花束がつないだ14歳差の出会い。8年経っても変わらない笑顔の毎日をともに
2017年入籍
沖縄県


いまから8年前。初めて会ったその日に花束をプレゼントしてくれたMさんに、Aさんは恋に落ちました。14歳の年齢差を越えて惹かれ合ったおふたりは、出会ったときから変わらず、穏やかに寄り添い合っています。現在はふたりの子どもにも恵まれ、にぎやかで温かな日々を過ごすおふたりに、これまでの歩みを振り返っていただきました。
この記事のポイント
- 結婚の決め手は「初対面での花束のプレゼント」
- 結婚後は「家に帰りたくない」と悩んだ時期も。
- 不妊治療や病気を乗り越え、笑顔あふれる4人家族に。
プロフィール紹介
2017年入籍
Mさん
(マーケティング職)
Aさん
(ホテル勤務)

家族構成
Mさん(50歳)、Aさん(36歳)、長男(5歳)、次男(1歳)
※2025年9月現在
趣味・休日の過ごし方
Mさん:プラモデル(一人休みの時)
Aさん:料理・裁縫
家族みんなで:お買い物、公園で遊ぶ
お二人の年表
| 2017年5月 | 交際開始 |
|---|---|
| 2017年8月 | プロポーズ |
| 10月 | 婚姻届提出 |
| 2018年5月 | 結婚式 |
| 2020年6月 | 長男誕生 |
| 2024年7月 | 次男誕生 |
| 2025年1月 | 病気で入院 |
- お二人の婚活エピソードはこちら
- プロポーズまで3ヶ月!「一緒にいるだけで幸せ」と思える相手をツヴァイの価値観マッチングが繋いでくれた
花束の贈り物から始まった、恋心

婚活をしていたときは、結婚生活をどんなふうにイメージされていましたか?
Aさん:あまり具体的には考えてなかったんですけど、結婚したらきっと幸せになれるんだろうなって思っていました。
Mさん:私もそうですね。一人暮らしだと家に帰ってもやっぱり寂しいんですけど、結婚したら帰ったときに…あったかいっていうんですかね。そういう感じは思い描いていました。
いま振り返って、ツヴァイでの活動はいかがでしたか?
Aさん:他県と比べると、当時沖縄で結婚相談所に登録している方はあまり多くなくて…。人数が多ければいい人に会えるってわけじゃないと思うんですけど、「本当に出会えるのかな?」っていう不安はありました。結果的に夫と出会えたからよかったんですけどね。
Mさん:僕は当時41歳で活動を始めたんですけど、そのとき担当の方から「理想を高くしすぎると難しいですよ」って最初に言われたのをよく覚えています。だから自分の年齢をちゃんと考えて、現実を見ながら活動しようと思っていました。なので、20代の彼女から最初にメッセージが来たときは、「えっ、これ結婚詐欺じゃないの?」って思ったくらいです。騙されているんじゃないかって(笑)。

初めてお会いされたときの印象を覚えていますか?
Aさん:初めて会ったときに花束を持ってきてくれたんです。父親以外から花束をもらったことがなかったので、もう本当にびっくりしちゃって。しかもすごくかわいいお花で、今でもLINEのアイコンをその花束にしているくらい気に入っています。あのときは、キュンってしました。
Mさん:笑顔がすごく素敵でした。
Aさん:ひさしぶりにこんな話をするので、すごい恥ずかしいです。写真撮影でも見つめ合ったりして。今日、ずっと恥ずかしいです(笑)。
相談所を利用してよかったなと思うことはありましたか?
Mさん:結婚する前は会社の人に「飲み会あるから来なよ」って誘われたりもしたんですけど、お酒を飲まないのであまりそういう場に積極的に行きたいと思わなくて。その点、相談所だと事前にお互いの情報が分かるので、ゼロから「職業は?年齢は?出身は?」ってやり取りしなくていいのが、楽でしたね。
Aさん:結婚したいという気持ちが強い人たちが集まっているので、お互いの目的が同じ方向で効率がよかったっていうのはありますね。独身証明書とかも出すので、安心して活動できました。
最初の半年間は「家に帰るのが嫌だった」。

結婚してから、「思っていたより大変だった」と感じることはありましたか?
Aさん:結婚するまで家族以外と一緒に住んだことがなくて、最初の半年くらいは、「ここは自分の家じゃない」って感じがして、家に帰るのが嫌になっちゃったんです。家に帰ってはいるんですけど、居心地が悪くて「なんで同じ場所で寝なきゃいけないんだろう」とか思ったりして。「これからどうしたらいいかな?」と人に相談したこともありました。
Mさん:妻の様子を見て、最初は「大丈夫かな」っていう不安はありました。けど、もう慣れるしかないなって。無理に何かを変えようとするんじゃなくて、言われたことも「そうだね」って受け止めるくらいで、ぐいぐいいっても仕方ないですしね。
Aさん:でも、半年くらい一緒に過ごすうちにだんだん慣れてきて、そういう気持ちはなくなりました。誰かとずっと一緒にいるのが苦手な私にとって、夫だけは例外なんだなって思いました。

結婚生活の中で、「ここはちょっと合わないな」と思うことはありましたか?
Mさん:悩むほどのことは特になかったですね。ちょこちょこ細かいことはあったと思うんですけど、不満になるようなことはなかったと思います。
Aさん:私も特にないですね。話も合うし。でも一つあるとしたら、年齢差があるので聞いていた音楽は違うかな。私は小学生のころモーニング娘。が好きだったんですけど、彼はその頃もう社会人で(笑)。その辺はちょっとズレていますね。
Mさん:でも、大きな喧嘩はこれまで2回ぐらいありました。
Aさん:あったね。私がずっと同じホテルに勤めていて、新しいところも次々できるから「転職するか、いまのところで正社員を目指すか」って迷っていたんです。そのとき夫に相談したら、「悩んだって変わらないんだから」って言われて。正論なんですけど、こっちはただ話を聞いてほしかっただけなのにって、大喧嘩しました。「もういい、あっち行って!」って(笑)。
Mさん:女性が求めているのって正論じゃなくて共感だっていうのは、頭ではわかっているんです。でも、どうしても正論を言っちゃうんですよね。
いまはそういった点も改善されて、Mさんはしっかり話を聞いてくれるようになったんですか?
Mさん:自分で言うのもなんですが、あまり変わっていないと思います(笑)。気をつけようという気持ちはあるんですけどね。
Aさん:反省しても、すぐ忘れちゃうもんね。
Mさん:でも、これまで基本的に大きな揉め事はなかったですね。小さなことはあっても、年々そういうことも少なくなってきました。いまも昔も喧嘩はほとんどしないです。
手作りごはんで祝う、私たちらしい記念日

夫婦円満のために心がけていることはありますか?
Aさん:私は怒ると黙っちゃうところがあるんです。でも、理由も言わずにだんまりしていても何も解決しないので、結婚してからはちょっと黙ることはあっても、ちゃんと気持ちを伝えるように努力しています。
Mさん:誕生日や結婚記念日は、ケーキやお花を買ってきて、一緒にお祝するようにしています。
Aさん:そうなんです。今でも記念日にはお花をくれるんです。
Mさん:母の日には息子たちと一緒にお花をプレゼントしています。
その時に「好きな女の子ができたらお花をプレゼントするんだよ」と教えています(笑)。
結婚記念日はどう過ごされることが多いですか?
Aさん:ハンバーグとかグラタンとか記念日っぽい夜ご飯を作ります。記念日なのでケーキも準備します。外食はしないって決めているんです。というのも、プロポーズしてもらった帰りにウキウキで外食に行ったら、ちょっと残念なことがあって。それ以来、記念日は家で食べようって決めました。

Aさんの手料理で何が一番好きですか?
Mさん:色々作ってくれて全部おいしいんですけど、鶏肉料理が好きですね。なんだっけ。昨日も作ってくれた卵が入っていて、ご飯がめっちゃ進むやつ。
Aさん:手羽元の甘辛煮?あれ好きなんだ。なんかもうちょっとないの?手間がかかってるハンバーグとか。
Mさん:ハンバーグもおいしゅうございます(笑)。付き合い始めのころも、家に来てご飯を作ってくれていました。
Aさん:夫からおかずがいっぱいあるのが嬉しいって、最初のころに聞いたんです。
それで「じゃあ頑張ろう」って思って鍛えられました。いまではちゃちゃっと作れるようになりました。
Mさん:そうですね。あの頃と変わらず、たくさんおかずを作ってもらっています。
Aさん:最近長男が厳しくて「今日おかず少ないね」とか、「明日買ってきたら?」なんて言うんです。おかずが多いのが普通って思っているから、ちょっと少ないと言われちゃいます(笑)。
夫婦ふたりの時間から、家族みんなの時間へ

お子様が生まれてから、ご夫婦の関係性に変化はありましたか?
Mさん:行動パターンはだいぶ変わりました。平日は子供たちの保育園があり、朝は私が連れていき、夕方のお迎えは妻がいくため仕事のシフトを早めてもらっています。
また、週末もホテル勤務なので仕事になることも多くて、お互いの休みも合わないことが増え、夫婦で一緒に過ごす時間は前より減ってしまったかなとは思います。
Aさん:そういう面では確かに変わっているかな。長男が生まれたときはそんなに変化は感じなかったんです。一人だったし、夜寝ちゃったら夫婦でおしゃべりしたりできたので。でも去年、次男が生まれて子どもが二人になると、やっぱり子どもにかける時間がぐっと増えて。いまは夫婦だけの時間は少なくなりましたけど、その分にぎやかで楽しい毎日になりました。
「2人で乗り越えた」と感じるエピソードはありますか?
Aさん:妊活は大変だったね。
Mさん:長男は2年目に授かって、そこから2人目ができるまでにも時間かかって……。もう諦めようかなって思った時期もありました。そんなとき、妊娠が発覚したんです。
Aさん:でも、2人目のときは結構話し合ったよね。
Mさん:僕も年齢的に「子どもが大きくなるまで本当に頑張れるかな」という不安があって。でも、諦めなくて本当によかったです。
つらい時期も、ふたりでいたから乗り越えられた

「結婚してよかった」と思った瞬間を教えてください。
Aさん:いつも一緒に楽しく過ごしてくれるから、寂しくないですね。ご飯に行ったり、遊びに行ったり、そういう時間もあって。
Mさん:僕は、今年の1月に心筋梗塞で救急搬送されて、そのまま手術を受けたんです。正直、あのとき一人だったら「もう諦めてもいいかな」って思っていたかもしれません。でも、妻が支えてくれたからこそ頑張れたんだと思います。大きな病気をして改めて、「結婚してよかった」って強く感じましたね。
Aさん:病気してから、痩せたよね。
Mさん:今年10キロ痩せたんです。食事制限もあって、僕だけ痩せちゃって。「ずるい!」ってよく言われます(笑)。
Aさん:病気の話だからそんなにポジティブなことではないんですけど……。いろいろあったからこそ、絆が深まったような気がします。結果的に元気になったので、よかったなって思います。

14歳の年齢差があったからこそ、良かったと感じることはありますか?
Aさん:やっぱり包容力がありますね。昔から友達も年上の人が多くて、グループでも年下で可愛がってもらう立場だったんです。だから年上だと安心するし、何か言ってもあまり言い返されないので、それは歳の差のおかげかなと思います。前に、結婚生活を長く続ける秘訣は?って夫に聞いたら「忍耐」って答えていました(笑)。
Mさん:年齢差があるからこそ余裕を持てますね。例えば妻が怒っていても、「そのくらいで怒るなんてかわいいな」くらいに思えて、流せるところは流して受け止められました。そういう意味で、余裕を持って向き合えたのは歳の差があるからだと思います。
これからお子様の手が離れたら、2人でやりたいことはありますか?
Mさん:うーん、なんだろうね。まだ、あんまり考えたことないなあ。
Aさん:今回この取材のお話をいただいて、自身を振り返るために結婚式のときのプロフィールを見返したんです。そこに「行きたいところ」を書く欄があって、 “北海道”って書いていたんですよ。もうすっかり忘れていたんですけど、「あ、2人で行くのもいいな」って思って。子どもがいるとどうしても行き先が動物園とか水族館とかになっちゃうので、2人でゆっくり美味しいものを食べに行きたいなって思います。
これからもずっと、笑いの絶えない家族のままで

婚活当時を振り返って、現在活動されている方へアドバイスをいただけますか?
Mさん:お相手が周りの人に優しく接しているか、家族など特に身近な人にきちんと礼儀を持って接しているかどうかはしっかり見てほしいですね。そこができていないと、結婚してから自分にも同じようにしてくれなくなるんじゃないかなって思います。
Aさん:両親にどう接しているかを見るのは大切かな。私たちが初めて会った日は、夫のお母さんの誕生日だったんですけど、毎年ちゃんと電話しているって聞いて「すごくいい関係だな」って思いました。男性ってあまり家族に電話しないイメージがあったので、それはすごく印象的でしたね。他にも食べ方なんかも意外と見られるポイントですよ。
Mさん:趣味は違っていても別に大丈夫です。うちの妻も漫画やアニメに全然興味がなかったのに、僕が夜中にプラモデルを作りながらアニメを見ていたら「ちょっと見てみようかな」と言って、一緒に見始めたんです。気づいたら妻の方がハマっていて、この前なんか僕より先に映画を一人で観に行ったくらいです(笑)。そういう共通の楽しみは後から生まれてくるので、最初から無理に合わせる必要はないと思います。せっかくの機会なので、できることは全部、自分が納得いくまでやってみてください!
これから先、10年、20年後は、どんなご夫婦でいたいですか?
Aさん:楽しく、毎日笑って過ごしていけたらいいなと思います。
Mさん:結婚当初から「笑いの絶えない家族でいたい」と言ってきました。今も夫婦と子ども2人で楽しく過ごせているので、これからもずっと続けていけたらいいなと思っています。

(沖縄県中頭郡 美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジで撮影)
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