
「急に彼からの連絡が途絶えた」「また"別れよう"と言い出した」
そんな彼の行動に、気持ちがついていかず、この先どうすればいいのかわからないと悩んでいませんか。
うすうす気がついているかもしれませんが、それはあなたの愛情を確かめるための「試し行動」です。
この記事では、ツヴァイ編集部 I が、試し行動をする男性の心理から、よくあるパターンや振り回されないための対処法までをお伝えしていきます。
試し行動とは、「この人は本当に自分を愛してくれているのか」を確かめるために、わざと相手を困らせたり、不安にさせたりする行為のことです。
もともとは子どもが親に対して行うものとして知られており、わざとわがままを言ったり、「もう嫌い!」と叫んでみたりして、「それでも愛してくれる?」と確認する行動を指します。
しかし、大人になっても、恋愛のなかで試し行動する人は意外と多いのが現実です。
その根っこにあるのは、「ありのままの自分には価値がないのではないか」という深い不安にほかなりません。
こども家庭庁が令和5年度に実施した国際比較調査では、「今の自分が好きだ」という問いに「そう思う」と回答した日本の若者はわずか17.5%で、自分自身に満足している人は調査対象5カ国中最も低い結果でした。

引用元:こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査(令和5年度)」
上記のデータを元に自社で作成
自分を好きになれないまま大人になった人が、「本当に愛されているか」を過剰に確かめてしまうのは、ある意味で自然な流れなのかもしれません。
そしてここで、ひとつだけ先にお伝えしておきたいことがあります。
彼が試し行動をとるのは、あなたの愛情が足りないからではありません。
次の章で、なぜ彼は試し行動をとるのか、その心理を見ていきましょう。
あなたが「どうしてそんなことするの?」と聞いても、彼自身がうまく答えられないことがほとんどです。
それは、試し行動の原因が「意地悪をしたい」という単純な気持ちではなく、本人すら自覚しにくい心の奥底にあることが多いためでしょう。
ここでは、試し行動をとる3つの心理をわかりやすくご紹介します。
試し行動を繰り返す男性の多くが抱えているのは、「いつか見捨てられるのではないか」という慢性的な恐怖心です。
あなたがどれだけ「好きだよ」と伝えても、その言葉を素直に受け取ることができません。
自分に自信がないために、「言葉だけでは信じられない。行動で証明してほしい」と、何度も確認せずにはいられないのです。
本人にとっては、相手を困らせてでも「それでも離れないでいてくれた」という事実だけが、安心材料になっています。
イギリスの精神科医ジョン・ボウルビィが提唱した「愛着理論」では、子ども時代に親とのあいだで作られた「人との距離感のパターン」が、大人になってからの恋愛にも影響すると考えられています。
たとえば、幼少期に親の愛情が感じにくかった人は、大人になってからもパートナーとの距離が少しでも開くと強い不安を感じやすくなります。
その不安を埋めるために、試し行動や過度な束縛に走ってしまうのです。
逆に、親密さそのものを怖いと感じるタイプの人は、突然距離を置いたり音信不通になったりする形で、結果的に相手を「試す」ような振る舞いをすることもあります。
3つ目は、不安や自信のなさとは少し異なる心理です。
相手を振り回し、「自分のためにどこまでしてくれるか」を試すことで、関係のなかで優位に立ちたいタイプの男性もいます。
あなたが困惑したり、必死に引き止めたりする姿を見てホッとする心理の裏には、「自分のほうが上でなければ安心できない」というプライドが隠れています。
不安型の試し行動とは性質が異なり、放置すると関係が一方的なものになりやすい点に注意が必要です。
「もしかして試されている?」と感じても、それが試し行動なのか、ただの性格なのか、判断が難しいことも多いでしょう。
ここからは、恋愛のなかで特に多い5つのパターンを、具体的な場面とあわせてご紹介します。
あなたの経験と重なるものがないか、振り返りながら読んでみてください。
あなたは、以下のような経験はないでしょうか。
✍️昨日まで「おやすみ」のスタンプを送り合っていたのに、今日は既読がついたまま何時間も返信がない
心配になって彼のSNSを見ると、新しい投稿が上がっていた…
このパターンの目的は、「自分から連絡しなくても追いかけてきてくれるか」を確認することにあります。
あなたが不安になって連絡を重ねるほど、彼は「やっぱり必要とされている」と安心するのです。
次もよくあるパターンです。
✍️ささいなケンカや意見の食い違いのたびに「もう別れよう」と口にする
本音は別れたいわけではなく、「お願い。そんなこと言わないで」と引き止められることで、自分が必要とされている実感を得ようとしています。
引き止めるたびに要求がエスカレートしていく場合は注意が必要です。
次の行為も、典型的な試し行動のひとつです。
✍️「職場の○○さんに誘われた」「元カノから連絡が来た」など、わざわざ別の女性の存在をちらつかせて嫉妬心を煽る
あなたが動揺することで、「自分にまだ執着してくれている」と安心しようとしています。
実は以下の行為も試し行動の一種です。
✍️「俺なんかと付き合ってて楽しい?」「もっといい人いるんじゃない?」と繰り返し自分を卑下する
本音は「そんなことないよ」「あなたがいい」という全肯定の言葉を引き出したいという気持ちにあります。
一見かわいらしく見える行為ですが、相手に心理的な負担をかけ続ける点では他のパターンと変わりません。
以下のようなケースもあります。
✍️デートの約束を直前になって「仕事が忙しくて」とキャンセルしてくる
あなたがどこまで待ってくれるか、どれだけ怒るかを測ろうとする行為です。
本当に仕事が忙しいケースとの見分けが難しいため、「同じパターンが何度も繰り返されるか」「キャンセル後にあなたの反応を執拗に確認してくるか」がひとつの判断基準になります。
ただし、これらのパターンに当てはまるからといって、あなたが我慢するべきだということにはなりません。
「試し行動だと頭ではわかっている。でも、"別れよう"と言われたときに冷静でなんていられない」
そう思うのは、あなたが彼を本気で大切に思っている証拠です。
だからこそ、ここまで読み進めてくださったのだと思います。
ただ、感情ごと持っていかれないための「自分だけのルール」を持っておくことが大切です。
彼の行動に対して、すぐに慌てたり追いかけると、相手の思いどおりの反応を与えてしまいます。
「これは試し行動かもしれない」と思うだけでも、気持ちにブレーキをかける効果はあるはずです。
大切なのは彼のペースではなく、あなた自身のペースで動くことです。
実は私も試し行動をされたことがあります。
そのときは彼が大好きだったので、試されているとは微塵も思いませんでした。
あのときの私は、相手の言動の意図を考えるよりも、嫌われたくない気持ちで必死になっていたんです。
だからこそ、振り回されないためには、まず「これは試し行動かもしれない」と気づくことが大切です。
「別れよう」と言われるたびに泣いて引き止めることは、彼に対して「この方法は効果がある」と教えているのと同じです。
「その言い方は受け入れられない」「不安なら、試すのではなく言葉で伝えてほしい」と、毅然と境界線を引いてください。
すべてを受け入れることが愛情の証明ではないと、態度で示すことが重要です。
試し行動をする人は、「好きだよ」という言葉を100回聞いても疑ってしまう傾向があります。
それよりも、日常のなかで穏やかな時間を共有し、安定した態度で接するほうが、長い目で見たとき相手の不安を和らげられるでしょう。
ただし、これはあくまであなたが無理をしない範囲が大前提です。
うまく対処できなかった日があっても、自分を責めないでください。
そのうえで、もし改善が見られない状態がずっと続くなら、「あと半年、変わらなかったら関係を見直す」など、あなたのなかで具体的な期限を設けておくことも大切です。
それは冷たい決断ではなく、あなた自身の人生を守るための選択にほかなりません。
「結婚して一緒に暮らし始めれば、きっと彼も安心して落ち着くはず」
期待する気持ちはとてもよくわかります。
しかし、現実はそう単純ではないことが多いのも事実です。
ここでは、結婚後に起こりうるリスクについて、目を背けずに考えてみましょう。
試し行動の原因は、環境ではなく心の内側にあります。
結婚によって「簡単には離れられない」状況が整うと、むしろ試し行動がエスカレートしてしまうかもしれません。
根本にある不安や自己肯定感の問題が解決されない限り、環境が変わるだけでは行動パターンは変わりにくいと考えるべきでしょう。
「試されているだけ」「悪気はないはず」
そう思って受け流しているうちに、いつの間にか彼の言動がエスカレートしていた、ということは決して珍しくありません。
特に、先ほど触れた支配欲がベースにある試し行動は、少しずつ形を変えながら、モラハラ(精神的な嫌がらせ)やDV(暴力)へとつながっていく可能性があります。
「まさか自分が」と思うかもしれません。
ですが、内閣府が令和5年度に行った調査では、交際経験のある女性の22.7%、およそ5人に1人が、交際相手から何らかの被害を受けた経験があると回答しています。
引用元:内閣府男女共同参画局「男女間における暴力に関する調査(令和5年度)調査結果のポイント」
これは、特別な人だけに起こる話ではないということを示す数字です。
今の時点で「少し怖い」「一緒にいて息苦しい」と感じることがあるなら、その感覚を決して無視しないでください。
あなたの直感は、あなた自身を守るための大切なサインです。
結婚とは、この先何十年もひとつ屋根の下で暮らしていくことです。
だからこそ、私自身は夫との関係で「信頼」がいちばん大切だと感じています。
「この人はずっとそばにいてくれる」と思えるからこそ、安心してありのままの自分でいられるはずです。
逆に、毎日顔色をうかがいながら、「今日も機嫌を損ねなかっただろうか」と怯えて過ごす生活を想像してみてください。
「同じ家のなかにいるのに、心が休まる瞬間がない」となれば、考えるだけでもつらいものがあるのではないでしょうか。
「私さえ頑張れば」と思うこと自体が、すでに対等な関係ではないことの証拠です。
結婚生活の土台は、どちらか一方の我慢ではなく、お互いが自然体でいられる信頼関係のなかにこそあるのです。
ここまで読み進めてくださったあなたは、きっと「それでも彼を支えたい」「私が変われば何とかなるかもしれない」と考えているのではないでしょうか。
その気持ちはとても尊いものですが、あなたのエネルギーが持たない可能性もあります。
彼が変わるかどうかの決定権は、最終的には彼自身にしかないという事実を、どうか忘れないでください。
恋愛は本来「試されるもの」ではなく、「二人で一緒に育てていくもの」です。
もし、「彼がもっと誠実な人だったら、私は今どんな顔をしているだろう」と想像してみて、今とは違う穏やかな未来が見えたなら、新しい一歩を踏み出すサインなのかもしれません。
もしツヴァイでお手伝いできることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
無料のカウンセリングも行っています。
最後に、試し行動にまつわる疑問のなかでも、特に多く寄せられる3つの質問にお答えします。
「自分のケースはどうなのだろう」と迷ったときの判断材料として、参考にしてみてください。
試し行動の場合、連絡を絶ったあとや「別れよう」と言ったあとに、あなたの反応を確認する行動が見られるのが特徴です。
既読無視のあとにSNSの投稿をチェックしていたり、あなたが引き止めると途端に嬉しそうな態度をとるなら、試し行動の可能性が高いでしょう。
一方、気持ちが冷めている場合は、あなたの反応への関心自体が薄く、連絡する頻度が徐々に減り続ける傾向があります。
「自分が頑張らないと愛されない」という信念を無意識に持っている場合、感情の起伏が激しい相手に惹かれやすくなることがあります。
安定した関係を退屈(マンネリ)と感じ、不安定さを情熱と勘違いしてしまうことも考えられます。
もし同じパターンを繰り返していると感じたら、カウンセリングなどの専門的なサポートを受けることで、自分自身の恋愛傾向を客観的に振り返るきっかけが得られるはずです。
ひとつの目安は、「言葉と行動が一致しているか」という点です。
誠実な男性は、不安を感じたときに相手を試すのではなく、自分の気持ちを言葉で伝えようとします。
また、あなたの意見や感情を尊重し、意見が合わないときも対話で解決しようとする姿勢が見られるでしょう。
結婚相談所のように、身元が確認された環境で出会うことも、誠実なパートナーを見つけるうえで有効な手段でもあります。
試し行動に振り回される毎日は、あなた本来の魅力や輝きを曇らせてしまいます。
「どうすれば彼に安心してもらえるか」を考え続けることに疲れてしまったなら、少し冷静になってみませんか。
「次は、試される必要のない、心から信頼できるパートナーを見つけたい」
そう感じたとき、それはあなたの人生を取り戻すチャンスです。
ツヴァイはそんなあなたを応援いたします。
ZWEI編集部
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