ひとりっ子のTさんと5人兄弟の長女のCさん。生まれた環境は正反対の二人ですが、価値観マッチングで90パーセントという結果の通り、息がピッタリでお互い自然体でいられたそう。

取材中も笑い声が絶えず、出会いから今に至るまでのことを、ざっくばらんに楽しげに語っていただきました。

年齢的に早く結婚したかった

婚活を始めたきっかけを教えてください。

Tさん30歳を超えてから、家族や親戚に「もういい歳なんだから」と圧をかけられはじめて。特に祖母が「早くお嫁さんをもらわなきゃ」と顔を合わせるたびに言っていたんです。でも、職場の人たちは自分よりひと回りくらい離れているし、出会いがなくて。そのうち友人たちには子供が産まれて、自分も結婚したいなと思うようになりました。でも、これまで女性とお付き合いすることもあまりなかったですし、生涯独身のままでいるのかなと漠然と思っていました。

Cさん私も年齢が一番のきっかけでした。29歳、30歳と周りも結婚していく歳ですし、出産のことを考えると、そろそろ真剣に考えなきゃと思って行動しました。

ツヴァイを選んだきっかけはなんでしたか？

Tさん父がしびれを切らして、ツヴァイの電話番号を押した状態で、電話を「はい」と渡してきたんです。もともとツヴァイのことは知っていたし、有名なので、他の相談所と比較したりすることもなく、その勢いで入会を決めました。

Cさん私は他社と比較検討したんですけど、甲府店のUさんという担当の方が、すごく親切にしてくださって、フィーリングも合いそうだなと思ってツヴァイを選びました。

マッチングアプリを使ったことはありましたか？

Tさん20代のときはやってました。でも、アプリは結婚したい人が集まっているというよりも、恋愛をしたい人向けという感じがして、アプリで出会って結婚した同級生もいましたけど、自分にはちょっと難しいというか、苦い思い出です。

Cさん友達が「こんなのあるよ」と教えてくれたんですけど、不安のほうが大きくて利用はしませんでした。合コンにも誘われたけど、なかなかうまくいかず、そのうちにコロナ禍になって、集まって飲むこと自体が少なくなっていたので、「自分でどうにかしなきゃ！」という焦りと、「時間をムダにしたくない」という気持ちが強くなっていって必死でした。

自分には結婚相談所が向いていると思った

結婚相談所自体に抵抗はなかったですか？

Cさん最初は、担当者に誘導されながら進めていくようなイメージを持っていて、抵抗があったんですけど、話を聞いてみると「あくまでも自分で行動しないとダメ」と言われて。いわゆる“条件がもっと細かいマッチングアプリ”なのかなと思うと、すごく自分に合っているシステムでした。

婚活を始めてみていかがでした？

Tさんたくさんチャンスをいただけてありがたかったです。入会したのが2021年6月で、約2年ぐらい活動していたんですけど、途中で疲れてしまったので、真剣交際に入ったときと合わせて、ツヴァイで決められている上限いっぱいまで休会していました。

Cさん周りからもビックリされたんですけど、Tさんがお見合いの二人目で、結局お会いしたのは二人だけだったんです。

Tさんはどれぐらいの方とお会いされたんですか？

TさんCさんが16人目の方でした。うちの父はお見合い結婚なんですけど、当時の40人ぐらいの方と会ったらしいので、「16人なんて、まだまだ修行が足らん」と言われました（笑）

諦めなかったお父様すごいですね。ちなみに、お二人はどちらからお申し込みをされたんですか？

Cさん価値観マッチングの相性が90％近くあって、私からお申し込みしました。喫茶店で会うことになって、そこで2時間ぐらい話しました。

初対面で起業することを聞かされ、ただただビックリ！

第一印象はいかがでしたか？

Tさん彼女のご実家がお寺なので、イメージでおとなしい方かのかなと思っていたんですけど、すごく気さくで話しやすかったです。ちょうどその頃に、会計事務所を辞めて、新しく子供向けのスポーツ教室をやることになったので、そういう話をしたんですけど、そのときの「えっ！」ってビックリした顔が忘れられないですね。帰るときに、「ちょっとカバン持って」と言われたのも新鮮でした。

Cさんアハハ（笑）。あまり喋らないイメージを持たれるんですけど、真逆でおしゃべりでガサツなので、よく見た目と違うと言われます（笑）。仕事の話は、プロフィールには会計事務所と書いてあったのですごくビックリしました。

Tさん彼女と会う1週間ぐらい前に、起業することを決めたんです。

Cさんあと、プロフィールにひとりっ子とあったので、勝手に失礼な偏見なんですけど、わがままな一面もあるのかなと思っていました（笑）。でも、しっかりしてるし穏やかな印象で覆されました。

思い出に残ってるデートを教えてください。

Cさん12月にイルミネーションを観に行ったんですけど、その日に正式に告白されたので印象深いです。

親身に話を聞いてくれた彼女と「付き合いたい」と思うように

どういう気持ちの変化で、お付き合いしようと決めたんですか？

Tさん最初のお申し込みは彼女からだったんですけど、それ以降のお誘いは自分から積極的にやっていたんです。気があったら、一度ぐらい彼女の方から誘いがくるかなと思うと、気持ちが読みきれなくて。イルミネーションを見たあとカレーを食べにいったんですけど、そこで仕事の相談をしてみたら、すごく親身になって話を聞いてくれて。これから大変な面もたくさんあると思うんですけど、彼女が直接仕事に携わることはないにせよ、精神的な面で支えてもらえそうだなと思いました。それで、気持ちがかたまって、帰り道に「お付き合いしませんか？」と告白をしました。

Cさん私は、自然体でいられるなと思ったのが大きかったです。デートを重ねるごとに、そういう気持ちは強くなっていきました。そして、お互いの両親に初めて挨拶をしに行ったときに、さらに結婚への意識が強くなりました。

Tさん彼女は5人兄弟なんですけど、みなさんがあたたかく迎えてくださって、自然と馴染めたというか。

Cさん自分の家族と彼が普通に話しているのを見て、「やっぱりこの人だ」と思いました。彼の両親に挨拶へ行ったときも、ここが彼が生まれ育ったところなんだと感激しました。

Tさんプロポーズはこれからなんですけど、年内には伝えたいなと思っています。

ひとりっ子 × 5人兄弟の長女の組み合わせ

ケンカすることはないですか？

Tさんしないね。

Cさんそうですね。私がたまに一方的に何かを言ってるぐらいです（笑）

Tさんひとりっ子なので、兄弟ゲンカを経験したことがなくて。いいのか悪いのかわからないですけど、怒ることがないんです。

Cさん私は逆に長女だからなんでも言っちゃうんです。こないだ父から「もし二人がケンカをすることがあったら、おそらく100パーセントCが悪い」って言われました。口が達者なんですよね（笑）。

Tさん口ゲンカしても勝てる気はしないです（笑）

Cさん5人兄弟で、一番下とは12歳離れていて、親目線になってしまうというか、なにかを言わずにはいられないんです。

お互いがありのままでいられる存在

でもそこが、バランスがいいんでしょうね。

Tさん確かにそうですね。これまでお会いした方はおそらく男性にリードして欲しいタイプで、僕はそういうことが苦手なのでうまくいかなかったんだと思うんです。Cさんは年下だし少しはリードしてもらいたいと思ってるかもしれないですけど、うまくできないからといって「さよなら」とはならず、自分の頼りない部分を受け入れてくれたのが大きいのかなと思います。先ほど彼女が「自然体でいられる」と言ってましたけど、僕もありのままの自分を受け入れてもらっている感じがします。

なるほど。呼び方が変わったのはいつですか？

Tさん付き合う前は自分ことを「私が」と言っていたのを「Cが〜」って言うようになったので自然と変わっていきました。

Cさん兄弟が多いと「それ、私の」と言っても「誰？」ってなることが多くて、自分のことを「C」って呼ぶんです。家族の前でしか使わないんですけど、彼の前でもそのクセが抜けなかったんだと思います。

将来に対する漠然とした不安がなくなった

婚活してみてよかったことや、何か変わったことはありますか？

Tさん去年の秋に祖母が亡くなったんです。自分のことを大事に思ってくれる人が亡くなって。この先、両親がいなくなったら完全に一人で孤独な人生を歩んでいくのかなと思っていたところに、Cさんと出会えて、未来に対する孤独感がなくなりました。また彼女が大家族なので、新しい人間関係が生まれて、人生の第2ステージに突入した気がします。

Cさん私も「この先どうなるんだろう？」という漠然とした不安が消えて、一緒に将来を考えられる相手ができたのは大きな変化です。Tさんありきの未来というか、常に一緒にいたいと思える、いなきゃ困る存在ができて本当によかったです。

甲府店は本当にオススメです

婚活をしている方にアドバイスはありますか？

Tさんおこがましいですけど、いろんな人に会ってみるのがいいと思います。担当のUさんにもよく言われてたんですけど、会ってみないとわからないなと本当に思います。

Cさん私は、迷ってるんだったら1歩を踏み出すのがいいと思います。自分の人生は自分以外誰も歩んでくれないし、時間だけは帰ってこないですから。あと、迷ったらツヴァイの担当者を頼るといいと思います。きっと背中を押してくれるはずです。

Tさんそうだね。本当にUさんにはお世話になりっぱなしだった。

Cさん二人とも担当者がUさんで本当によかったと思っているし、甲府店を選んで大正解だったのでオススメです。

Tさん山梨にお住まいの方はぜひ。最初は結婚相談所に抵抗があるかもしれないですけど、お気軽に行ってみてほしいです。

大絶賛していただいてありがとうございます。これからも末長くお幸せに！

（2023年5月28日取材　山梨県南都留郡　忍野八海で撮影）