成婚カップルの婚活体験談・エピソード
諦めずに婚活した結果出会えた二人。コンサルタントの心配もよそにドライブデートで意気投合!
コロナ禍だからこそ婚活に集中できたというTさんMさんご夫妻。お二人とも30代半ばで婚活を始めたものの、なかなか良いご縁に恵まれず3〜4年が経過。
正直やめようかなと思ったこともあったそうですが、それを乗り越え、逆境をチャンスに変えたのは二人のポジティブさが起こした結果でした。
新しい一歩を踏み出すことを迷っている人にこそ伝えたい、誠実な二人の出会いからプロポーズまで、たっぷり語っていただきました。
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Tさん
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Mさん
- 年齢
- 37歳
- 出身地
- 埼玉県
- 職業
- 会社員
- 趣味
- 野球観戦
- 入会期間
- 3~4年
- 入会店舗
- IBJグループの結婚相談所
なかなかピンとくる出会いがなかった
まずはお二人が婚活を始めようと思ったきっかけを教えてください。
30代半ばになって周りの友だちが結婚しはじめて、自分も結婚を意識するようになりました。あと、婚活をはじめたきっかけとしては、親からのプレッシャーもありました。
私も会社の先輩がどんどん結婚していったのがきっかけで、本気で婚活しなければと思いました。
どんな感じで活動されていましたか?
ツヴァイでは、常にマリッジコンサルタントの方に相談しながら活動していました。お相手の方とお会いする機会はあったのですが、そこから先、交際に発展するまではなかなか進みませんでした。
私は月に2回ぐらいずつ、いろいろな方とお会いしました。写真から抱くイメージとお会いするのとではやっぱり印象が違うことも多かったので、ご縁のあった方とはできるだけお会いしてみようと思って活動していました。私のほうは、コンサルタントの方も複数人いらっしゃいましたが、こちらから積極的に相談するということはなかったです。
お二人が条件としてあげていたものはなんだったんですか?
特に選り好みはせず、どんな方でもウェルカムだったんですけど、年上の方だと緊張してしまうので、なるべく自分より年下がいいなと思っていました。
私は年上の方で、自分より背が高い方がいいなと思っていました。
マッチングした経緯を教えてください。
プロフィール検索(日本結婚相談所連盟の加盟している会員の中からお相手を検索して、お申込みができる機能)を使って、条件に合う方を探していて、いいなと思ったので私から声をかけました。そのあと、相談所の方が日時を決めてくれて会うことになりました。
「声をかけてくれたのに印象を悪くしてはいけない!」と必死だった
初対面の日のこと、第一印象を教えてください。
せっかく声をかけてもらったので、とにかく第一印象を大切にしようと心がけていましたね。当たり前ですが、遅刻をしないこと。せっかく入ったお店で座席がない、なんてことがないように1時間前にはお店に着いていました。
私も、自分から遅刻しないように15分前にはお店に行ったのですが、すでに彼が待ってくれていたので最初から誠実そうだなと好印象でした。
その日は緊張しながらもいろいろお話ししました。中でも私の趣味のドライブや、彼女の趣味の野球の話で盛り上がったので、素直にもっと彼女のことを知りたいなと思えました。
相談所の方からは「最初のお見合いは、だいたい1時間程度を目安にお話ししてください」と言われていたんですけど、気づいたころには1時間半から2時間弱ぐらい経ってしまっていました。
2回目のデートはすぐに決められたんですか?
ここでもたもたしていたら、彼女が別のお相手と会ってしまうかもしれない、手離しちゃいけないと思って、すぐに2回目の約束をしました。
その時期、2021年4月はコロナ禍で他に外出するような予定も入れていなかったので、婚活に集中できたのもよかったです。
平日はお互い仕事なので、それからは毎週末、土曜か日曜のどちらかは会っていましたね。彼女は郊外のアウトレットが好きで、自分の趣味はドライブだったのも合っていました。
彼の車の中で、最初は趣味の話や仕事の話をしていたんですけど、自然な流れで結婚したらどこに住みたいとか、子供はどうするとか、家族になったらという話に移行しやすかったですね。車の中だと周りの目を気にしなくていいので、どんどん突っ込んで聞きたいことを聞いてしまいました。
マリッジコンサルタントとデートのプランも相談
デートの内容などは担当のコンサルタントに相談しましたか?
進捗は随時報告していました。水戸のコンサルタントさんには、いろいろと相談もしました。
2回目のデートって、あまり遠出をしないと思うんですけど、最初のデートで話題になったので、山梨までほうとうを食べに行ったんです。
そのことをコンサルタントの方に報告したら「まだ2回目なのに、そんな遠くまで連れて行ってドン引きされますよ」って(笑)。自分としては、最初のデートで相手の要望を聞いた上だったので「あれ?」と……今では笑い話ですね。
でも、最初のデートも彼が車で迎えに来てくれて「東京タワーと海ほたるどっちがいい?」と聞かれて、いきなり車に乗るのは会話が弾まなかったときに気まずいので、私は近場の「東京タワー」と答えたんですよ。
そうそう。
それなのに東京タワーに行かなかったんです。最初に池袋で待ち合わせをして、海ほたるに行って、木更津のアウトレットに行って帰ってきました。
「あれ?東京タワーは?」って驚きましたけど、行ってみて、彼と一緒にいる時間が全然イヤじゃなかったので、結果よかったなと思えました。
それは好意を持っている証拠ですもんね。他に印象的なデートはありましたか?
初めて自分の家に来てもらったときに、一緒に餃子パーティーをしたことですね。最初に会ったときから中途半端な気持ちではなくて、真剣にお付き合いしたいと思っていましたけど、そのときにより結婚を強く意識しました。
私も、この時には彼との結婚を意識していました。どんなところに住んでるのかなとか、一緒に料理をしたら、家族になったらこんな感じなのかな? と想像しやすいので、そういう視点で彼のことを観察していましたね。
彼女の両親に会ったその日にプロポーズ!一世一代の日
Mさんはプロポーズされるかも?という予感はありましたか?
最初に出会って、2ヶ月後ぐらいには彼のご両親に会っていたので、このままいつかは結婚するんだろうなとは思っていましたが、プロポーズされる予感はなかったです。
自分が彼女と初めて出会った日から、母親には「いつ連れてくるの?」とうるさく言われていたので、「母が会いたがってるんだ」という話は自分からしましたね。
最初にご両親に会った時は緊張しすぎて、あんまり覚えてないんですけど、「よく来てくれたね」と暖かく迎えてもらったのが嬉しかったです。その次の週にうちの両親にも会ってもらいました。
プロポーズはどういったシチュエーションだったんですか?
実は、彼女のご両親に会った同じ日にプロポーズしたんです。
午前中に私の両親に会って、その日の午後にプロポーズされました。
ご両親に会うだけでも緊張するのに、その上プロポーズまで!
自分の中でプロポーズを「悟られたら負け」と思っていたので、両親に挨拶したあとに、いつものデートの感じでお昼食べに行こうと彼女を連れ出しました。
本当に普通のデートだと思ってましたね。
以前、彼女との会話の中で、都内のマンゴープリンが有名なホテルのマンゴープリンが好きというのを聞いていたので、プロポーズをするなら場所はこのホテルだと決めていました。ホテルの方にも事前にお話をして、プロポーズに協力いただいたんです。スタッフの方からは「皆さんの前でプロポーズもできます」と提案されたんですけど、デートを重ねていく中で、そういう目立つようなことは好きじゃないんだろうなということはわかっていたので、ひっそりとできるように考えました。
そうですね。たくさんの人がいる前だと恥ずかしいので、プロポーズされるのであれば二人っきりの方がいいなとは思っていました。
ホテルに下見に行ったときに、デザートフェアがちょうどイチゴからマンゴーに変わるタイミングだったんです。さらに、このホテルのアフタヌーンティーは通常1階で行われるんですけど、土日祝日に限っては最上階のフロアでおこなわれていると知って、「これはもうシチュエーションが揃いすぎている。勝負だ!」と思いましたね。
「(ホテルのある)日比谷に行く」と言うと、私に悟られると思ったらしく「日本橋に行く」とかって言ってたよね。
そうそう。絶対に彼女に悟られないように、入念な段取りをしました。プロポーズの言葉は、二人っきりの方がいいだろうなと思っていたので、アフタヌーンティーとは別に、ホテルの部屋も用意しました。本当は指輪も用意したかったんですけど、指輪は彼女と一緒に買いに行く約束をしていたので、代わりにバラの花束を用意して。
ホテルの方も本当はしっかり打ち合わせをしてたらしいのですが、通常のアフタヌーンティーのお客さんとしての対応をされるので、全然気づきませんでした。
チェックインをすると怪しまれるので、最初にホテルキーとか必要なものは全部もらっておいて、食事が終わったらスーツに着替えて、ホテルの部屋で「結婚してください」と伝えました。バラの花束も、本来108本が「結婚してください」という意味なんですけど、そんな大きな花束は目立ってしまうので、「つきあってください」という意味がある12本にしました。
Mさん、その時のお気持ちは?
素直に嬉しかったですね。彼のご両親と会ったときから、「次の日一緒に相談所を退会しに行こう」とは話していたんですけど、まさかのタイミングでした。
これからどんな結婚生活を送っていきたいですか?
毎日楽しく過ごしたいですね。彼は大らかなので、ほとんどケンカにならないんですけど、これからも穏やかに過ごしていきたいです。
自分も楽しく過ごしていきたいです。好きな言葉が「明るく仲良く元気よく」なので、毎日彼女の笑顔が見られるように頑張ります。
(2022年2月5日取材)
最後に、これから結婚相談所に入会しようか迷っている方や、現在婚活を頑張っている方々にメッセージをお願いします。
お互い3〜4年活動していたので、「やめようかな……」と思ったことがないというと嘘になりますけど、続けたからこそ、こうして出会えました。今度は応援する立場になれたらなと思います。