成婚カップルの婚活体験談・エピソード
「お互いに嫌なところがない」が実は、「抜群の相性」だと気づいた2人。入会後、1人目に会った会員同士で結婚
ご結婚されるカップルの中には、出会った瞬間から強く惹かれ合った、という方々がいます。一方で、最初はまったく意識していなかった相手が、実は「最高のパートナー」だった、というカップルも。
今回ご紹介するHさん、Tさんのお2人は、お互い最初の印象が「嫌ではないかな」という程度だったそう。それが「相性を検討しよう」とお付き合いを始めたところ、結婚に至ったのだとか。一見消極的に進んだ2人の関係ですが、振り返ってみると相性は抜群。
今では「実は嫌なところがないって、すごいことなのかも」と語るお2人が、どのように結婚までの道のりを歩んできたのか、教えてもらいました。
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Hさん
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Tさん
同じ担当MCがつないでくれた縁。お互い入会して初めて会った相手でした
お2人は、どのようなきっかけでツヴァイに入会したんですか?
まわりの状況の変化が一番のきっかけですね。気づいたら友人や知人のほとんどが結婚して出産していたんです。それですごく焦ってしまって……。仕事中は笑顔でいなきゃいけないのに、「子供が〜」「旦那が〜」という言葉が聞こえるだけで、涙が出そうになるほど思いつめてしまいました。
そうだったんだ。僕は「結婚って2回する人もいればまったくしない人もいるし、人それぞれだからしなくても別にいいか」と思ってたよ。 ただ、僕には弟と妹がいて、2人とも僕より先に結婚したんですよ。それもあって、親族が集まる度に「結婚しろ」ってうるさく言われて。それがきっかけで、33歳のときに入会しました。
私は、手始めに街コンに行ってみたんです。女性の多い職場に勤めていたので、出会いの場を増やそうと思って。でも行ってみて気づいたのが、「同じ目的の人を見つけにくい」ということでした。街コンに来る人って、友達をつくりたい人もいれば、恋人を見つけたい人も、結婚相手を見つけたい人もいて、目的がそれぞれなんです。
私は早く結婚したかったので、結婚が目的の人と効率的に出会いたかった。それなら結婚相談所が一番だな、と思って入会を決めました。
なるほど。お2人は、ツヴァイのどのサービスで出会ったんですか?
2人とも、同じマリッジコンサルタント(以下、MC)さんに担当してもらっていて、その方が「この方と会ってみるのはいかがですか?」と紹介してくれたんです。それで彼女と出会ったんですけど、実は僕たち、お互い入会して最初に会った相手なんですよ。
私は入会後、紹介書は届いていたものの、なかなかピンとくる相手を見つけることができず、誰ともお会いせずにいました。考え込んでしまうタイプなので……。そんな私を見てMCさんが、「まずは誰かと会ってみましょう。そこから活動は始まっていくものですよ」と言って会わせてくれたのが、たまたま彼だったんです。
たしか、会ったのはお互い入会して2〜3週間も経ってない頃だったよね。
ビビッとはこなかったけれど、君以上の人はいなかった
初めて会ったときのお互いの第一印象は?
正直に言うと、可もなく不可もなく、みたいな感じでしたね。特別素敵ではないんだけど、嫌じゃない、という感じ。あ、でも「写真よりは良いな」と思ったのを覚えてる(笑)。
同じくですね(笑)。そのときはお互いに、「ビビッとくる」みたいなことはなかったと思います。でも、入会後にお相手と会うのはお互い初めてというのもあって、「婚活仲間」として意気投合したよね。その日、彼女はもう1人の男性と会う予定があったんですけど、その後にまた僕と彼女で合流して夜ご飯を食べに行ったんです。
それだけ暇だったのかも(笑)。その日は「お互い初めて会う相手だし、まだ他にも合う人がいるかもしれないから、これからのことはひとまず保留にしておきましょう」みたいな感じで終わったと思います。
そうすると、その後お付き合いするまでの間に、お2人ともいろいろな方と会われたんですか?
そうですね。僕はツヴァイ主催のパーティーで会った人も含めると、8人くらいと会ったと思います。
私は全部で5、6人と会ったかな。でも、1回お会いして「ちょっと違うな」と思ってしまうことが多かったです。2回お会いした人もいたんですが、お酒とタバコの量が多い人だったので、「一緒に生活するのは難しそうだな」と思って会わなくなってしまいました。
僕は、結局連絡先を交換したのは彼女だけですね。
そうだったの?
そうだよ。君以上にいいと思える人がいなかったんだよね。
それじゃあ、告白はHさんから?
告白っていうか……ずるかったよね(笑)。さぐりさぐりうまく誘導するような感じで。
ストレートに「付き合ってください!」という告白ではなかったよね。「いろいろな人に会ってみて、僕は君でいいと思ってるけど、君はどうする?」みたいな。
そう! 「君がいい」じゃなくて、「君でいい」だったんです(笑)。でも、始まりってそんなものなのかもしれないな、と思って。「私もあなたでいいです」って答えて、お付き合いが始まりました。
お付き合いを通じて、「実は不可がないってすごいこと」だと気づいた2人
お付き合いが始まって、「君でいい」が「君がいい」に変わったタイミングは、いつだったのでしょうか。
しいて言えば、同棲を決めたときかな?
あ、そうだね。私たち、昨年の2017年10月から同棲を始めたんです。半年間、週1回のペースでデートして何も問題がなかったので、「今度は一緒に暮らしてみて、生活していけそうか判断しよう」ということになって。
お互いの両親に、その旨と「このまま何もなければ来年くらいには結婚したい」と伝えるために挨拶に行きました。
ではプロポーズもそのときに?
両親に挨拶に行った後、「ちゃんとしよう」という話になって婚約指輪は買ったんですが、まだ言葉にはしてないですね。
そもそも結婚を前提に同棲を始めたので、式場の見学に行くなど、結婚の準備は着々と進めていました。一応、お互いの相性をみるための同棲でもあるので、ダメになる可能性もあったんですけど、「ダメだったらキャンセルすればいいや」と思って(笑)。そうして結局、ここまで来ました。
お互い不可がなかったってことだよね。
そう! まさに「不可がない」んですよ! 見た目も、特別かっこいいわけじゃないけど嫌じゃないし、一緒にいて苦じゃないし、家事だって結構やってくれるし……。
最初はただ単に可も不可もない人だなって思ったけど、今では「不可がない」ってすごいことなんだな、と感じています。
もし私が「男性はこうあるべき」という理想を持っていたら、視野が狭くなっていたと思います。固定観念を持たずに柔軟に活動できて良かったなって思いますね。
そうだよね。柔軟にいろいろな人と会ううちに、自分と合う相手を見極めることができるようになるんだと、僕も思います。
(2018年5月20日取材)
これから婚活する方へ
僕が思うに、結婚相談所は「釣り堀」みたいなものだと思います。せっかくだから、いろんな人を釣ったり釣られたりしてみて、ダメだったらキャッチアンドリリースです。あと、初対面の印象はやはり大切だと思います。服装に気を遣ったり、ダイエットにチャレンジしたり、自分で努力できることはしたほうが、効率がいいと感じました。
異性に対する固定観念を柔軟にすると、縁がつながるチャンスが増えると思います。たとえば初めから「女性はこうあるべき」と言われると、この人とはちょっと難しいな、と感じましたし、それは反面教師にもなりました。価値観は人それぞれだということを受け入れられるようになると、相手と仲良くなれるし自分も楽しく活動できるんじゃないでしょうか。