山形と愛知という遠距離恋愛を経て、出会って4ヶ月で成婚退会したKさんとEさん。

初回のお見合いから3日後にデートをし、650km以上の距離があるにもかかわらず、愛を育んでゴールインしたお二人に、遠距離恋愛のコツや結婚相談所で活動している間のエピソードをお聞きしました。

婚活のきっかけは、近所の人の何気ない一言

婚活をはじめたきっかけを教えてください。

Kさん会社の先輩から「お前もそろそろ結婚だな」と言われて、結婚を意識し始めました。その頃ちょうど結婚相談所で知り合いの方がカウンセラーとして働いていることを知って、結婚相談所がどんな場所なのかも知らなかったので、まずはお話を聞かせてもらうことにして。お話を聞いてみたら興味が湧いて、頑張ってみようかなと思ったのがはじまりです。婚活アプリを使ったこともあったのですが、出会える印象がなかったですね。

Eさん私も漠然と結婚したいなと思ったときに、ツヴァイの婚活体験談を読んで「入会するならツヴァイかな」と思っていたんです。そのころ住んでいた実家が火事になりまして。家族全員無事だったんですけど、その後の復旧に時間がかかってしまったときに「男手がいないと大変ね、お母さんを助けてあげてね」と近所の人に言われたんです。それを聞いて「このままじゃいけないな」と思って、入会を改めて決意しました。それまでも友達の付き合いで、婚活アプリやパーティーに行ったことはあったんですけど、ピンと来る出会いがなくてやめちゃったので。

大事件を経て婚活をスタートされたんですね。お二人はどういった経緯で出会ったんですか?

Kさんかわいい人だなと思って、僕からアプローチしました。

Kさんは愛知県、Eさんは山形県にお住まいでしたよね。距離の遠さは気にならなかったのでしょうか?

Eさん私はもともとお相手の地域を日本全国に設定していて、いい人がいればどこでもいいと思っていたんです。ただ、さすがに東京より西の方からのお申し込みは初めてだったので、遠いなとは思いました(笑)。

質問内容

KさんEさんが山形にお住まいということは知っていたんですけど、実際に会ってみたいなと思って。愛知県内でいろいろな女性と会っていたんですけど、なかなかいい人がいなくて、いい人が見つかったと思ったら山形だった、という感じですね。

お見合いをするために愛知からはるばる山形へ

初回のお見合いについて教えていただけますか?

Kさん山形駅前のホテルでランチをしました。写真通りのかわいい人が来たと思ってうれしかったですね。お互いに動物が好きで、僕は犬派、Eさんは猫派で、「二人で犬と猫を飼ったら、動物王国になるね」みたいな話で盛り上がった気がします。

Eさんそれから、ケーキを食べたことが印象に残っていますね。

Kさんケーキのことは僕も印象に残っていますね。お見合いのときって男性側がお金を払うので、だいたいの人は注文するメニューも遠慮することが多いと思うんです。でも、彼女は「ケーキが食べたいです」と率直に言ってくれて。そうやって自分の気持ちを伝えられる人っていいなと、すごく好印象でした。

お互いに好印象でお見合いを終えられて、次に仮交際を始めてから会うのはいつだったんですか?

Kさん3日後です。お見合いしてから数日間は山形で観光することになっていたので、仮交際が決まってすぐにデートの約束をしました。カフェでおしゃべりした後に、近くの物産展に行って山形の紹介をしてもらって、2~3時間過ごしたんだったかな。僕としてはまた会いたいと思っていたので「次は東京でデートしませんか」とお誘いして、OKしてもらえたときはうれしかったですね。

「一緒にいるのが苦じゃなくて、結婚してもいいかもと思えた」

東京ではどのように過ごされたんですか?

Eさん有名なホテルのアフターヌーンティーに行きました。その後にお台場のチームラボを観に行ったのも楽しかったですね。彼と会って間もないときから一緒にいるのが苦じゃなくて、東京でデートした後に結婚してもいいかもしれないと改めて思いました。

Kさん僕はEさんの気持ちを大事にしたいと思っているので、そう思ってくれているのはうれしいですね。傍から見たら言われっぱなしのように見えるかもしれないですけど(笑)。真剣交際に入りたいと伝えたのも東京でのデートのときでした。お見合いを含めて会うのは3回目だったんですけど、メッセージは毎日、オンライン通話も週1回はしていたので、仲は深まっていましたね。

真剣交際に進んで、お二人の関係に変化はありましたか?

Kさん結婚に向けての具体的な話が増えました。一番大きかったのは、Eさんの仕事の話ですね。愛知に来てもらうとしたら、Eさんは仕事を一旦辞めなければいけなくなるので。

Eさん客観的に見ると、けっこう大きな選択をしたように見えるかもしれないんですけど、真剣交際を始めてからの3ヶ月間は毎月会えていましたし、不安はなかったですね。

「ウェディングドレスの試着をしてみたら……」予想外のプロポーズに感動!

プロポーズはどのようにされたのでしょうか?

Kさんプロポーズは横浜のIBJが提供しているサプライズプロポーズプランを利用しました。彼女にはシーパラダイスで遊んだ後に、おしゃれなレストランで食事をしようと誘って結婚式場に行ったんです。式場に着いたら、スタッフの方が「ウエディングドレスを着られるプランをやってるんですよ」と声をかけてくれて、彼女がウエディングドレスに着替えている間に、僕もタキシードに着替えてプロポーズしました。

Eさんそろそろプロポーズしてもらえるのかなとは想像していたんですけど、食事中に花束が運ばれてきて終わりかなくらいに思っていたので、サプライズがうれしかったですね。

Kさん正直なところ、プロポーズすること自体はバレてるかなと思ったのですが、想像の上をいけばいいやという気持ちでした。プロポーズのときに指輪とネックレスのどちらを渡すのかについても、IBJのカウンセラーさんに相談させてもらいました。結果的には、Eさんからネックレスがいいという希望を聞き出せたのですが、とても心強かったです。

ご両親へのご挨拶はもうされたのでしょうか?

Eさん真剣交際を始めて間もなく、僕が山形に行ったタイミングで、Eさんの親御さんに「結婚を前提に交際させていただいています」とご挨拶しました。僕の親にEさんを紹介したのは、プロポーズをする前月の8月に愛知に遊びに来てくれたときで、両親ともに喜んでくれていました。今ではもう亡くなってしまった、当時療養中だった父親にEさんを紹介できてよかったなと、今振り返って思います。

ふたりで相談しながら環境を築いていきたい

2023年1月24日に婚姻届を提出されたとお聞きしています。入籍日は何かの記念日だったのでしょうか?

Kさんいえ、意味は全くないです。当初はEさんの誕生日の2月20日にしようと話していたのですが、会社を辞めて自分の扶養に入る手続きを進めることを考えると、なんやかんやで早めに籍を入れないといけないねという話になって。最短で手続きできたのが1月24日だったんだよね。

Eさん婚姻届の提出を早めたおかげで、2月17日に山形を車で出発して、19日に愛知に着いてと、誕生日までに拠点を移すことができました。

新婚生活はいかがですか?

Eさんケンカらしいケンカはまだないのですが、Kさんはお皿や洗濯物を溜めて洗うんですよ。そういう家事に関する小さな違いが気になって、話し合いを重ねています。

Kさん皿洗いや洗濯に関して言うと、水道代を節約したいという意図があってのことなのですが……(笑)。でも、お互いに同棲をしたことがないので、確認しながら進めていきたいですね。

結婚相談所での活動について、これから婚活をはじめようという方に向けてメッセージをお願いします。

Kさん結婚したいと思うなら、結婚相談所での活動はおすすめですね。最初にもお話しましたが、申し込みの回数に対して会える確率がほかの婚活方法よりも高いと思います。諦めなければ、出会える場所だと思っています。

Eさんまずは行動することが大切ですよね。自分が住んでいる場所や、お相手との距離は関係ないと改めて思いました。

ありがとうございます。最後に、お二人で今後こんなことをしてみたいという夢や目標があれば教えてください。

Eさんお互いの時間は大事にして、問題があったらその都度相談して解決していけるようになりたいですね。

Kさん何事もふたりでつくっていけるといいですよね。今までできなかったことも二人でやれば、できるようになっていくと思うので。あとはやっぱり犬と猫は飼いたいですね。そうなったら、今住んでいる物件よりも広めの家に引っ越す必要があるので、まだもう少し先の話になるかもしれませんが、彼女と一緒に「動物王国」を築いていけたらいいなと思っています。

(2023年2月25日取材　愛知県岡崎市　岡崎公園で撮影)