
「一度途切れてしまった相手に、もう一度だけ連絡してみたい…」
恋愛や婚活の場面で、そんな気持ちから送るLINEやメールは「ザオラルLINE」と呼ばれています。
うまくいけばやり取りが復活する一方で、送り方やタイミングを間違えると、かえって相手との関係を悪化させてしまうリスクも。
この記事では、結婚相談所ツヴァイの編集部Yが「ザオラル」の意味から「ザオラルLINE」の例文、送信前に知っておきたいマナーとリスクまで解説します。
今の自分にとって本当に最善の選択は何か、冷静に判断するためのヒントを一緒に探っていきましょう。
「ザオラル」という言葉は、恋愛や婚活の場面で使われるネットスラングの一つです。
SNSなどで使われることが多く、「聞いたことはあるけれど意味はよく知らない」という方もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、ザオラルの語源や恋愛における意味、どのような場面で使われる言葉なのかを詳しく解説します。
「ザオラル」という言葉の語源は、人気RPGゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズに登場する呪文です。
ゲームの中では、戦闘中に倒れてしまった仲間を生き返らせる「蘇生呪文」として知られています。
ただし、このザオラルには一つ特徴が…。
それは、「必ず成功するわけではない」という点です。
成功するかどうかは運次第で、一定の確率で仲間を復活させる呪文として設定されています。
この「一度失われた状態を、確率に賭けて復活させる」というイメージから、恋愛や婚活の文脈でも使われるようになりました。
恋愛や婚活の場面で使われる「ザオラルメール」や「ザオラルLINE」とは、一度途切れてしまった関係をもう一度復活させるために送る連絡のことを指します。
たとえば、次のようなケースです。
・しばらく連絡を取っていなかった元恋人に久しぶりに連絡する
・一度デートを断られた相手に、もう一度誘いのメッセージを送る
・マッチングアプリでメッセージが止まっていた相手に再び連絡する
ちなみに、『ドラゴンクエスト』には100%の確率で復活させる「ザオリク」という蘇生呪文も存在しますが、残念ながら恋愛や婚活に「ザオリク」はありません。
実際、株式会社Omiaiが2022年に行ったアンケート調査では、元恋人や元配偶者からのザオラルLINEに「ほぼすべて返信した」と回答した人は男女合計41.8%という結果が出ています。

引用元:ザオラルLINEの正体~②ザオラルLINEは期待を叶える有効な手段だった! - コイパス by Omiai
男女別に見ると、男性の方が返信率が高いことがわかります。
個人的には、相手が元恋人や元配偶者ではなく、恋愛に発展する前の関係性であれば、確率はさらに下がるのではないかと思います。
この確率をどう受け取るかは人それぞれですが、ザオラルLINEを送ったからといって、必ずしも返信をもらえるわけではないということを理解しておきましょう。
一度連絡が途絶えてしまった相手に送る「ザオラルLINE」。
関係をもう一度つなぎ直すための連絡ですが、実はとてもデリケートなコミュニケーションでもあります。
ここでは、よくあるザオラルLINEのパターンを例文つきでご紹介します。
それぞれの注意点もふまえて、やり取り復活のきっかけを探ってみましょう。
最もシンプルで使いやすいのが、「久しぶり」の挨拶から始めるパターンです。
まずは軽い挨拶から入ることで、相手も構えずにメッセージを読むことができます。
<例文>
「久しぶり!元気にしてる?ふと思い出して連絡してみたよ。最近どう?」
特定の用事がない分、相手も「元気だよ」と返しやすく、現在の温度感を確認するのに適しています。
ただし、短文ですぐに返しやすい内容だからこそ、返信がなかった場合は、「やり取りを再開するつもりはない」という相手の意思表示である可能性が高いと考えられます。
誕生日や年末年始などのイベントも、連絡するきっかけとしてよく使われます。
<例文>
「誕生日おめでとう!素敵な1年になるといいね」
「あけましておめでとう!最近寒いけど元気にしてる?」
筆者もイベント時にザオラルLINEをもらったことが何度かありますが、「お祝い」という明確な理由があるため、違和感なく返信することができました。
きっかけがある分、唐突さを与えにくいのがメリットといえそうです。
一方で、イベントから数日経ってから送ると、不自然さが際立ち、かえって「無理やり感」が出てしまうことも。
タイミングには注意が必要です。
相手の趣味や好きなものに関する話題をきっかけに連絡する方法もあります。
<例文>
「そういえば、〇〇が好きって言ってたよね。駅前に新しいお店ができてたよ!」
「この前テレビで〇〇の特集を見て、あなたのことを思い出したよ」
相手の趣味に触れることで、「あなたのことを覚えている」というメッセージを伝えることも可能。
情報提供という形を取ることで、相手は「役立つ情報をありがとう」というスタンスで返信しやすくなります。
ただし、こちらもタイミングが重要。
すでに相手が知っている情報だとスルーされてしまう可能性もあるので、返信を期待しすぎないようにしましょう。
もう一つよく使われるのが、相手に相談する形で連絡する方法です。
<例文>
「今度友達のプレゼントで時計を買おうと思ってるんだけど、〇〇さん詳しいから教えてほしくて…」
「仕事のことでちょっとアドバイスをもらいたいんだけど、少しだけいいかな?」
特に相手の得意なことや詳しい分野であれば、答えやすく、会話も広がりやすくなります。
ですが、これをきっかけに関係を深めたいあまりに、本来必要のない相談を何度も繰り返すと、相手に下心や不自然さを見透かされてしまうリスクもあります。
ザオラルはうまくいけば会話が再開することもありますが、その可能性は100%ではありません。
それでも、「もう一度やり取りしたい」と願う気持ちはよくわかります。
ここでは、ザオラルLINEを送る際に意識しておきたい5つのポイントをご紹介します。
少しでも成功率を高めるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
久しぶりの連絡でやりがちなのが、近況や思いを長文で送ってしまうことです。
ですが、いきなり長いメッセージが届くと、相手は読むだけでも負担に感じてしまう可能性があります。
そこで、最初のメッセージはできるだけシンプルにするのがポイント。
「久しぶり!元気にしてる?」
「最近どうしてる?」
など、短く答えられる内容の方が返信しやすくなります。
まずは会話のやり取りを再開することを目標にして、無理に話を広げようとしないことが大切です。
ザオラルLINEでは、できるだけ明るい内容を心がけましょう。
たとえば、
「最近元気なくて…」
「仕事がつらくて、つい連絡してしまった」
連絡が途絶えていた相手に返信するのは、それなりに精神的なエネルギーを必要とするものです。
そこに重い話題が加わると、「関わると面倒かも」と相手から回避されかねません。
久しぶりの連絡だからこそ、軽くて前向きな雰囲気が大切です。
気軽に会話できる話題を選ぶようにしましょう。
ザオラルLINEを送った後は、返信が来るまで「待つ」のが鉄則です。
基本的にはザオラルが使えるのは一度きり。
もし数日経っても返事がなかった場合、それが相手の答えである可能性が高いでしょう。
その状態で
「忙しいのかな?」
「おーい」
といった追いLINEを送ってしまうと、相手にプレッシャーを与えてしまいます。
結果として、さらに距離ができ、ブロックされてしまうこともあるため注意しましょう。
メッセージを送るタイミングも意外と重要なポイントです。
深夜やお酒を飲んだ勢いで送ると、感情的な文章になってしまうことがあります。
相手に本気度が伝わりにくい上に、送った本人も翌朝読み返して「送らなければよかった」と後悔するケースも少なくありません。
ザオラルLINEを送るなら、相手が仕事終わりにリラックスしている夜21時〜22時頃や、休日のお昼時などがおすすめ。
落ち着いて、しっかり内容を確認してから送るようにしましょう。
いきなり「また会いたい」「あの時はごめん」と、かつての熱量をぶつけるのは避けましょう。
どんな経緯でやり取りが止まったにせよ、相手も同じ熱量でいるとは限りません。
過去に筆者も元彼から「あの時はごめん。もう一度やり直したい」と突然LINEが届いたことがありますが、正直なところ「なぜ今更?」と戸惑いを感じました。
ザオラルを成功させるには、相手の気持ちを最優先に考えることが不可欠。
焦る気持ちは抑えて、まずは軽い会話からスタートし、やり取りが続くかどうかを確認しましょう。
勇気を出して送ったザオラルLINEに返信が来たら、もう一度つながれた喜びでいっぱいになるかと思います。
ただし、肝心なのは返信が来てからの行動。
その後のやり取り次第で、関係が続くかどうかが大きく左右されます。
ここでは、せっかく再開したやり取りを大切に育てていくためのポイントを解説します。
焦らず、相手の気持ちに寄り添いながら進めていきましょう。
返信が来た嬉しさから、すぐに返したくなるかもしれません。
ですが、ここで自分のペースを押し付けてしまうのは避けたいところです。
相手が数時間後に返信してくるなら、自分も同じくらいのペースで返す。
一晩あけて返してくるなら、無理に急がず合わせていく。
このように、相手のリズムに寄り添うことで、やり取りの心地よさが生まれます。
反対に、自分だけが高い熱量でメッセージを送り続けてしまうと、温度差が生まれ、距離ができてしまうこともあるので注意しましょう。
会話のラリーを続けたい気持ちから、つい質問ばかり投げかけてしまうこともあるでしょう。
ですが、「?」が続くやり取りは、返信を考えることが「義務」のように感じられて、相手にとって負担になる可能性もあります。
大切なのは、質問と自分の話をバランスよく織り交ぜること。
「最近〇〇が流行ってるみたいだね」といった話題に、「私はこう思ったよ」という自分の感想を添えることで、相手も「自分はこう思う」と自然な形で言葉を返しやすくなります。
ザオラルの最大の目的は、「再会」かもしれませんが、焦りは禁物。
一度途絶えた信頼関係を修復するには、段階的なプロセスが必要です。
いきなり「今度ランチ行かない?」と誘うのは、相手の心の準備が整っていない段階ではリスクが大きすぎます。
まずは世間話や共通の話題を通して、「やり取りが楽しい」と感じてもらうことを優先しましょう。
再会を提案する場合も、「近くまで行く用事があるんだけど」「期間限定のメニューが出ていて」といった自然な理由を添えると、相手も「それなら行ってもいいかも」と受け入れやすくなります。
ザオラルはうまくいけば会話が再開することもあり、「もう一度やり取りしたい」と思ったときには試してみたくなる方法でもあります。
ですが、婚活においてザオラルに頼りすぎるのは少し注意が必要です。
状況によっては、かえってマイナスの印象を与えてしまうこともあります。
ここでは、ザオラルに過度な期待を寄せすぎないほうがよい理由について解説していきます。
ザオラルLINEを受け取った相手が、必ずしも好意的に受け止めてくれるとは限りません。
むしろ状況によっては、「都合のいい相手だと思われているのでは?」「他でうまくいかなかったから連絡してきたのかな?」と感じさせてしまうこともあります。
特に、相手がすでに気持ちを整理している場合、突然の連絡に戸惑いや警戒心、不快感を抱く可能性があるので、注意しましょう。
何より、相手から返信が来なかったり、改めてお断りの連絡が来たりすると、ザオラルした側の心も消耗しますよね。
やり取りが止まった理由やどちらが止めたか、相手との関係性などを総合的に見極めて、ザオラルするか否かを慎重に判断しましょう。
「一度いいと思った相手だから」
「やっぱりこの人しかいないと思うから」
そんなふうに過去の関係にこだわりすぎると、新しい出会いのチャンスを逃してしまうリスクもあります。
大事なのは、そもそもなぜ疎遠になってしまったのかを冷静に分析すること。
その背景には、何かしらの価値観のズレや違和感があったはずです。
たとえザオラルLINEがきっかけで、やり取りが再開したとしても、その根本的な問題が解決されていなければ、同じ結果を繰り返してしまう可能性もあるのです。
一度いいなと思った相手との縁が途切れてしまうと、未練が残ってしまいますよね。
ザオラルLINEを送りたくなる気持ちは、その出会いを大切に思っていた誠実さの裏返しでもあります。
ですが、恋愛や婚活で本当に大切なのは、過去の関係を無理に取り戻すことではなく、未来に向かって共に人生を歩んでいける相手と出会うことです。
もしザオラルを試すのであれば、「これで返信がなければ一区切り」と自分の中で決めておくのがおすすめです。
ザオラルは、あくまで一つの選択肢。
これからの出会いにも目を向けながら、自分らしい婚活を進めていきましょう。
ZWEI編集部
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