こんにちは。ツヴァイ編集部のIです。
「結婚はしなくてもいいかな…」。そう考える人が、最近は決して少なくないようです。
実際に、私の同期の友人や後輩の中にも、結婚願望がなく「一生結婚する気はない」と公言している人が何人かいます。
「結婚したくない」その理由が明確なものであれば周囲がどうこう言うものではありません。
ただ、もし、あなたが漠然と「なんとなく結婚したくない」と思っているのであれば、
自分がなぜ結婚したくないか、その理由を客観的に見つめ直すのもよいのではと個人的には思います。
なぜなら、結婚する・しないは、一生を左右する大きな決断。
漠然とした気持ちで決めるのでなく、意思をもって後悔しない選択をしたいですよね。
この記事では、「結婚したくない」という理由や、結婚のメリット・デメリットを客観的な視点でわかりやすく解説します。
この記事を読めば、結婚に対するご自身の考えを整理でき、これからの選択に自信を持てるようになるはずですよ。
実際のところ、結婚願望をもっていない男女はどれくらいいるのでしょうか。
株式会社オーネットが発表した「独身男女の結婚に関する意識調査」を見てみると、
25~34歳の独身男女のうち、男性の25.4 %、女性の23.5 %が「結婚したいとは思わない」と回答しています。
引用元:株式会社オーネット「独身男女の結婚に関する意識調査」
およそ4人に1人は「結婚したくない」ということになり、結婚願望がない男女は決して少数派ではないことがわかります。
冒頭でもお話したように、結婚願望がない人の中には、「明確な理由があって結婚したくない」人と、「ただなんとなく結婚したくない」人がいるかと思います。
もしあなたが結婚したくないと考えているのであれば、その理由は何でしょうか。
ここで、よくある結婚したくない理由をいくつかご紹介します。
仕事や趣味に夢中になっていたり、気の置けない友人との時間を大切にしていたり…。
今の自分の生活にとても満足している場合、わざわざライフスタイルを変えてまで結婚する必要性を感じないこともあるでしょう。
今の充実した状態が一生続くのならそれでいい。
そんな気持ちから、結婚よりも人生を満喫している今の独身というライフスタイルを選択する人は少なくないようです。
ちなみに、私が20代の頃は、毎日深夜まで働き、帰宅後は倒れるように就寝。
そして休日は反動のように遊び回る日々。
充実していたかは不明ですが(笑)、そんな生活の中で「結婚なんて面倒だし、しなくていい」と思っていました。
よく「独身貴族」なんて言葉を耳にしますが、独り身だと、お金も時間も自分で自由にコントロールできますよね。
趣味を満喫するのも自由。恋愛を楽しむのも自由。
自分のペースで過ごすことができ、誰にも干渉されない今の生活を楽しんでいる人は、「結婚によって縛られるのが嫌だ」という思いが一層強いかもしれません。
そうなると、結婚に対しては自然と消極的になってしまうでしょう。
結婚には、新生活の準備費用や子育て費用、住宅ローンなど、一人で過ごしてきたときには無かった経済的な負担が出てきます。
将来の生活に金銭的な不安がある場合や、自分の収入だけで生きていく方が精神的に楽だと感じる場合、結婚には前向きになれないかもしれませんね。
また、共働きか専業主婦(夫)か、といった働き方の価値観のすり合わせが難しいと感じるケースもあるようです。
結婚後にこの価値観のズレに気づくと、経済的な不安はより大きなストレスとなって夫婦仲にも影響が出てくるかもしれません。
過去の恋愛や人間関係で深く傷ついた経験により、再び誰かと深く向き合うことに抵抗を感じてしまう人もいます。
特に恋愛で傷つくと、そのときと同じ相手ではないとはいえ、異性と関係を深めることに後ろ向きになってしまいますよね。
また、身近な夫婦関係を見て「結婚は大変そう…」と感じ、結婚に対してネガティブなイメージを抱いているケースも。
たとえば両親の不仲を見て育った場合、結婚生活に幸せなイメージを描けないこともあるようです。
「結婚」という制度や形式に、特にこだわりがないという人も増えているようです。
事実婚や週末婚など、多様なパートナーシップの形がある中で、「必ずしも法律上の結婚をする必要はない」という考えですね。
ただこのケースの場合、パートナー同士双方が同じ価値観でないと、いずれ「結婚するかしないか」で揉めて別れを迎える可能性があるので注意が必要です。
「結婚したいけれど、理想の相手に出会えない…」という人もいれば、
「理想の相手と出会うのは現実的じゃないだろうな…」と最初から諦めている人も。
結婚相手に求める条件がはっきりしているほど、その条件を満たす相手と出会うことが難しくなり、結果として結婚を諦めてしまうという状況に陥ることがあるのです。
特に理想へのこだわりが強い人は、「理想と違う相手で妥協するくらいなら結婚しないほうがいい」と考えてしまうこともあるかもしれません。
あなたがもし、理想の相手がいないことで結婚に消極的になっているのなら、出会いの可能性を広げるマッチング体験を試してみてはいかがでしょうか。
結婚相談所ツヴァイの無料マッチングは、理想の条件はもちろん、あなたの価値観にもマッチしたお相手を見つけられるサービスです。
身近な人たちだけを見て「理想の相手がいない」と決めつけてしまうのは早計。
新たな出会いから、理想の人が見つかるかもしれません。
上記でご紹介した、結婚したくない理由の影には、結婚において避けるのが難しい結婚のデメリットがあります。
結婚すると、家計は夫婦二人で管理するのが一般的ですよね。
独身時代のように自分のためだけに自由に使えるお金は限られてくることが多いでしょう。
また、パートナーや家族と過ごす時間が増える分、自分の趣味や友人と会う時間も調整が必要になるため、「自由な時間が少なくなった」と感じる人もいるようです。
結婚は、自分一人だけでなく、パートナーや家族に対する責任を負うことでもあります。
特に子どもが生まれると、家事や育児の責任、教育費などの経済的な責任はさらに大きくなるでしょう。
こうした責任が増えることをプレッシャーに感じ、結婚に踏み切れないという人も少なくありません。
結婚は、特定のパートナーと一生を共にすることを約束するもの。
そのため、独身時代のように自由に恋愛を楽しむことはできなくなります。
もし結婚生活に退屈さを感じたり、他の異性に魅力を感じたりしても、当然、簡単に新しい関係を築くことはできません。
恋愛思考が強い人は、そこに窮屈さを感じることもあるでしょう。
結婚すると、パートナーの親や親族との付き合いが始まることがほとんどですよね。
お盆や年末年始の帰省、冠婚葬祭など、これまでとは異なる新しい人間関係が生まれることもあります。
人付き合いが得意でない、できるだけしたくないという人には、こうした親戚との関係性は面倒に感じるかもしれません。
結婚には制約や責任が伴う一方で、独身時代には得られなかったたくさんのメリットも存在します。
ここでは、結婚することで得られるプラスの側面について、いくつか見ていきましょう。
デメリット面で「自由なお金が減る」ことを挙げましたが、共働きになる場合、家庭の収入が増え、経済的な安定につながることがあります。
また、家事を分担すれば、一人ですべてをこなすよりも時間や労力の負担をグッと減らせるでしょう。
生活の質が向上して、よりゆとりのある暮らしを送れる可能性が高まるのはうれしいですよね。
私の場合、独身のときはお金が自由に使えるとはいえ趣味にまわせる金額はわずかでした(給料が安かったので…)。
結婚し、共働きで夫婦の収入がある今、家計に余裕ができ、結果、自由に使えるお金が独身のときよりも少しだけ増えました。
子どもを望む方にとって、結婚は「家族をつくる」という大切な一歩になります。
パートナーと力を合わせて子どもを育てていく時間は、毎日に新しい発見や大きなやりがいをもたらしてくれるでしょう。
私も絶賛子育て中ですが、毎日くたくたになりながらも「親」という立場になれた喜びを日々感じています。
一緒に悩んだり、笑ったり。家族の絆を深めていく過程は、かけがえのない財産になるはずですよ。
人生には、思いがけない困難や壁が立ちはだかることがあるもの。
そんなとき、結婚は「一人ではない」という心の支えを与えてくれます。
楽しいときだけでなく、辛いときや悲しいときに寄り添い、励まし合えるパートナーがいる。それだけで大きな安心感を得られますよね。
「この人と一緒にいれば大丈夫!」という精神的な安定は、日々の生活をより豊かで充実したものにしてくれます。
結婚しないという価値観が認められる多様性の時代にはなっているものの、日本ではまだ結婚していることで信用が高まるシーンが少なくありません。
たとえば、住宅ローン契約、賃貸契約、クレジットカードの審査といった金融関連の場では、結婚がプラスに働くことがあります。
結婚して家庭を持っていることで、社会的な安定や責任感の証明になっている節があるようです。
独身でいると、老後を一人で過ごすことに対して、漠然とした不安を感じることもあるでしょう。
結婚してパートナーがいれば、老後の生活を共に過ごす相手がいるという安心感を得られます。
病気になったり、介護が必要になったりしたときも、頼りになる存在がいるというのは、大きなメリットといえます。
「結婚したくない」という若者が増えている一方で、中高年から婚活を始める人も多くいます。
老後の孤独への不安は、年齢が高まるにつれより大きくなってくるのかもしれませんね。
もしあなたがはっきりした意思のもと「結婚したくない」「一生独身がいい」と考えているならば、一人で生きていくための準備は早めに行っておくのがよいでしょう。
ここでは、一生独身を選択する場合に考えておくべきポイントをご紹介します。
生涯独身でいる場合は、すべての生活費を一人でまかなう必要があります。
病気やケガ、失業などで収入が途絶えた場合に備えて、十分な貯蓄や資産形成をしておくことが重要です。
また、将来の年金や退職金についても、今のうちからしっかり把握しておくようにしましょう。
「一人暮らしなんてたいしてお金がかからない」と楽観視するのは危険。
高齢により医療費や介護費がかかってくる可能性もあり、今より出費が多くなる可能性もあります。
独身でいる場合、老後の居住形態についても考えておく必要があります。
賃貸物件は、高齢になると借りづらくなるケースや、身元保証人が必要になるケースがあります。
そうなってから「住むところがない!」となったら大変。
早めの段階で持ち家を検討する、あるいはサービス付き高齢者向け住宅などの情報を集めておくことも大切です。
住まいをどうするかは、老後の生活の安心感に直結するものですよ。
老後の生活で大きな不安となるのが、やはり健康や介護の問題ですよね。
結婚していれば、パートナーや子どもが協力してくれることも期待できますが、独身の場合は、すべての手続きや手配を一人でこなす必要があります。
病気になった時に相談できる人や、緊急時に連絡できる人を確保しておくこと、公的なサービスや民間のサービスについて情報収集をしておくことが、安心して老後を迎えるための鍵となります。
結婚はしたくない、でも将来の孤独やお金のことはやっぱり不安……。
もし気持ちが揺れ動いているなら、一度自分の心を整理してみることが大切です。
結婚に対して迷いがあるなら、未婚者と既婚者、両方の意見を聞いてみるのがおすすめです。
独身生活の気楽さ、寂しさ、といった結婚しないことでのメリット・デメリットや、結婚生活の喜びや苦労など、リアルな声を聞くことで、ご自身の考えを整理するヒントが得られるかもしれません。
ただし、あくまで個人の経験談として、客観的な姿勢で話を聞くようにしましょう。
今の「結婚したくない」という気持ちは、今まわりにいる身近な人や環境に影響を受けて生まれた価値観かも。
新しい出会いの場に踏み出し、多くの人と接して新しい価値観に触れてみることも有効です。
あえて婚活をしている人に会い、結婚に魅力を感じている理由を聞いてみるのもよいかもしれません。
さまざまな考えを聞くことで、これまで気づかなかった自分の理想の将来像や、本当に大切にしたいことがはっきり見えてくることもありますよ。
結婚や将来に対する漠然とした不安や悩みを一人で抱え込んでいるなら、専門家やプロに相談してみるのも良いでしょう。
ライフプランニングの専門家や結婚に関するカウンセラーなど、第三者の客観的な視点からアドバイスをもらうことで、自分一人では気づかなかった解決策が見つかることがあります。
結婚への悩み・迷いを相談できるのが、結婚相談所ツヴァイの無料カウンセリング。
何組もの成婚カップルを生み出してきた婚活のプロフェッショナルが、あなたと一緒に結婚の価値を考えます。
結婚相談所の利用者がどのような価値観を持って活動しているのか、そんな話を聞くだけでも、自身の価値観を整理するうえでのヒントが見つかるかもしれませんよ。
「結婚したくない」という気持ちを持つのは個人の自由。
そして、現代はその気持ちが尊重される、多様性が認められる時代になっています。
ただ、その「結婚したくない」理由が漠然としたものだと、後々「やっぱり結婚はしておくべきだった……」と悔やむことになるかもしれません。
なぜ自分は結婚したくないのか、結婚しないことでどのような人生を送りたいのか、自分の気持ちとしっかり向き合い、後悔のない選択をしたいですよね。
この記事が、あなたの選択の一助になればうれしいです。
ZWEI編集部
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)