「アラサーという言葉、よく耳にするけれど正確には何歳から何歳までを指すのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
20代後半に差し掛かり、「自分ももうアラサーなんだ」と意識し始める人もいれば、まだ実感が湧かないという人もいるはず。
また、30代目前になると結婚やキャリア、将来のライフプランに不安を感じる人も多くなります。
この記事では、ツヴァイ編集部Jが、婚活のプロである結婚相談所ツヴァイのカウンセラーにインタビューした情報を元に、
「アラサー」という言葉の意味や由来、年齢別の心境の変化から、ありがちな悩みやNG行動、そして前向きに過ごすための心得までを幅広く解説。
さらに、結婚や出会い方といったライフイベントにも触れ、未来の可能性を広げる情報をお届けします。
アラサーになったって大丈夫。むしろ新しいステージの始まりです。
「アラサー」とは、「アラウンド30(Around Thirty)」の略語。
つまり、30歳前後の世代をまとめて指す表現として使われています。
日本では2000年代に雑誌やテレビで広まり、今では日常的に耳にするほど一般的な言葉になりました。
ただし「アラサー」という言葉には、単に年齢を表すだけでなく、大人としての自立や責任を求められる時期というニュアンスも含まれています。
18歳になったばかりの学生や20代前半の若者からすると「しっかりとした大人の世代」、
そして当事者にとっては「ライフスタイルや価値観の変化に直面する時期」と捉えられることが多いです。
では、実際に「アラサー」は何歳から何歳までを指すのでしょうか?
一般的には、27歳〜34歳を「アラサー世代」と呼ぶケースが多いです。
ただし、明確な決まりがあるわけではなく、26歳頃から「もうアラサーかな?」と意識する人もいれば、35歳手前までをアラサーとする見方もあります。
・20代後半(26〜28歳)
「30代に近づいてきた」という意識が芽生え始める時期
・30歳前後(29〜31歳)
節目の年齢として「アラサーを実感する」人が多い
・32〜34歳
世間的にも「アラサー後半」と見なされ、結婚やキャリアで差が出やすい年頃
このように、アラサーの範囲は人や文脈によって多少ずれがありますが、共通しているのは「20代の若さと30代の大人らしさが交差する年代」ということ。
「アラサー」と一口にいっても、25歳と34歳では心境や周囲からの期待は大きく異なります。
ここでは、年齢ごとに多くの人が感じやすい変化を整理してみましょう。
26歳を過ぎた頃から、誕生日を迎えたときに友人から「いよいよアラサーだね」と言われ、そこで初めて自分がアラサーか意識し始める方もいるのではないでしょうか?
まだ20代の若さを感じつつも、
・同級生や友人の結婚報告に焦りを覚える
・新卒採用が入ってきて「もう若手じゃないのかも」と職場で意識する
・吹き出物やクマで「お肌の曲がり角」を感じる
といった出来事で、体の変化や社会人としての立場を少しずつ自覚していく時期です。
私自身も、26歳の頃は20代前半とあまり変わらない感覚で、自由さや若さをまだ強く感じていたため、正直「まだアラサーじゃない」と思っていました。
ただ、同い年の友人が出世をしたり、起業を始めたりするのを見て、「自分もそろそろ安定した仕事やキャリアを考えなきゃいけないのかな」と漠然とした焦りを感じるようになったのを覚えています。
28歳を超えると「30歳」という節目が現実的に迫ってきます。
人生を逆算して「そろそろ自分の今のライフスタイルは大丈夫かな?」という不安が押し寄せてくるのもこの頃。
社会的な立ち位置や将来の選択を、より強く意識する時期ともいえるでしょう。
・「30までに結婚したい」という声を周囲からよく聞く
・キャリアの安定を考え始める
・仕事・結婚・出産というライフプランを真剣に意識する
私自身も28歳を迎えた頃から、「30代になるまでにどう過ごすか」を強く意識するようになりました。
20代前半のように目の前の楽しさだけでなく、将来の自分像を現実的に考える必要があると感じ始めたからです。
1歳ずつ年齢を重ねるうちに、「30歳までに安定した基盤やスキルを身につけたい」と思うように。
28〜29歳は、これまでの延長線上で生きるのではなく、30代をどう築くかを具体的に考え始める分岐点だと感じます。
だからこそ、この時期の意識の変化が、その後の30代の過ごし方を大きく左右するのではないでしょうか?
30歳は、多くの人にとって人生の大きな節目となる年齢です。
20代の延長ではなく、これからの10年をどう過ごすかを真剣に考えるタイミングといえるでしょう。
・効率やスピードよりも「安定」「持続性」を意識するようになる
・美容や健康への関心が高まり、予防やセルフケアを重視する
・人間関係や時間の使い方において「自分にとって大切なもの」を優先する
・周囲の評価よりも「自分が納得できる生き方」を意識する
30歳という節目は、これまでの延長ではなく「自分の軸を持って生きる」ことが求められる時期だと思います。
20代後半で経験した仕事や人間関係を通じて、勢いや若さだけではなく「大切にしたい考え方や優先順位」を明確にしないと流されてしまうと30歳に年齢が近づくごとに感じているからです。
だからこそ、30歳を迎える前に「これからの自分の姿」を描くことが、次の10年を充実させるための大切な準備になるのではないでしょうか?
30歳を超えて数年が経つと、20代の頃にはなかった落ち着きや生活習慣の変化を実感する人が増えてきます。
・キャリアの方向性がある程度定まり、「自分らしい働き方」を模索する
・友人や周囲とのライフステージの違いに敏感になる
・美容や健康に対して、メンテナンスや予防の習慣が根づく
・金銭面では貯金や投資など、将来を見据えた行動が増える
31〜34歳は、社会的にも「頼られる立場」となる場面が増え、責任と自立が求められるもの。
さらに、自分の体や生活習慣を長期的に整える必要性にも気づく年代です。
つまりこの年代は、「大人としての安定感」と「未来に備える力」を育んでいく大切な時期といえます。
健康管理や生活基盤を見直すことで、次のステージである「アラフォー」への準備期間となります。
アラサーという言葉は、世間が決めた年齢の区切りではなく、自分自身の意識が心の変化や大人としての自覚を促す節目なのでしょう。
アラサー世代は、20代の自由さと30代の責任感のはざまに立つ年代です。
そのため、多くの人が共通して「あるある」と感じる悩みを抱えているはず。
ここでは、そんな悩みや気になることについて3つご紹介していきます。
20代後半〜30代前半は、仕事で中堅社員として期待されるようになり、責任のあるポジションや後輩指導を任されることが増えます。
「まだ自信がないのにリーダーを任された」「成果を出さなければとプレッシャーを感じる」など、キャリア面での悩みはアラサーあるあるの代表格。
責任は増えるものの、中堅というポジションではあるため絶対的な安心感はなく、
「このままでいいのか」「安定したキャリアを築けているか」という不安も感じる難しい時期でしょう。
周囲の友人や同世代の人から結婚・出産の報告を聞くことが増えると、自分自身のライフプランについて考える機会が増えます。
「結婚した方がいいのかな?」「まだ自分は自由でいたい」など、心境は人によって大きく異なります。
さらにアラサーになると、友人たちの状況も一層多様になります。
結婚して子どもがいる人もいれば、結婚はしているけれど出産はしていない人、バツイチやバツイチ子持ち、バツ2という人も中にはいます。
また、独身のまま自由に過ごしている人や、同棲中で結婚を考えている人もいるでしょう。
かつては同じ話題で盛り上がって遊んでいた仲間でも、今ではライフステージがまったく違い、それぞれの悩みや価値観も変わってきます。そんな変化に触れるたびに、自分自身のこれからについても意識せざるを得なくなるのです。
「女子」と呼ばれることに少し照れくささや違和感を覚えるようになると、それはアラサーに差しかかっているサイン。
そうした変化に合わせて、メイクや髪型の好みが変わっていくのも、20代後半から30代前半にかけてよく見られる傾向です。
たとえば、若い頃によくしていた華やかなメイクを控えめにしたり、髪色を落ち着いたトーンにシフトしたりする人も増えます。
外見の変化は、単におしゃれの好みが変わるだけでなく、「大人の女性」としての自分を意識し始めるきっかけでしょう。
こうして見てみると、アラサー世代の悩みや気になることは、誰もが一度は感じる「大人へのステップアップのサイン」だといえます。
人によって感じるポイントは違っても、共通しているのは「変化の中でどう自分らしく過ごすか」を考えること。
この後ご紹介する 「アラサーがやりがちなNG行動」 を知っておくことで、悩みを前向きに捉え、自分らしい30代をスタートさせるヒントになるはずです。
アラサー世代は、大人としての自覚を求められる一方で、まだ20代の感覚を引きずってしまうことも。
私も、「今の行動は大人げなかったな」と時々反省することはあります。
ここでは、ついやってしまいがちなNG行動を2つ紹介します。
アラサーになると、社会的にも「もう若手ではない」という目線で見られるようになります。
にもかかわらず、振る舞いが幼く見えてしまうと「大人として信頼できない」と受け取られてしまうことも。
・約束や時間を守らない
・場にふさわしくない言葉遣い
・責任を避けるような態度
こうした行動は、本人にその気がなくても「常識がない」「落ち着きがない」という印象につながりかねません。
信頼感は、服装や見た目以上に「日々の言動や立ち居振る舞い」に表れます。
意識していない小さな行動が、大人としての印象を大きく左右します。
友人や同世代が出世したり、結婚・出産などライフイベントを経験していたりすると、「自分も追いつかなきゃ」と焦ってしまうことはありませんか?
そんなとき、自分の強みや価値観を置き去りにして、無理に背伸びしてしまうケースも。
・収入や肩書きを無理に誇張してしまう
・本当は苦しいのに、生活レベルを周囲に合わせる
・自分のペースよりも人の基準に流される
一瞬は安心できても、続ければ心も体も疲れてしまいます。
大切なのは「等身大の自分」を受け入れ、自分らしいステージで輝くこと。
焦らず自分の歩幅で進んでいくことが、アラサー世代を前向きに過ごすポイントです。
こうしたNG行動は、誰にでも思い当たるところがあるはず。
でも大事なのは「やってしまった」と落ち込むことではなく、そこから気づきを得て次に活かすことです。
自分の振る舞いや考え方を少し意識するだけで、アラサー世代は魅力的に見えます。
アラサーの年代は、それまで若さや勢いでうまくいっていたことが、少しずつ通用しなくなると感じる時期でもあります。
その分、日々の小さな意識や行動の差が、これからの充実度に大きく関わってきます。
だからこそ、この時期を前向きにとらえながら、どんなことを心がければ「素敵なアラサー」として自分らしく過ごせるのかを考えてみましょう。
ここでは、そのための心得を4つご紹介します。
20代後半から30代に差し掛かると、どうしても「もう若くない」と感じたり、年齢を重ねることに焦りを抱いてしまうこともありますよね。
しかし、年齢は後ろ向きに考えるものではなく、自分の人生をより豊かにしてくれる大切な要素。
年齢を受け入れることは、自分自身を大切にし、今の自分に誇りを持つことにつながります。
「若さ」ではなく「成熟」を楽しめるようになれば、自然と周囲からも魅力的に映るでしょう。
他人と自分を比べても、ねたみや怒りの感情を生むことが多く、あまり良い影響はありません。
もちろん、そうした感情が一時的に原動力になる場合もありますが、年齢を重ねるにつれて負担や反動が大きくなる傾向があります。
アラサーのうちから「他人と比べない習慣」を少しずつ意識していくと、心が楽になります。
また、無理に人付き合いを広げる必要はありません。
自分の時間を大切にするために、SNSとの関わり方を一度見直すのも有効です。
さらに、人間関係において「減点方式」で相手を見るのも注意が必要です。
欠点ばかりに目が向くと、相手の良いところが見えなくなり、関係がギスギスしがち。
お互いに長所を認め合える関係の方が、安心感や信頼感につながります。
アラサーの時期は、あらかじめ生活の基盤を整えておくことが安心につながります。
キャリアプランやライフプランを一度見直してみたり、計画的に貯蓄や投資を始めたりすることで、さまざまな局面に備えることができます。
恋愛面でも、もし先の見えない関係に不安を感じているのなら、自分は結婚や出産をどう考えているのか、一度立ち止まって整理してみるのも良いかもしれません。
未来を一緒に考えられる相手と向き合うタイミングになります。
そしてもうひとつ大切なのは、夢を持ち続けることです。
年齢を重ねるのは「失うこと」ではなく、経験や知識を積み重ねることでもあります。
アラサー以前の自分よりも、物事を冷静に判断し、合理的に行動できるようになっているはず。
体調管理や生活習慣の見直しも大切な要素のひとつ。
睡眠や食事、運動といった基本的なことを整えることで、健康や美容への意識を高めることができます。
これは自分を大切にすることの一部でもあります。
アラサー世代になると、周囲からの期待や立場も変わり、言動や振る舞いがより注目されるようになります。
見た目の印象も大切ですが、それ以上に日常のちょっとしたマナーや態度が信頼につながります。
たとえば、
・挨拶やお礼をきちんと伝えること
・相手の話を最後まで聞くこと
・TPOに合った言葉遣いを心がけること
こうした基本的なことの積み重ねが、落ち着きや安心感を与える振る舞いへとつながります。
また、外見に関しても「派手さ」より「清潔感」や「自然な品の良さ」が意識されるようになります。
高価なものを身につける必要はなく、場にふさわしい装いを選ぶだけでも十分に印象は変わります。
大人のマナーや品を意識することは、自分をよく見せるためというより、相手に敬意を示すための姿勢ともいえるでしょう。
日常の小さな場面から少しずつ心がけることで、自然と「信頼できる大人」という印象が形づくられていきます。
アラサーと呼ばれる20代後半〜30代前半は、まさに結婚を意識しやすい時期です。
厚生労働省の「人口動態統計」によると、2021年の平均初婚年齢は男性31.0歳、女性29.5歳と報告されています。
引用元:厚生労働省「人口動態統計」
20代の頃は「まだ先」と思っていた人も、仕事やライフスタイルの変化をきっかけに、将来のパートナー像を意識するようになります。
一方で「出会いが少ない」「忙しくて恋愛が後回しになる」といった悩みも増えがち。
ここでは、アラサーならではの結婚観や現実、そして出会い方について整理してみましょう。
アラサーは、仕事面でも責任が大きくなる時期です。
昇進や転職、独立などの選択が重なると、「結婚や出産をどう位置づけるか」「キャリアと両立できるのか」と悩む人が多くなります。
・キャリアを優先したいが、結婚・妊娠・出産時期を考えると迷う
・今のパートナーと将来を考えてよいのか不安
・一人で考えても答えが出ず、時間だけが過ぎてしまう
結婚は個人の自由な選択であると同時に、ライフプラン全体を左右する大きな要素でもあります。
出会いの方法は友人の紹介やマッチングアプリ、婚活パーティーなどがありますが、
アラサーにとって重要なのは「真剣に結婚を考える相手と効率的に出会えるかどうか」です。
その意味で、結婚相談所を利用するのは有力な選択肢のひとつ。
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忙しいアラサー世代でも、限られた時間で効率的に、そして安心して結婚を前提とした出会いを探せます。
引用元:ツヴァイ公式HP
さらに、JLCA認定資格を持つカウンセラーによるサポートも大きな特徴です。
はじめての婚活や、仕事が忙しくて活動に十分な時間を割けない場合でも、状況に応じた適切なアドバイスと、婚約までの丁寧なサポートが受けられます。
引用元:ツヴァイ公式HP
また、20代で活動をスタートする方には「20代割」が用意されています。
入会費や月会費が通常よりお得になるため、早めに婚活を始めたい方や、将来をしっかり見据えたい方には特にメリットの大きい制度です。
アラサーに差し掛かる前の段階から利用しておくことで、より余裕を持って婚活を進められるでしょう。
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アラサーは、20代の若さと30代の大人らしさが交差する特別な時期です。
仕事で責任を任されるようになったり、結婚やライフプランについて考え始めたりと、これまでとは違う課題に直面することも多いでしょう。
しかしその一方で、自分を見つめ直し、将来に向けて一歩を踏み出すきっかけを得られる時期でもあります。
年齢を重ねることを悲観するのではなく、「経験や価値観を積み重ねてきたからこそできる選択」が広がっていくのがアラサー世代の強みです。
大切なのは、他人と比べて焦るのではなく、自分に合った生き方や人とのつながりを見つけること。
結婚やキャリア、ライフスタイルにおいても、自分の意思で選択していける力を持てるのがこの年代です。
もし「これからの人生を一緒に歩めるパートナーと出会いたい」と思ったら、行動を起こすタイミングは今。
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ZWEI編集部
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)