笑い合い、支え合いながら。チームワークで歩んできた12年目の“夫婦のかたち”

2013年入籍

香川県

結婚生活12年目を迎えたKさんとJさんご夫婦。3人の子どもたちとの暮らしは、にぎやかで忙しく、思うようにいかないことも少なくありません。それでも、ともに歩んできた日々は、確かな幸せを育んできました。そんなお二人の、支え合いながら築いてきた“夫婦の在り方”をご紹介します。

この記事のポイント

  • 夫婦のチームワークで家族を運営
  • 慎重派と行動派、違うタイプ同士で支え合う
  • すべてを理解し合うより、“ちょうどいい距離感”を大切に

プロフィール紹介

2013年入籍

Kさん

(会社員)

Jさん

(福祉関係)

家族構成

Kさん(47歳)、Jさん(36歳)、長女(10歳)、次女(8歳)、長男(5歳)
※2025年9月現在

趣味・休日の過ごし方

Kさん:マラソン、読書
Jさん:ヨガ
子どもの習い事の送り迎え、子どもたちと公園やプールに行く

お二人の年表

2013年4月 交際開始
2013年11月 婚姻届提出
2014年5月 結婚式
2015年 第一子誕生
2017年 第二子誕生
2020年 第三子誕生

夫婦というチームで挑む、家族の運営

婚活当時、結婚生活についてどのようなイメージをお持ちでしたか?

Kさん:もっと、穏やかな感じを想像していました(笑)。

Jさん:私もドラマとかでよく見るような、ああいう感じで過ごせるのかなと思っていました。でも現実はそんなに甘くはないなって(笑)。今はお互いフルタイムで働いていて、私は土日出勤も結構多いんですけど、その分“家族の運営”という感じで、協力しながら家を回しています。

Kさん:手が回らない時は彼女のお母さんに手伝っていただきながら、みんなで協力し合って乗り越えています。

Jさん:だんだん歳を重ねて体も疲れやすくなってきたので、合間にメンテナンスを入れるようにしていて。お互いを無理なく支え合えるように、健康には気をつかうようになりました。

今はチームワークを大切にしながら生活されているんですね。

Jさん:そうですね。子どもたちはそれぞれ個性的で、なかなかやんちゃなんですけど(笑)。やっぱり家族みんなが健康でいるのが一番大事だなっていうのは、すごく感じます。

お子さんが生まれてから、これまでと違った夫婦の形ができてきたなと感じるところはありますか?

Jさん:子どもができてからのほうが長いもんなぁ…。

Kさん:本当にすぐ、結婚して2年くらいで上の子が生まれたよね。

Jさん:ペースを子どもに合わせないといけないので、夫婦の時間はほとんどなくて事務連絡ばかりです。それでも、家族みんなで生活していくために、お互いにどこまで妥協できるか、譲り合いながら少しずつ調整してきた感じですね。

Kさん:でも、上の子は色々手伝ってくれるので助かっています。たまに失敗もあるけど(笑)。

Jさん:下の子をおんぶしてくれたり、上靴を自分と弟の分まで洗ってくれたり。ただ、身だしなみに無頓着で忘れ物や落とし物も多く、男の子を育てているような感覚です(笑)。真ん中の子はしっかり者で女の子らしく、一番下の子は愛想がよく末っ子らしい性格で、3人それぞれ個性的に育っています。

慎重派と行動派。補い合ってつくる夫婦のバランス

新婚当初には気づかなかった、お互いの新しい発見はどんなことがありましたか?

Jさん:私はどっちかというと感情が先に立つタイプで、やりたいと思ったらすぐ動いちゃうんです。彼は逆にしっかり考えてから行動するタイプで、私が行き過ぎそうになると止めてくれる存在ですね。逆に「すぐにやらないと」と思う時は私が動く。お互いの苦手なところを補い合っているんだとは思います。

Kさん:妻は本当にバイタリティーがすごいです。家庭も忙しいのに、仕事でも人のために一生懸命動く。結婚した時には想像できなかったほどの行動力で、それが3人の子どもを育てられている原動力になっていると思います。

いいバランスがとれているんですね!

Kさん:どうですかね。子どもにも聞いてみたいですね(笑)。

夫婦円満のためにしている、ちょっとした工夫はありますか?

Jさん:さっきのメンテナンスの話にも通じますが、お互い自分の時間を持つことは意識しています。例えば土日のどちらかは私が子どもを見る、みたいに。

Kさん:そうやって、バランスを取っています。僕は図書館やストレッチ系に行ったりして過ごしています。四十肩とかいろいろ体の問題もあるので(笑)。

Jさん:私は数か月に1回ですが、ヨガに行きます。自分の体に集中してリセットできるのがすごく合っていて、整う感覚が好きですね。

理想と現実の間で揺れる、仕事と家庭の両立

「結婚って思っていたより大変だったな」と感じることはありますか?

Kさん:子どもが怪我をしたり病気になった時ですね。自分のことなら多少の病気でも大人だから何とかなると思えるんですが、子どものことは本当に心配です。旅行に行っていても気が抜けないので、親になって初めて「自分の親も大変だったんだな」と実感しました。

Jさん:私はいつも100%で走ってしまうタイプなので、余裕がなくてつい夫に当たってしまうこともあります。でも、仕事をしないと生活は成り立たないし、子ども3人との家庭も大切にしたい。仕事と家庭のバランスにいつも迷いながら「これでいいのかな…」と日々を過ごしています。本当に理想通りにするのは難しいですね。

先ほど「当たってしまうことがある」とおっしゃっていましたが、喧嘩はされますか?

Kさん:子どもから「毎日喧嘩してる」って(笑)。

Jさん:「お父さんとお母さんは仲が悪い」って、いつも言われます(笑)。

Kさん:よく電気を消し忘れるので、それで怒られることが多いです。上の子が忘れ物が多いのも、私に似たのかもしれません。なるべく電気を使わないように足元ライトをつけたりして、工夫をしています(笑)。

喧嘩したときは、冷静に話し合われるんですか?

Kさん:一度、距離を取って冷戦状態になります。私は自分の部屋にこもったりしますね。

Jさん:最近はそういう時は触れないようにしています。でも、お互い大変なのは分かっているので、「まあまあ」という感じですね。

Kさん:ただ子どもに見られると、「また喧嘩してる!」って言われるので(笑)。できるだけ気をつけています。

Kさんはどのようなサポートをされているんですか?

Kさん:一番は、なるべく子どもと一緒に寝て、妻がゆっくり眠れるようにしています。その代わり、私のほうが圧倒的に早く寝ちゃうんですけど(笑)。

Jさん:睡眠ってめちゃくちゃ大事ですよね。しっかり眠れた日は気持ちも全然違うので、一人でゆっくり寝られるのは、本当に助かります。

ひさしぶりに2人で過ごした、15分間のコーヒータイム

「忙しくて二人で過ごす時間がない」とおっしゃっていましたが、お二人で過ごす時間を作ることは、やっぱり難しいですか?

Kさん:先日ひさしぶりにイオンで一緒にコーヒーを飲みました。15分間だけですけど、もう何年ぶりってくらいで。

Jさん:子どもだけで映画を見られるようになったので、3人が映画を見ている間の15分だけ。二人ともコーヒーが好きなので「おいしいな~」なんて言いながら。

その15分間は、どんなことを話されたんですか?

Jさん:何を話したか記憶にないくらい、どうでもいい話だったと思います(笑)。彼は普段21時には寝てしまうし、朝もバタバタで。二人でどうでもいい話をゆっくりしたのは、この時が本当に久しぶりでした。

二人でデートに行くなら、どこに行きたいですか?

Kさん:初めてのデートで行った「瀬戸内国際芸術祭」には行きたいかな。

Jさん:おいしいものが食べたいですね。ファミレスじゃなくて(笑)。高松に結婚式の料理を担当してくれたレストランがあるんですけど、結婚記念日に行ったことがあって。せっかくならまたそこに行きたいです。

Kさん:ここ数年はのんびりご飯を食べることなんてほとんどなかったです。どっちかが先に食べて、もう一人が子どもに食べさせる。その繰り返しでした。

Jさん:一番上の子が中学生くらいになったら、少しは手が空くんじゃないかなと思います。いつか行けたらいいな。そういえば、子どもができる前は、よく一緒にカフェに行っていたなというのを、いま思い出しました(笑)。二人ともコーヒーと抹茶が好きで、抹茶スイーツを食べに行ったりもしていたんですよ。

Kさん:ツヴァイで初めて会った時も、確か、喫茶店で一緒にコーヒーを飲んだよね。また一緒に、美味しいコーヒーを飲みに行きたいですね。

出会いから12年、積み重ねてきた日々の“かたち”

ツヴァイでの活動が、今の結婚生活に生かされているなって思うことはありますか?

Kさん:いろんな方をご紹介いただいて話をする中で「人それぞれ本当に価値観が違うんだな」って感じました。正解は一つじゃなくて、「こういう考え方もある」「ああいう考え方もある」っていうのを知ったのは大きかったですね。だからこそ、「この人とは合う」「この人とは合わない」って割り切れるようになったのかなと思います。じつは一度、仕事が忙しすぎて1年くらい休会していたんですが、活動を再開したタイミングで今の妻に出会いました。

Jさん:担当の方が積極的に紹介してくださって、毎週土日にツヴァイに通って1日で2〜3人と会って話をする、みたいな感じでしたね。その中で自然と「自分はどういう人と結婚生活を送りたいのか」が見えてきて、夫と出会った時に「この人だな」って思えたんです。

お互いのどういうところがいいなと思って結婚されたんですか?

Kさん:当時のツヴァイは写真が三枚登録できたんですけど、彼女はマラソンをしている写真を載せていたんです。日常生活の写真を載せている人は少なかったので、すごく印象的でした。僕自身も旅行先で撮った写真とか、人柄が伝わるものを載せていたので、彼女に興味を持ちました。本が好き、カフェでコーヒーを飲むが好きという共通点もあって、面白かったんだと思います。

Jさん:私の父親がいつも怒っているような人だったので、「結婚するなら穏やかな人」っていうのが一番でした。夫は、優しいだけじゃなくて、自分の考えをちゃんと持っているし頼れるところもあって。そこが良かったんですよね。

Kさん:家庭思いで料理が上手なところも大きかったですね。あとは、よく笑うところかな。

12年間一緒に歩んできて、今だからこそ感じるお互いの好きなところや、結婚してよかったと思うことはありますか?

Jさん:やっぱり、基本的に優しいところです。特に覚えているのは、2人目を妊娠中に残業で帰るのが遅くなった時、帰ってきたら布団の中に湯たんぽが入っていたことですね。私が冷え性なんで、用意してくれたんだと思います。

Kさん:その日は、待てど暮らせど帰ってこなくて。妊娠していて体調も悪そうでしたし、子どものことも含めて心配だったので…。自分にできることは限られていたけど、せめて湯たんぽぐらいは、と思って。

Jさん:子どものことに関しても、私はどちらかというと子どもを叱る役目ですが、彼はフォローしてくれたり、こっそり何か買ってあげたり(笑)。お互いのバランスが取れているなとは感じます。

Kさん:妻は本当にしっかりしていて。私が1週間も出張に行けるのは、妻が子どもたちをしっかり見ていてくれるからこそだと思っています。帰ってきたときに温かいご飯があって、栄養のことまで考えてくれているのも全部妻のおかげなので、本当に支えられているなと感じます。子どもたちもみんなお母さんが大好きです。

余白を持つことで、価値観の違いも乗り越えられる

今、婚活中の方にアドバイスはありますか?

Jさん:趣味が合うのも大事だと思いますが、生活リズムが似ていることは一緒に生活していく上では大切だと思うんです。朝型の人が夜型の人と結婚したら、結構きついと思うんです。私たちは2人とも夜更かしができないので、リズムが似ているというのは、一緒に生活していく上で本当に楽ですね。

Kさん:しんどい時でも一緒にいられる人がいいのかなって思います。それは、自分が苦しい時や悩んでいる時に慰めてくれるとか、サポートしてくれるということではなくて、一緒に黙っていても辛くない、そういう存在であることが大事なのかなって。
それから、最近つくづく思うのは「奥様はアドバイスを求めていない」ということです(笑)。仕事モードだとつい部下から相談された時のように自分の意見を言ってしまうんですが、なるべく言わないように気をつけています。「あ、今はただ聞いてほしいんだな」って、気づけるようになったのは学びですね。

確かに、男女でそういう違いってありますよね。結婚生活の中で「やっぱり価値観が違うな」と感じることはありましたか?

Kさん:もう、毎日のようにあります。子どものことひとつとっても少しずつ考え方が違いますし、育ってきた環境も、それこそ年齢も違いますから。だから、いろいろな違いはあるんですけど、最後は「そういう選択肢もあるよね」っていうところに落とせたらなと思っています。

最後に、これから10年、20年先、どんな夫婦でいたいですか?

Kさん:10年後は、子どもたちも親と一緒には行動してなさそうですよね。10年後は57歳か…。知的好奇心がワクワクするような生き方をしていたいですね。あと、たまには夫婦でコーヒーが飲めたらいいなと思います。

Jさん:子育ても一段落している頃だと思うので、やっぱり家族みんなが健康で過ごせたら一番です。そのうえで、お互いのやりたいことを尊重しながら、一つのチームとして生活していけたらいいですね。ヨガの先生に「人間関係は3割余白を残すように」と教えてもらったのですが、夫婦も子どもとの関係も、全部を分かり合おうとせずに余白を持てると、もっといい関係でいられるんじゃないかなと思います。

(香川県木田郡 イングリッシュガーデンレールサクレで撮影)

結婚相談所での出会いが、結婚後も続く安心と幸せにつながることを、今回のインタビューから感じていただけたのではないでしょうか。

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