10年の婚活の先にあった、支え合いながら育む家族の物語

2016年入籍

大阪府

10年間の活動を経たIさんと、相談所を変えたタイミングで運命の相手と出会えたKさん。「ボタンひとつかけ間違えていたら出会えなかった」と話す2人の婚活は、ひと筋縄ではいきませんでした。出会う前からのお話から、お子さん2人に囲まれた、にぎやかな結婚生活まで、激動の人生をたっぷり語っていただきました。

この記事のポイント

  • 10年におよぶ婚活と、相談所を変えたタイミングで出会った
  • 産後の病気を夫婦で乗り越えた絆の深まり
  • 支え合い、学び合う夫婦が語る幸せの秘訣

プロフィール紹介

2016年入籍

Iさん

(会社員)

Kさん

(パート)

家族構成

Iさん(53歳)、Kさん(47歳)、長女(8歳)、次女(4歳)
※2025年10月現在

趣味・休日の過ごし方

Iさん:読書
Kさん:登山、旅行
家族でお出かけ

お二人の年表

2015年5月 交際開始
2016年1月 プロポーズ
4月 婚姻届提出
2017年10月 長女誕生
2021年7月 次女誕生

お互い試行錯誤の末、出会えた相手だった

振り返ってみて、ツヴァイでの活動はいかがでしたか?

Iさん:活動していない期間も含めて、トータルで10年間在籍していたんです。店舗に行くと、入会している方の伝言板や成婚退会された方の写真が飾ってあって、みなさん頑張っているんだなと刺激をもらっていました。入会したのは20年前なんですけど、当時は申し込みがメールで届いたら、店舗に写真を見に行ってお受けするかどうか決めるという段取りで、途中から写真を見に行くのが億劫になって、ほとんどサボっていました(笑)。

Kさん:私は最初、別の相談所で活動をしていたんですけど、なかなかいい出会いに繋がらなくてツヴァイに変えたんです。前の相談所ではなかった、カウンセラーさんから具体的なスケジュールのプランニングがあって、とても頼もしかったです。店舗に行く度に15分でも時間を取って話を聞いてくれたのもありがたかったです。

結婚の決め手は、どういうところだったんですか?

Iさん:ずっと、なんとなく「かっこつけないと」と行動するのが、しんどいときもあったんですけど、Kさんには「しんどい」とはっきり自分の気持ちを伝えることができて、「無理しなくていい。自分の弱いところを出してもいいんだよ」と言ってくれたんです。気持ちを楽にしてくれた方は初めてだったので、それが決め手でした。

Kさん:初めて会ったときに、どんな婚活をしてきて、こういうところがうまくいかなかったとか、カウンセラーさんに話すような話をしてくれたんです。私もうまくいってなかったから、同じ気持ちで、今ここに来てくれているんだと思うと、すごくありがたいなと思えて。悪い人じゃなさそうだし、特に気を遣うこともなく、デートを重ねる度に結婚したいなという気持ちになっていきました。

Iさん:活動を始めた頃は、この人違うなと思った瞬間にお別れしていて、自分の直感だけでいいか悪いか判断してしまっていたんですけど、Kさんの場合は付き合っていくにつれて、いいところと悪いところの両方が見られたのもよかったかなと思います。結婚したあとに、「こんな人だと思わなかった」だと大変ですよね。

Kさん:なんか通じ合うものがあったんだよね。10年の活動を通して、諦めずにちゃんと向き合って、目の前の人がどういう人かっていうのを理解しようという姿勢も好印象でした。

自分の意見を理解してもらうことが大事だと気づくのに10年かかった

こんな結婚生活がいいなというイメージはありましたか?

Kさん:同年代は難しいだろうから、ちょっと年上で「子どもはどっちでもいいよ」と言ってくれる人がいいなと思っていました。あとは転勤がない人。それ以外は、なるようになるんじゃないかと、結構楽観的に考えていました。

Iさん:自分の場合、お相手の考える結婚生活に無理やり合わせようとしていて、それが相手にも伝わっていたのかもしれないです。「優しい」と言ってもらえることもあったんですけど、言われたことに合わせただけで、そこに自分の意思はなくて。合わせるだけでなく、自分をわかってもらおうとする努力も必要だと気がつくまでに時間がかかったのかなと思います。

諦めなくてよかったですね!

Iさん:本当にそうですね。あのとき退会していたら人生が違っていました。

Kさん:ボタンを1つかけ違えていたら出会えていなかったと思います。

子どもが生まれてから、2人で乗り越えたこと

お子さまが生まれてから、夫婦関係が変わったり、仲が深まったと感じられたりすることはありましたか?

Kさん:実は産後の記憶が全くないんです。最初は産後うつだと診断されて、薬を飲んでいたんですけど、症状が改善されなくて、詳しく調べたら橋本病だったんです。全身に倦怠感が出て、横になっていないとしんどくて。そのときは、主人が会社を休んで、子どもの面倒を見てくれました。

Iさん:自分は営業職なんですけど、出張が多いこともあって、子どもが生まれても妻に任せっぱなしだったんです。今考えると、何かしらサインが出ていたと思うんですけど、気づいてあげられなかったのを反省しました。

Kさん:3歳ぐらいまでは保育園に預けずに一緒に過ごしてほしいと考えているのをわかっていたので、辛いという気持ちも言えなかったんです。でも、私がダウンしてしまったのを見て、「働きたかったら働いていいよ」と言ってくれて。上の子が1歳半のときに保育園に入れたので、再び働き始めました。

それは大変でしたね…。保育園に入ると子どもの成長を感じることも多いですよね。

Kさん:本当に。他のお友達や先生と接するほうが、いろんなことを一度に吸収して帰ってくるので、私がマンツーマンで見ているのと、全然違うと感じました。上の子は、体が大きく生まれたのに、飲まないし食べないということに悩んでいたんですけど、保育園に行って、周りの友達を見て、食べることを覚えて帰ってきてくれて、気が楽になりました。

Kさんにとっても、お子さんにとっても、すごくプラスの方向に進んだんですね。お仕事を再開されてから、家事分担は変わりましたか?

Kさん:私より早く家を出て、帰りも遅いので、最初は「お願い」っていうのもちょっと心苦しかったんですけど、今はなんでもやってくれます。子どものお風呂や、食器を洗ったり、掃除、洗濯など、その間に私が子どもと絵本を読んだり、遊んだりする時間を取れています。

2人の時間を作るより、子どもたちに意識を向けていたい

2人だけの時間は作りたいと思われますか?

Iさん:以前は作ろうとしたこともあるんですけど、妻は「それなら子どもも一緒にみんなで行こう」っていうんです。

Kさん:私たちは好きなように生きてきた時間のほうが長いので、せっかく子どもを2人も授かれたので、自分たちの時間を優先するより、子どもに意識を向けたいなと思っています。

こんなに思ってくださるご両親がいらっしゃって、お子さんたちもすごく幸せだと思います。お互い尊敬しているところを教えてください。

Kさん:イヤなことでも、進んでやってくれるところですかね。他のご主人の話を聞いてると、汚物の処理はやらないとか、疲れているときはやってくれないとか、あるみたいなんです。私が圧をかけているからか、なんでもやってくれます(笑)。あと、子どもが「行きたい」って言ったら、どこまでもつれて行ってくれるし、常に子どもに合わせていて、いつもすごいなと思っています。

Iさん:妻は先を見るのが得意なんです。それに乗っかったほうが楽しいということがわかっているので、言われたことに全力で乗っかります。あとすごく勉強熱心なんですよ。子育てで大変なのに、とてもマネできないなと思います。子どもにも「勉強しなさい」って口で言うだけじゃなくて、ママも勉強しているという背中を見せるのは説得力がありますよね。「じゃあ、パパは?」って言われちゃうんですけど(笑)。

お2人ともすぐ尊敬しているところがスッと出てくるのが、本当に素敵な関係性ですね。ケンカはしないですか?

Iさん:全然ありますよ。でも、あんまりケンカっていう感じではないですね。でも、イライラを引きずらないというか、スッと元に戻るのがすごいなと思います。私のほうが引きずることが多くて。

Kさん:結構、頑固なんです(笑)。

Iさん:「ごめんなさい」と言えたらいいなとは思っているんですけど、子どもにも「なんですぐ謝らんの?」って言いながら、自分も一緒やなと思って。年齢は自分が上だけど、精神年齢は下なんでしょうね(笑)。

Kさん:私、ずっと接客業だったので、クレームを受けたらまず謝罪っていうのが、おそらく身についているんでしょうね。謝って終わるんだったら、さっさと謝ったほうが早いと思っているんです。

Iさん:たまに子どもの言うことを尊重しすぎて「それは違う。ちゃんと正しいいかどうかで決めないといけない」と怒られることもあります。頭ではわかっていながら、ついつい甘やかしてしまうんですよね。やりすぎると、子どもも調子に乗るので、そういうときは「ママのほうが正しかったね。言うことを聞いておこうか」と話すと、「そうだよ」とか言い出して、「あれ、かばったのにな…」と思うこともあります(笑)。最初に会ったときから芯が通っているのは変わらないところですね

そんなお2人から、婚活を頑張っている方へ何を伝えたいですか?

Kさん:「自分と一緒に生きてくれる人を見つけてください」と言いたいですね。それはパートナーだけかもしれないし、子どもができたら子どももだし。今までと違う生活になるって、しんどいこともあると思うんですけど、やっぱりよかったと思えるので。ツヴァイに入会するとき、カウンセラーさんに勧められて成婚者インタビューを読んだんですけど、「この人と結婚するんだろうなと思いました」と答えている方が多くて、当時は本当かな?と、聞く耳を持てなかったんです。婚活中の方も、「そんなん言うけど、本当にそれで結婚できるの?」と思うと思うんです。特に子どもが欲しい女性は、年齢的な焦りもあるだろうから気持ちはすごくわかります。

「この人だ!」と思える人に出会うためにやるべきこと

どうすれば「この人だ!」と思う結婚相手に出会えると思いますか?

Kさん:たくさん人に会うことだと思います。カウンセラーさんから「プロフィールは【こういう人なんだと軽くならす場】で、初対面は【生理的に大丈夫か見る場】。3回目以降は、自分も相手も楽しめるような【お互い様の精神で会えるか見極める場】。まずはいろんな人に会わないと気づけないから、たくさん会いましょう」と言われたんです。でも「何人と会っても、気づけないと決まらないですよ」とも言われて。その言葉の通り、いろんな方と会って初めて「この人がいいんだろうな」と気づけるんだと思いました。ある程度会っていないとアンテナの感度を磨けないというか。「この人だ!」と思える人に会うまで、みんな苦労するから、途中で辞めたくなるけど、そこで諦めずに続けないと出会えないんですよね。

Iさん:年齢を重ねたり、長く活動していると、「早く見つけないと」って焦りますよね。でも、運命にお任せするのがいいのかなと思います。最初はそれなりにお金がかかるけど、会員数が多いですし、そこにいる人はみんな「結婚したい」と思っているわけだから。私もお金がかからない婚活手段も使いましたけど、真剣度が違いましたね。

Kさん:今はマッチングアプリで出会いもあると思うんですけど、どういう方なのかわからないので、お金をかけて活動している方が集まっているところのほうが、自分も相手も安心して活動できると思います。

Iさん:あと【見た目】と【年齢】を気にしているうちは、そういう方しか寄ってこないんじゃないかなと思います。「この人はうわべしか見ていないな」って、わかるんでしょうね。結婚は、生活をともにしていくものなので、内面や性格といった、見えない部分で決めるといいと思います。自分も成婚者インタビューを読んで、うまくいかない自分に凹むこともありましたけど、10年間活動して、心から諦めなくてよかったと思えるし、続けていれば、出会いはあるし、諦めなければ、どこかで運命の相手に出会えると思うので、ぜひ「この人だ!」と思える人を見つけて、幸せになってほしいなと思います。

10年活動してくださったIさんの言葉は、すごく重みがあります。

Iさん:途中で「もったいないですよ」と言われたこともありましたけど、休会の手続きをとることすら面倒だったんです。でも、休会していたら奥さんと出会えてないですからね。今だからそう思えますけど、当時は親の目が気になるときもあったし、凹んで、また頑張ってっていうのを繰り返していました。

Kさん:ツヴァイには、他の相談所にはないいろんな出会い方があると思うので、いろいろ試してみて欲しいですね。あとはカウンセラーさんを頼って欲しいです。

最後に、10年後、20年後、どうなっていたいですか?

Kさん:10年後、上の子は18歳ですけど、早く自立してほしいなと思っていて。そのためにも勉強や遊びなど、私たちが集中してサポートしたいと思います。

Iさん:そのころ娘たちは、それぞれ外に遊びに行くと思うので、我々は2人の時間を過ごしたいなと思います。20年後は、仕事は定年を迎えて、仕事メインの人生ではないので、そのためにも今仕事を頑張らないとですね。あとは、今はピンとこないんでしょうけど、2人が大きくなったら「こうやって知り合ったんだよ」と相談所の話をしてみようと思います。親子2代でツヴァイを利用するのもいいですよね(笑)。

(大阪府大阪市 天王寺動物園で撮影)

結婚相談所での出会いが、結婚後も続く安心と幸せにつながることを、今回のインタビューから感じていただけたのではないでしょうか。

あなたも一歩踏み出せば、未来のパートナーとの物語がすでに始まっているかもしれません。

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