄る努力をすることで、二人だけの新しい価値観が生まれてくることも。
このプロセスこそが、結婚生活をより豊かなものにしてくれるはずです。
ではここでは、結婚相談所ツヴァイの中で、結婚の話の切り出し方について、カウンセラーHに聞いた実際のお話をご紹介いたします。
あなたの婚活にも、参考になるところがあれば幸いです。
A.住む場所や子どもの有無、家事分担などといった結婚観は、交際中に話し合っておきたい大事なところですが、切り出すタイミングも難しいと思います。
結婚相談所では、真剣交際に入った後、一ヵ月から一ヵ月半ほどで成婚退会するのが一般的ですが、
その一ヵ月のうちでも、初期、中期、後期に分かれるとしたら、初期で話してしまうと心が離れてしまう可能性もあります。
なるべく仲が深まってきた、中期以降に話すことをおすすめしています。
A.なるべく自然に話すためには、「家デートの時に話すのがよい」とお伝えしています。
結婚観については、子どもの有無や住む場所、仕事といった、センシティブな内容となってしまうため、
まわりに聞こえることがない場所で、ゆったり話せるのがベストだと思います。
また、ツヴァイの中で実際に行っている例でお話しすると、「子どもが欲しいと思っているか」などの話し合いづらい話題について、
ツヴァイではふたりで話し合うための資料として、ご用意している文書があります。
その中の項目に、「不妊治療をしても子どもが欲しいと思うか」などのセンシティブな内容も含まれていますので、
自分から話を切り出すのではなく、「この資料、話しておいた方が良いと言われたから見てみようよ」といった形で話し始めると自然に話すことができると思います。
A.結婚相談所でのプロポーズのタイミングとしては、基本的にはお互いの親御さんと出会い、お話をした後を推奨しています。
おふたりに結婚の意思があったとしても、親御さんに反対されてしまい、成婚が決まらないということもありますので、まずはご挨拶を先にという流れです。
ご挨拶の後に、ちょっと良いレストランなどでプロポーズをし、成婚退会という流れが一般的です。
もちろん、ふたりとも気持ちが高ぶっている状態であれば、挨拶のタイミングを問わず、プロポーズしてもらっても構わないと思いますよ。
カウンセラーHの意見の中にもあるように、カウンセラーがサポートすることによってスムーズに結婚の話が進んだり、効率的に成婚退会できるという面があります。
今現在、パートナーとすれ違っている、本当に合う人を見つけたいと悩んでいる方は、無料のマッチング体験予約も受け付けていますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
付き合っている中で、パートナーとの結婚観の違いに気づいて、「このまま結婚していいのかな?」って不安になること、ありますよね。
結婚観の不一致は、よくあることですが、そのままにしておくと関係が悪くなることも。
ここでは、そんな不安を感じたときに試してほしい、いくつかの対処法をご紹介します。
結婚観が合わないな、と感じたら、まずは自分の気持ちを落ち着いて整理してみましょう。
具体的に何が「合わない」と感じるのか、そしてその中で「これなら譲歩できるかな」と思うことと、「これだけは譲れない」ということを、メモに書き出してみるのもいいかもしれません。
たとえば、「子どもは絶対に2人欲しい」と思っていたけど、「1人でもいいかも」と譲歩できるかな?というように。
「共働きで家事も分担したい」という希望は、本当に譲れないことだろうか?など、自分と向き合ってみることで、本当に大切なものが何なのかが見えてきます。
そして、その整理した気持ちを、感情的にならずにパートナーに伝えることで、二人の話し合いも建設的なものになるでしょう。
二人だけで悩んでいると、どうしても視野が狭くなり、解決策が見えにくくなることがありますよね。
そんな時は、他の人の意見を聞いてみるのも、とても良い方法。
信頼できる友達や家族に相談してみるのもいいですし、もっと客観的なアドバイスがほしいなら、結婚や人間関係のプロに相談してみるのも一つの手です。
第三者の視点が入ることで、自分たちだけでは気づけなかった問題の根本や、新しい解決策が見つかることもあります。
しかし、あくまで参考意見として聞いて、最終的な決断は二人で出すことが大切ですよ。
何度話し合っても、どうしても埋められない価値観の溝がある場合、無理に結婚へ進めるのは避けた方が賢明です。
結婚は、全てを妥協するのではなくて、お互いの価値観を尊重し、助け合っていくもの。
根本的な部分が合わないまま結婚してしまうと、将来的に大きな後悔につながる可能性があるんです。
「結婚は保留にする」という選択は、決して後ろ向きなことではありません。
それは、お互いの人生にとって何が一番良いかを真剣に考えた結果であり、二人の関係を一度見つめ直すための大切な時間。
焦って答えを出すのではなく、二人ともが納得できる結論を出すために、時間をかける勇気を持ちましょう。
もし、今のパートナーとの関係に一度区切りをつけて、それでも結婚観の不一致を乗り越えるのが難しいと感じたなら、新しい出会いを探すことも、一つの選択肢。
新しい出会いの場は、友達の紹介や趣味のサークルなどいろいろありますが、
最初から結婚を真剣に考えている人との出会いを求めるなら、専門的なサービスを利用するのも効果的。
多くの出会いの中から、あなたの価値観に合う相手を見つけ出すことは、これからの人生を豊かにしてくれるはずです。
結婚相談所ツヴァイでは、無料でマッチング体験を受けることができます。
自分がどんな人と相性が良いのか、一度試してみてはいかがでしょうか。
結婚観の合う人を探すのは、簡単ではないですよね。
そんなとき、結婚相談所のような専門サービスを利用するのも、一つの賢い選択肢。
ここでは、結婚相談所ツヴァイがどのように「結婚観が合う人」との出会いをサポートしているのか、その仕組みをお話ししますね。
結婚相談所ツヴァイでは、専任のカウンセラーがあなたの「結婚観」を深く掘り下げるお手伝いをいたします。
一人では漠然としていた理想や条件も、プロと話すことで、「どうして結婚したいんだろう?」「どんな結婚生活を送りたいんだろう?」といった、本当に大切な部分がはっきりと見えてくるんです。
年収や見た目といった目に見える条件だけでなく、あなたが大切にしたいことや結婚後の暮らしに直結する部分まで、丁寧にヒアリングいたします。
このプロセスを通じて、自分でも気づいていなかった、本当の希望や価値観を発見できるはずです。
結婚相談所ツヴァイの強みは、さまざまな出会い方。
出会い方の一つに、「価値観」や「結婚観」を重視した価値観マッチングがあります。
ただ単にプロフィール情報だけで相手を探すのではなく、趣味やライフスタイルなど、内面的な相性を大切にした出会いを提供いたします。
もちろんほかにも、カウンセラーが、あなたの希望や価値観を考慮してぴったりの相手を紹介したり、
行きたいデートプランをきっかけにしてお相手を選べたりと、結婚観がマッチする方との出会いが待っています。
これなら、交際が始まってから「あれ?なんか違うかも…」というミスマッチも減らせて、最初から真剣な関係を築きやすいですよね。
結婚相談所ツヴァイのサポートは、出会って終わりではありません。
交際中はもちろん、結婚後も、カウンセラーがそばで支えてくれるのが大きな安心ポイントです。
デートの相談や、プロポーズのタイミング、そして結婚観のすり合わせがうまくいかない時のアドバイスまで、
カップルが直面するいろんな悩みに、プロの視点から徹底的にサポート。
また、成婚後も結婚指輪、結婚式場選びや新生活に向けたお引っ越しのご準備などのご相談にも乗っています。
二人だけでは解決が難しかったことも、きっと乗り越えられるはず。
このように、結婚というゴールを一緒に目指していく体制があるツヴァイだからこそ、安心して婚活に専念できるんです。
ツヴァイで相談してみたい!と思われた方は、無料でプロに相談できますので、お気軽にご連絡ください。
結婚観は、幸せな結婚生活を送るための羅針盤のようなもの。
パートナーと結婚観を分かち合って、お互いの違いを理解し、乗り越える努力をすれば、二人の関係はもっともっと強くなっていきます。
もし、一人で自分の結婚観を整理したり、価値観が合う人を探したりするのが難しいなと感じたら、プロの力を借りるのも一つの手。
自分の結婚観をしっかり見つめ直すこと、それが最高のパートナーと出会うための第一歩になるでしょう。
ZWEI編集部
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)