「無理せず、頑張りすぎない」が合言葉。20年先も、変わらず楽しめる2人で

2018年入籍

神奈川県

条件よりも感覚を信じた結果、出会ったのは「嫌なところが一つもない人」。そこから始まった結婚生活は、週末婚からの同居、自然な家事分担、そしてパンをめぐる小さな喧嘩まで…ひとつひとつが、ふたりの関係を温かく深めていきました。「この人でよかった」と思える瞬間を重ねながら、何十年先もなんでも一緒に楽しめる関係を願うお二人に、“夫婦円満の秘訣”をたっぷり伺いました。

この記事のポイント

  • “条件より感覚”を信じて結婚
  • 結婚後、一番大きな喧嘩の原因は“パン”
  • 家事は最初から50:50、お互いの一人時間も大切に

プロフィール紹介

2018年入籍

Nさん

(会社員)

Yさん

(事務職)

家族構成

Nさん(36歳)、Yさん(32歳)
※2025年9月現在

趣味・休日の過ごし方

Nさん:カードゲーム
Yさん:ゲーム
家でまったり過ごす、お散歩

お二人の年表

2017年5月 交際開始
2018年1月 同棲開始(週末のみ)
5月 婚姻届提出
7月 結婚式
2019年11月 完全同居

結婚の決め手は「嫌なところが一つもなかった」から

婚活中、結婚生活についてどんなイメージがありましたか?

Nさん:正直に言うと、同棲して結婚生活…というのはあまり具体的には考えていませんでした。婚活中は「付き合えるかな」「この人とデートに行きたいな」とか、恋愛としてのことを想像することのほうが多かったです。

Yさん:私もそこまで具体的には考えていませんでした。ただ、婚活中は「埼玉や都内近郊の人と一緒に暮らすのかな?」とか漠然と想像はしていました。いまは神奈川に住んでいるので、神奈川での生活は想像していなかったですね。

いま振り返って、ツヴァイでの活動はいかがでしたか?

Nさん:妻が3人目で出会った女性だったので、正直あっという間でしたね。ツヴァイで活動したからこそ出会いがあって、いまにつながっているので、振り返れば本当によかったと思います。

Yさん:私はアプリもやっていたんですけど、マッチングアプリだと「相手が本当に真剣かどうか」を見極めるところから始めなきゃいけないですよね。でもツヴァイだと、そこを飛ばして最初から将来を見据えて話せるので、その点はすごく良かったなと思います。

結婚の決め手はなんだったんですか?

Nさん:妻と「結婚したいな」とは思っていたのですが、相談所に入ったのが初めてだったので、いきなり結婚の話をするのもどうなのかな、と少し迷っていたんです。でも妻の方はどんどん将来のことを話してくれて。内心それがすごく嬉しくて、自然と一緒に結婚を考えるようになりました。

Yさん:私は「嫌なところが一つもなかった」というのが決め手ですね。婚活をしていると、どうしても「ここがちょっと気になるな」って思う部分があることが多いんですけど、夫にはそれがなかったんです。

相談所で結婚して、良かったなって思うところはありますか?

Nさん:最初から結婚を前提に考えている人ばかりが会員なので、本当に効率が良かったと思います。安心感もありました。

Yさん:恋愛から始めると、「将来どう考えてるの?」って聞くのに苦労することがありますけど、相談所で出会ったからこそ、聞きにくいことも自然に聞き合えますよね。それがすごく助かりましたね。

「週末婚」からスタートした結婚生活

お二人は、結婚してしばらくは「週末婚」という形を取られていたんですよね?

Yさん:私が正社員で働いていてすぐに仕事を辞めたくなかったので、踏ん切りがつくまでの一年半から二年くらいの間だけ、週末婚でした。当時、群馬に住んでいた彼が私の住む埼玉に来てくれていました。

Nさん:土日しか会えなかったので、いまより積極的に外に遊びに行っていましたね。

Yさん:結婚してから私が宝塚や舞台にはまって、チケットが当たったら誘って兵庫まで一緒に観に行ったこともありました。

「週末婚」から一緒に暮らすようになって知った、お互いの新たな一面はありますか?

Yさん:夫が意外と寂しがり屋だっていうことですね(笑)。平日は会社の独身寮、週末は実家に帰っていると聞いていたので、正直「マザコンだったらどうしよう…」って思っていたんですけど(笑)。いざ一緒に住むことになって先にアパートを借りてもらい、夫が2〜3週間ひとりで暮らしていたとき、「すごく寂しくて待ちわびてた」って言っていて。あ、一人は苦手なんだなあって思いました。

Nさん:私は「週末だけ会っていたときとあまり変わらないな」という印象でした。違ったのは寝るタイミングくらいで、「意外と夜更かしなんだな」と思ったぐらいです。1週間一緒に暮らしてみて、寝る時間も起きる時間も自分とは全然違うんだなって気づきました。

Yさん:いまでも夫は早寝ですけど、休みの日は一緒に昼前まで寝るようになりました(笑)。

ふたりで見つけた、ちょうどいい暮らし

実際に生活を共にされて、他に生活習慣や価値観の違いを感じることありましたか?

Nさん:私はそんなに無駄遣いはしないんですけど、あまりお金の流れを気にしないタイプだったんです。でも妻は結構倹約家で、お金の管理をしっかりしているなと感じました。週末婚のときは遊びに行ったり買い物するくらいで、そういう部分は見えてこなかったんですけど、一緒に生活すると自然とそういうところも分かるようになりました。

Yさん:例えば、夫はペットボトルでお茶を買っていたんですけど、私は「水出しの方が安いよ」って教えたりして。そうすると「そうだね」ってすぐ乗っかってくれるから、特に揉めたり怒ることはないんです。

いまは、家計管理はYさんがしているんですか?

Yさん:基本的には夫から生活費をもらう形で、お小遣い制ですね。

Nさん:最初に「生活費はどれくらいかかるかな」って話をして、そこから「じゃあこれくらい渡すね」って二人で決めました。収入から私自身のお小遣いや、私名義で払っている保険料や駐車場代なんかを差し引いて、その残りを全部渡している形です。管理は妻にお願いしています。

独身のときより「使えるお金が減って不満」という声もよく聞きますけど、その辺はどうですか?

Nさん:私は不満はないですね。縛られるのは嫌ですけど、無駄遣いしていない自信があるので何も言われませんし、いままで通り、自分で決めたお小遣いの範囲内でストレスなく遊べています。

Yさん:趣味のカードゲームで友達の家に行ったりはしますけど、高価な10万円のものを買うとかはないので、安心して見守っています。本当にありがたいです。

家事分担とか、何か決めていることはありますか?

Yさん:はっきり決めてはいないけど、ほぼ全部半分ずつやってくれています。ご飯は、土日は夫に任せていますね。

Nさん:私は基本、土日が休みなので、ご飯はそのときに作っています。平日は妻、土日は私、っていう感じです。

Yさん:でも平日も全然ノータッチってわけじゃないんです。洗濯も洗い物もやってくれるし、むしろ、私が全部やらなかったら、全部やってくれるときもあるぐらい。私が10月に試験を控えていて、勉強に集中しているときは家事をさらっとやってくれるので助かります。

Nさん:私はそれまで家事を全然したことなかったんです。実家暮らしで、その後も会社の寮だったので、ご飯も寮母さんが作ってくれていて。結婚する前は料理を作ったことがなかったんですよ。結婚後変わった点といえば、いまは作るようになったことですね。平日は疲れて大変なときもありますけど、休みの日に自分の好きなものを作るのは全然苦じゃないです。

料理はYさんに教わったんですか?

Nさん:教えてもらったメニューもありますし、自分で調べたものもあります。彼女の手料理で一番印象的だったのがフレンチトーストなんですけど、めっちゃおいしくて。その後自分でも作るようになりました。

Yさん:いまでは、フレンチトーストは夫担当になりました。ピザトーストとかシュガートーストとか、バリエーション豊富に作ってくれるから、もう任せています。

まさかの“パン”が原因で、一番大きな夫婦げんかに発展!

これまで、喧嘩してすごく揉めたことはありますか?

Yさん:3年前くらいなんですけど、うちの両親と実家のある栃木にご飯を食べに行ったんです。そしたら、レストランで食べたパンがすごく美味しくて。そこのパンを買って帰ったんですけど。次の日の朝、夫が全部食べちゃってて…。

Nさん:多分「食べないんじゃないか」って思っちゃったんですよね…。

Yさん:さすがに「1個くらい残しておいてよ!」って私も少し怒っちゃって。「しばらく話しかけないで」って距離を置いたんです。そうしたら夫は「めちゃくちゃ怒ってる…」って思ったみたいで、そのまま家を飛び出して車で栃木まで行って、わざわざパンを買い直してきたんです。でもそれが逆に火に油を注いで…。イオンとか近くのお店でちょっといいチョコとかを買ってきてくれればいいのに、わざわざ高速に乗って栃木まで行ったことに、私もまた怒ってしまって…、みたいなことはありましたね。

それが、結婚してから一番大きな揉め事ですか?

Yさん:そうですね(笑)。あとはお互いイラッとしたときに、少しムスっとして距離を置くくらいかな。多分、私の物言いにイラッとすることはあると思います。

Nさん:喧嘩といっても口論にはならないですね。まぁ、距離を置けば自然と普通に戻ります。そこでどっちかが爆発すると口論になるって、お互いわかっているんですよね。

Yさん:私は思ったことはすぐ言っちゃうんですけど、夫は「ごめんね、直す」ってすっと直してくれて、怒りの処理が上手いんです。私に直接文句を言ってくることもないし、器が大きいので助かっています。

大きな価値観の違いを感じる瞬間はありましたか?

Yさん:ないですね。多分、家庭環境が結構似ているからだと思います。

Nさん:それ前にも話したよね。育った環境が似ているのかもしれないって。

Yさん:結婚してからも大きな価値観のズレはなかったのは、親の育て方とか、考え方が似ている部分があるのかなと思います。夫のお父さんが、女性に逆らわないというか…レディーファーストの精神で。夫もそういう教育をされてきたみたいなんです。だから私が何か言っても「女のくせに」とかそういうのは一切なくて。

Nさん:昔、会社や学校で食べたものが夕飯に出てきた時に、私か弟のどちらかが母にそれを指摘したことがあったんですね。すると父から「余計なことは言うな」と言われて。それはすごく覚えていますね。

結婚前にNさんに対して「特に嫌なところがない」と感じられたのは、家庭環境が似ていたことも理由の一つなのでしょうか。

Yさん:それもあるかもしれないです。特に「家庭環境」を重要視していたわけではないんですけど、なんか似ていましたね。

夫婦円満の秘訣は、信頼とほどよい自由

結婚してから、改めて“この人でよかった”と思った瞬間はありますか?

Yさん:器が大きいところとか、決めるところはちゃんと決めてくれるところですね。普段はなんでも私に合わせてくれるんですけど、大事な判断はちゃんと自分で決めてくれるんです。

Nさん:私からすると、大事な判断のときは妻が私を立ててくれているんだなって思っています。宝塚の観劇なんかも、私はそれまで全然知らなかったんですけど一緒に楽しめるようになりました。そうやって新しい世界に連れていってくれるんです。

結婚して世界が広がったんですね。

Nさん:そうですね。独身のときは実家か、限られた友達と遊ぶくらいだったので、本当に世界が広がりました。家に帰っても真っ暗な部屋に一人だったのが、いまは部屋が明るくて、妻が待っていてくれる。それが本当に嬉しいなって思います。

Yさん:私は2年前に大きな病気の診断を受けて、手術の話まで出たことがありました。そのとき夫は、離婚の話なんて一切出さず、ただ寄り添ってくれたんです。治療を始めたら子どもは望めないかもしれない、という話になったときも、変わらずに支えてくれて。本当にこの人はすごいなって思いました。

Nさん:あのときは本当に辛かったです。

Yさん:私より落ち込んでいるんじゃないかなって思うくらい、しょんぼりしていましたよね。

Nさん:しょんぼりしますよ。気が気じゃなかったです。これは本人と共有できないことなので……。

Yさん:結果は誤診だったんですけど。精密検査の結果が出るまでの2か月間、経過観察の時間もあって。私は目の前の手術のことだけで精一杯でしたけど、夫はきっとその先のことまで考えていたんだと思います。そのときは本当に、夫の存在が心強かったです。

ものすごく仲の良いおふたりですが、夫婦円満の秘訣を教えてください。

Yさん:本当、夫の性格ができているから、全部それに救われているなって感じがしますね。

Nさん:自分がイラッとして態度や表情に出ちゃうこともあるんですけど、歳も4つ離れているので、そこはぐっと抑えるのが大切かなって。

Yさん:我慢しているんだね(笑)。

Nさん:あとは、私の方がよく友達と遊びに行くんですけど、適度な範囲で遊ばせてもらっています。夫婦で一緒にいることも大切だけど、「一人でいる時間も大切」って妻も言っているので、そういう交流も大事にしながら。もし「もう一切遊んじゃダメ」と言われてしまうと、夫婦関係にもひびが入っちゃうと思うんです。だからその辺のバランスを大切にしていて、いまはうまくできているのかなって思います。

Yさん:そうですね。基本は「好きにして」っていう感じで。遊びに行きたいって言われたら「どうぞ」って思います。

Nさん:でも、そう言われても限度はあるので、そこはわきまえないといけないなと思います。

結婚記念日は、なにかお祝いをされていますか?

Nさん:一番最近の記念日は富山旅行に行ってきました。旅行は年に2〜3回くらい定期的にしていて、今年は5月に富山、7月に茨城へ。最近は夜の公園でランタンを上げる「水戸のランタンフェスティバル」にも参加しました。

Yさん:あとは、千葉の某テーマパークかな?

Nさん:妻と付き合うまで行ったことがなかったんです。大人になると新しい経験が減るって言いますけど、妻と一緒に新しいことに挑戦できるのは、すごくありがたくて楽しいですね。共通の体験があると会話も増えますし、円満の秘訣にもなっていると思います。最近は漫画を一緒に読んだり、原画展のイベントに出かけたりもしました。

Yさん:だいたい私がハマっているものに夫を誘う感じなんですけど、一緒にブームに乗っかってくれてありがたいです。

定年後も一緒に楽しめる、そんな夫婦でありたい

婚活当時を振り返って、現在活動されている方へアドバイスをいただけますか?

Nさん:私は20代で入会したんですけど、当時の自分は平均年収や平均身長と比べても下のほうだったと思います。でも妻は、そういう数字ではなく内面を見てくれて、それがすごく嬉しかったですね。見た目の数字だけじゃなく、内面を見てくれる人も必ずいます。だから、自信をなくさず積極的に活動してほしいですね。

Yさん:条件は人それぞれ大事にしたいポイントがあっていいと思います。ただ「絶対に譲れない部分」は2つくらいに絞ることが大事かなって。私は身長にこだわりがなかったので、条件から外しました。背が高くなくても器が大きい人もいるし、そこで制限するといい出会いを逃すかもしれない。全部を求めるとすごく狭き門になっちゃうので、少し幅を広げるといいんじゃないかなって思います。

Yさんの条件二つは何だったんですか?

Yさん:なんだったかな(笑)。「絶対にこれ!」みたいなのは、特になかったです。だから最初から条件を狭めず、会ってみてどうかを大事にしていました。最終的には感覚のほうが大切かなって。会話がちゃんとできるか、自分の話を聞いてくれるか、お願いごとをしたときの反応など、そのあたりを見ていました。

そういった点で、Nさんには惹かれる部分があったんですね。

Yさん:そうですね。付き合って2回目か3回目のデートでスカイツリーに行ったんです。私が「行きたい場所」を伝えると、夫が詳細なプランを立ててくれる。その姿勢が「言いやすいな」と思えたんです。あとは、「どうせ後からバレる」と思っていたので、猫をかぶらず素のままで接していました。夫にも「猫かぶってなかったね」って言われていましたね(笑)。

Nさん:そうだよね。素を隠したまま同棲すると大変かもしれない。

Yさん:職場の先輩にも「最初から頑張りすぎないでね」と言われていました。実際、最初から土日の家事は分担していたので、いまも自然と続いています。もし最初に私が家事を100%やっていたら、後から「20%手伝ってほしい」とお願いしても、相手からすると「20%負担が増えた」と感じてしまうと思うんです。でも、最初から50:50なら増えた感覚はありませんよね。教育成功です(笑)。無理しないこと、頑張りすぎないこと。それが大事だと思います。

そういった点で、Nさんには惹かれる部分があったんですね。

Nさん:やっぱり健康第一で、お互いを支え合っていきたいと思います。子どもが授かれば家族の形はもちろん変わると思いますが、2人だった頃の気持ちを忘れずに、夫婦間の感謝を大切にしていきたいです。そうすれば10年後も20年後も、いい夫婦のままで暮らしていけるのかなって思います。

Yさん:私は定年後にアメリカのテーマパークに行くおじいちゃんおばあちゃんみたいな、ああいう感じになれたらいいなって思います。子どもがいてもいなくても、変わらず2人で楽しんでいける関係でいたいですね。

結婚相談所での出会いが、結婚後も続く安心と幸せにつながることを、今回のインタビューから感じていただけたのではないでしょうか。

あなたも一歩踏み出せば、未来のパートナーとの物語がすでに始まっているかもしれません。

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