【完全マニュアル】同棲解消を円満・スムーズに進めるためのステップと注意点

【完全マニュアル】同棲解消を円満・スムーズに進めるためのステップと注意点

「同棲を解消する!」と決めたからには、円満かつスムーズに手続きを済ませたいですよね。

結果的に同棲を解消するに至ったものの、共に暮らした時間はかけがえのないものだったはず。
だからこそ、お互いにとって良い時間だったと思えるように、スムーズに、かつすっきりと関係を終わらせましょう。

この記事では、ツヴァイ編集部Sが、円満に同棲解消を進めるための方法や、後悔しないためのポイントを解説します。
この記事を参考にすれば、決断に後悔することなく、新たな一歩を踏み出せるはずです。


《目次》

  1. 1.同棲解消の完全ロードマップ!別れから引っ越しまでの具体的な手順
    • 【STEP1】パートナーと話し合う
    • 【STEP2】退去手続きを始める
    • 【STEP3】引っ越し先を決めて賃貸契約を結ぶ
    • 【STEP4】荷物を整理して共有財産を分配する
    • 【STEP5】退去にかかる費用の支払いについて決める
    • 【STEP6】引っ越し業者を決める
    • 【STEP7】公共料金の解約や行政手続きを行う
    • 【STEP8】引っ越す
    • 【STEP9】新居の公共料金を契約する
  2. 2.同棲解消までには費用や時間がかかる
  3. 3.同棲解消でトラブルを回避するための注意点
    • 関係にけじめをつける
    • お金を貯める
    • 引っ越しのタイミングを考える
    • 費用負担や共有財産の分配はしっかり話し合って決める
  4. 4.同棲解消を後悔しないために。確認したいポイント
    • 関係の修復は不可能か
    • 同棲解消の理由を明確に伝えたか
    • 独りよがりな決断ではないか
  5. 5.「同棲を解消して別れたい」と伝える際に気をつけること
    • 相手に合わせたタイミングと場所を選ぶ
    • 決意の固さを見せる
    • 理由を明確に伝える
    • パートナーのせいにしない
    • 相手の気持ちを受け止める姿勢を示す
  6. 6.同棲を解消して別れた先に新しい出会いがあることも
  7. 7.【まとめ】同棲解消は慎重に考えて、後悔のない判断をしよう

1.同棲解消の完全ロードマップ!別れから引っ越しまでの具体的な手順

同棲解消の完全ロードマップ!別れから引っ越しまでの具体的な手順

同棲解消には、さまざまな手続きが必要です。
バタバタして後になって「手間取った」「トラブルになった」と後悔しないために、9つのステップにしたがって計画的に進めましょう。

【STEP1】パートナーと話し合う

同棲解消を決めたら、まずはパートナーとの建設的かつ誠意ある話し合いの場を作りましょう。

感情論に流されず、別れるという決意が固いことを明確に伝えます。
この話し合いは、決意を伝え今後の手続きを協議する場。

同棲解消の理由を伝える際は、相手の欠点を責めるのではなく、「将来のビジョンや価値観の違い」など、自分視点の理由を伝えます。
これにより、相手も納得しやすく、不必要な対立を避けられます。

「いつまでに解消するか」「どちらかが今の家に残るか、二人とも引っ越すか」を決めましょう。
同棲解消には意外と時間がかかるため、無理のない期限の設定が重要です。

【STEP2】退去手続きを始める

STEP1で合意した内容にしたがって、現在の住居の賃貸契約に関する手続きを進めます。
同棲を解消する時期が決まったら、1日も早く今の家の管理会社や大家さんに連絡を入れましょう。
ここでの遅れは、数十万円単位の出費に直結することもあるため、スピーディーな対応が求められます。

まずは、賃貸契約書で解約予告期間(一般的には1ヶ月〜2ヶ月前)と、解約方法を確認。
入居して1年未満など、期間が短い場合に違約金が発生する特約がないかもチェックしましょう。
解約方法が確認できたら、管理会社や大家さんに対して、指定の方法で解約を通知します。
通知が遅れると、住んでいない期間の家賃まで発生するため注意が必要です。

契約者がパートナーで、パートナーが退去し自分だけが住み続ける場合、賃貸契約の名義変更が求められるケースが多いです。
この場合、ほとんど新規契約に近い審査が行われる点を理解しておきましょう。

【STEP3】引っ越し先を決めて賃貸契約を結ぶ

退去する側は、設定した期限に間に合うよう、新居探しを並行して進めます。
精神的な負担が大きい時期ですが、新生活の基盤を作らなければ、気持ちも前向きになりません。

同棲と一人暮らしでは、物件選びの基準が大きく変わります。
一人暮らしにふさわしい物件を、予算や立地、条件を考慮して探しましょう。

たとえば、手取りの3分の1以下を目安に、今の自分の収入だけで家賃を支払える家を選ぶ必要があります。
その上で、通勤の利便性や実家の近くなど、一人になった後でも生活しやすい立地を選ぶのがおすすめです。
退去期限が迫っている場合は、「即入居可」の物件に絞って探すのも一つの戦略です。

気になる物件があれば、すぐに内見を申し込みます。
繁忙期や条件の良い物件は、タッチの差で埋まってしまうことも珍しくありません。
「これだ」と思ったら即断即決する勇気も大切です。

物件が決まり次第、申込みや入居審査、重要事項説明を経て、賃貸借契約を結びます。
敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用がかかるため、計画的に準備しましょう。

【STEP4】荷物を整理して共有財産を分配する

同棲中に共同で購入した家具や家電などの共有財産について、公平なルールで分配や処分を決めます。
どちらが購入したかにかかわらず、まずは共有財産をリストアップ。
リストアップしたアイテムは、以下の3つのパターンのどれにするか話し合って決めましょう。

  • ・どちらかが引き取る:まだ新しいものや高価なものを片方が引き取る場合、現在価値の半額を相手に支払うというルールが公平です。

  • ・売却して現金を折半する:最も公平ですが手間がかかるため、時間的な余裕がある場合に適しています。

  • ・廃棄処分する:粗大ごみの手数料をどう分担するかも決めておきましょう。


ベッドやソファなどの大型家具を処分する場合、自治体の粗大ごみ回収は予約から収集までに1週間以上かかることも珍しくありません。
退去日に間に合うよう、早めの予約が必須です。

共有財産の行き先が決まったら、各自の私物の荷造りを開始します。
この時、相手の私物が誤って自分の段ボールに混入しないよう、エリアを分けて作業するのがポイントです。


【STEP5】退去にかかる費用の支払いについて決める

同棲解消に伴う費用を明確にして、トラブルにならないよう支払い方法を決めます。

多くの場合、退去する側の引越し費用は自己負担。
ですが、片方のみが引っ越す場合など、どちらかの負担が大きくなる場合は、負担割合について話し合い、お互いが納得できる着地点を見つけます。

退去時に発生するクリーニング代や、修繕費をどう負担するかも決めておきましょう。
基本は預けていた敷金から差し引かれますが、もし不足が出た場合や、敷金が返還される場合は、配分を考える必要があります。

引っ越し費用のほかに、共同貯金や最後の光熱費の精算も重要です。
とくに、退去後に請求が来る光熱費について、どう支払うかを決めておかないと、別れた後に連絡を取り合う口実になりかねません。

トラブルを防ぐためにも、金銭関係はすべてきれいに精算し、貸し借りがゼロの状態にしましょう。

【STEP6】引っ越し業者を決める

新居と退去日が決まり次第、引越し業者を選びましょう。
引っ越し業者は1社だけで即決せず、最低でも3社程度から見積もりを取ります。
業者によって数万円単位で差が出ることも。

「他の業者とも比較している」と伝えるだけで、大幅な値引きをしてくれることも少なくありません。
複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討すると、費用を抑えられる可能性が高まります。

大型家具や家電をパートナーが引き取る、あるいは処分する場合、意外と荷物は少なくなるかもしれません。
その場合、トラックをチャーターする通常のプランではなく、「単身パック」を利用すると費用を抑えられます。
また、引越し当日の開始時間を業者に任せる「フリー便」を選ぶと割安になるケースが多いため、時間に融通が利く場合は検討してみましょう。

週末や月末、2月〜4月の引っ越しシーズンは料金が高くなりがち。
通常の1.5倍〜2倍に跳ね上がる上に、すぐに予約が埋まります。
少しでも費用を抑えるなら、「平日の午後」や「15日〜20日頃」を狙うのがおすすめ。
退去期限との兼ね合いを見ながら、早め早めに行動することが大切です。

【STEP7】公共料金の解約や行政手続きを行う

引越し日が近づいたら、各種ライフラインの解約と行政手続きを進めます。
公共料金の名義人が自分ではない場合、基本的に手続きは不要です。
しかし、退去日までの日割り料金をどう精算するか、事前に話し合っておく必要があります。

名義人が自分の場合、解約手続きを進めましょう。
ただし、パートナーが今の家に残り、自分が退去するケースは要注意。
何も言わずに解約手続きをすると、残されたパートナーのライフラインが突然止まります。

管理会社や各事業者に連絡し、解約するのか名義変更するのかを確認しましょう。
解約する場合は必ずパートナーに伝えて、相手が新規契約をするタイミングと合わせる必要があります。

公共料金の他に、郵便物の転送手続きも必須。
退去後に、クレジットカードの明細や行政からの通知など、自分宛の大事な書類がパートナーの元に届くのを防ぐため、必ず転送手続きをしましょう。
手続きから転送開始まで1週間程度かかることがあるため、早めに登録しておくと安心です。

最後に、今住んでいる市区町村の役所で「転出届」を提出します。
原則として引っ越しの14日前から手続きでき、マイナンバーカードを持っている場合は、オンラインで対応できる自治体も増えています。
役所のホームページをチェックしてみてください。

【STEP8】引っ越す

引越し当日を迎えたら、新居への移動と、今の家の最終的な手続きを行います。
荷物の搬出を業者に任せる場合でも、最後まで立ち会い、搬出漏れがないかを確認します。
とくに、ベランダの物干し竿や駐輪場の自転車、郵便受けの中身、高い棚の上などは忘れ物が多くなりがち。
念入りにチェックしましょう。

荷物がなくなったら、管理会社や大家さんと退去の立会いをします。
敷金がいくら戻ってくるかが決まる重要な手続きなので、しっかりと確認することが大切です。
確認後は、スペアキーを含む入居時に受け取ったすべての鍵を返却します。

引っ越しが終わり新居に到着したら、荷物を運び入れる前に、何もない状態の部屋の写真を撮っておきましょう。
床や壁に元々あった傷を記録しておけば、今後退去する際に「自分がつけた傷ではない」と証明できます。

【STEP9】新居の公共料金を契約する

新居に着いたら、新生活をスムーズにスタートさせるため、ライフラインの開通手続きを忘れないようにしましょう。
ライフラインは入居前にWebで申し込める場合があります。
引っ越し当日はバタバタするので、引っ越しの3日〜1週間前までにWebサイトから申し込みを済ませておくと安心です。

基本的に電気や水道は、事前に申し込んでおけば、当日にブレーカーを上げたり蛇口をひねったりするだけですぐに使えます。
ただし多くの場合、ガスは作業員による開栓の立ち会いが必要。
とくに冬場や引っ越しシーズンに手続きが漏れていると、「今日はお風呂に入れない」という事態になりかねません。
必ず事前に確認しておきましょう。

引っ越し日から14日以内に、新住所の役所で転入届を提出する必要があります。
窓口は平日の日中しか開いていないことが多いため、場合によっては仕事を調整しましょう。
繁忙期の役所は混雑しやすいので、余裕のある行動が大切です。

役所の手続きが終わったら、運転免許証や金融機関、クレジットカードなどの住所変更の手続きも忘れずに。
これらの手続きが終われば、新生活のスタートです!


2.同棲解消までには費用や時間がかかる

同棲解消には、費用や時間がかかることを覚悟しておきましょう。
「別れたい」という気持ちだけで突っ走ると、費用や時間の見積もりが甘くなり、新生活のスタートに支障をきたすかもしれません。

同棲解消で最も大きな負担となるのは、退去する側の新居の初期費用と引っ越し費用。
これらの費用を誰がどのように負担するかを明確にする必要があります。

住んでいるエリアや引っ越しの時期にもよりますが、退去者一人あたりの金額の目安は以下のとおりです。

  • ・新居の初期費用:30万円〜60万円以上

  • ・引越し費用:3万円〜15万円

  • ・家具・家電購入費:5万円〜20万円


多くの人が初期費用を見誤りがち。
新居に引っ越す際は、家賃だけでなく仲介手数料や敷金、礼金が一気に発生します。
とくに都市部は家賃が高くなるため、最低でも家賃の5ヶ月分程度は、すぐに動かせる現金として確保しておきましょう。

「別れよう」と決意してから完全に別居が完了するまでには、1.5ヶ月〜3ヶ月程度の期間が必要です。
計画的に進めても、以下の期間はどうしても確保しなければなりません。

  • ・賃貸契約の解約予告:1ヶ月〜2ヶ月程度

  • ・新居探しと契約:2週間〜1ヶ月程度

  • ・引っ越し準備と業者手配:1ヶ月程度


ここまでのことから分かる通り、同棲解消には十分な費用と時間が必要です。
二人でしっかりと話し合い、計画的に進めることで、円満に同棲が解消できます。


3.同棲解消でトラブルを回避するための注意点

同棲解消でトラブルを回避するための注意点

同棲解消を円満かつスムーズに進めるためには、気持ちの整理はもちろん、現実的な準備が不可欠。
金銭トラブルや後悔を防ぐために、注意すべき4つのポイントを解説します。

関係にけじめをつける

中途半端な関係性は、同棲解消後のトラブルや、お互いが次のステップに進めなくなる原因になります。

同棲は解消するが恋人関係は続けるのか、それとも完全に恋愛関係を解消し別々の人生を歩むのかを、話し合いの場で明確に決めましょう。
別れるつもりなのに、曖昧なまま別居すると、パートナーに「復縁できるかも」という期待を与えます。

関係を完全に断ち切る場合は、引っ越し後に連絡手段を断つことも検討。
やむを得ない業務連絡を除き、SNSのフォローを外すなど、物理的にも精神的にも距離を置くことで、お互いが新生活に集中できるようになります。

相手の家に私物を残さないことも重要。
後に私物を巡って会う機会を作ったり、連絡を取り合ったりすることが、けじめをつけられない原因になってしまいます。

お金を貯める

同棲解消に伴う費用の準備不足は、引っ越し計画の遅れや焦りに繋がります。

引っ越し代や新居の初期費用、不足する家具家電の購入費など、必要な費用を正確に見積もりましょう。
目安として、家賃の5ヶ月〜6ヶ月分程度の現金は、新居の契約に備えて確保しておくと安心です。

筆者も何度か引っ越しを経験していますが、思ったよりもお金がかかります。

とくに金額が太くなるのは、新居に関わる項目。
家具家電は、不足があろうと少々古かろうとなんとかなるものです。
ですが、敷金や礼金など、入居に欠かせない費用が用意できなければ新居に移れません。
場合によっては、貯金を切り崩す覚悟も必要です。


とはいえ、費用がどうしてもすぐに用意できない場合は、計画を延期してお金を貯める期間を設けたり、一度実家に戻ったりするなどの方法もあります。
すぐにお金が準備できないからといって焦るのではなく、落ち着いて計画を立て直す勇気が必要です。


引っ越しのタイミングを考える

引っ越しのタイミングは、費用と手続きに大きく影響します。

多くの賃貸契約では、解約の1ヶ月〜2ヶ月前までに、管理会社や大家さんに退去の通知をしなければなりません。
この期間を過ぎて通知すると、住んでいない期間の家賃も全額支払うことになり、余分な費用が発生します。

2月〜4月は、引っ越し業者の繁忙期。
この時期は引っ越し費用が高くなり、希望日に予約が取れないリスクが高まります。
可能であれば、閑散期を選んで引っ越しを計画すると、費用を抑えられます。

費用負担や共有財産の分配はしっかり話し合って決める

金銭的な問題は、別れた後にトラブルに発展するリスクもあるため、最も慎重に判断すべきポイント。
口約束はトラブルの元です。
引っ越し費用の分担や共同貯金の分配、未払いの費用の清算額など、お金に関する内容は、記録が残る形で残しておきましょう。

一緒に購入した家具や家電について、どちらが購入費用を多く負担したか、またはどちらが今後も使うかを基準に分配します。
また、パートナーが不貞行為をしていたなど、同棲解消の原因に一方的な責任がある場合は、慰謝料を請求できるかもしれません。
まずは弁護士などに相談し、法的な権利の確認が重要です。


4.同棲解消を後悔しないために。確認したいポイント

同棲解消を後悔しないために。確認したいポイント

同棲解消という決断は、人生の大きな転機。
感情的な勢いや一時的な不満で同棲解消を進めてしまうと、「本当に別れる必要があったのか」と後悔する可能性があります。

別れを後悔しないために、以下の3つのポイントを確認しましょう。

関係の修復は不可能か

感情的な衝突やストレスが原因の場合、関係修復の可能性を冷静に見極めましょう。

喧嘩の原因が一時的なストレスにあるのか、結婚観や金銭感覚など、人生の根幹に関わる価値観の違いにあるのかを明確にしましょう。
価値観の相違は修復が難しい場合が多いですが、生活習慣のズレは努力で解決できる可能性があります。

冷却期間を設けたり、第三者の意見を聞いたりする努力をしたかなど、関係修復のために手を尽くしたか自問自答してみましょう。
「やれることはすべてやった」という事実が、後悔を防いでくれます。

気持ちが整理できない場合は、いきなり同棲を解消するのではなく、一時的に別居という形を取り、物理的な距離を置く方法もあります。
お互いの存在の大きさや、問題の深刻さを冷静に把握する期間を設けるのも有効な手段です。

同棲解消の理由を明確に伝えたか

相手に同棲解消の理由を曖昧に伝えると、誤解や不信感が残り、後のトラブルや関係の悪化を招きます。
同棲解消の理由は、どちらかのせいにするのではなく、「私たち二人の未来のため」として客観的に伝えましょう。
たとえば「仕事の忙しさ」ではなく、「お互いが目指すキャリアと生活のバランスを取ることが難しい」といった伝え方があります。

別れを切り出す際は、曖昧な言葉を避け、決意の固さと感謝の気持ちを同時に伝えます。
相手を否定する言葉は、激しい反発や怒りを招き、話し合いが建設的でなくなるためNG。
理由を明確にすると同時に、誠実さと信頼感のある伝え方を意識することで、円満に解消できます。

独りよがりな決断ではないか

同棲解消は、二人にとって大きな影響があるため、自分だけでなく、パートナーの状況や生活への影響を考慮に入れることが不可欠。
パートナーが仕事や家庭で大きなストレスを抱えている時期ではないか、経済的に大きな困難に直面していないかなど、相手の状況に最大限配慮したタイミングを選びましょう。

同棲解消後、一人暮らしが始まれば、少なからず経済的な負担や孤独感が生まれます。
一時的な感情で同棲を解消し、経済的にも精神的にも不安定になることは、最も避けたい事態の一つです。

同棲解消に至った背景を、次の恋愛や結婚生活に活かすための学びとしましょう。
それにより、今回の同棲解消は「失敗」ではなく「結婚への大事なステップ」だったと肯定的に捉えられ後悔が減ります。


5.「同棲を解消して別れたい」と伝える際に気をつけること

「同棲を解消して別れたい」と伝える際に気をつけること

同棲解消の決意をパートナーに伝える瞬間は、最も緊張する場面であり、その後の話し合いのゆくすえを左右します。
伝え方一つで、円満な解消になるか、泥沼のトラブルになるかが決まると言っても過言ではありません。
誠意をもって、建設的に話を進めるための具体的なポイントを解説します。

相手に合わせたタイミングと場所を選ぶ

話し合いが感情的な衝突で終わらないよう、環境を整えることが大切。

パートナーの状況に配慮したタイミングを選びましょう。
仕事の繁忙期や、心身ともに疲れている時など、パートナーが大きなストレスを抱えている時期は避けるのがマナー。
週末など、話し合い後に、気持ちを整理する時間的な余裕がある時を選ぶのが理想的です。

自宅で話すと、感情的になった際に逃げ場がなく事態が深刻化しがち。
静かなカフェや公園など、冷静さを保てる場所を選ぶことで、感情の爆発を抑えられます。
事前に「大事な話がある」とだけ伝え、心の準備をする時間を与えることで、相手の驚きや怒りを和らげられるでしょう。

決意の固さを見せる

話し合いを、別れるかどうかの交渉の場にしないために、自分の決意を最初に明確に伝えることが大切。
「どうしたらいいか迷っている」「別れた方がいいのかな」といった、相手に判断を委ねるような曖昧な表現は避けましょう。

最初に「あなたとの同棲を解消し、別れたい」と、結論と決意をはっきり伝えます。
これにより、その後の話し合いが「別れるかどうか」ではなく、「今後の手続きをどうするか」という方向に進みやすくなります。
決意が一時的な感情ではなく、将来のビジョンや価値観を深く考えた上での結論であることを示せば、パートナーの納得感も高まります。

理由を明確に伝える

理由が曖昧だと、パートナーは「他に好きな人ができたのではないか」などと疑心暗鬼になり、トラブルの原因になります。
「結婚観の違い」「金銭感覚の違い」など、抽象的ではなく具体的な事実に基づいて理由を説明しましょう。

同棲解消の理由は、相手を責めるものではなく、自分の気持ちや二人の未来に関するものに。
「あなたといると疲れる」ではなく、「私は、家庭と仕事のバランスを重視したいが、あなたとの今の生活では難しい」のように、主語を「私」や「私たち」にします。

パートナーのせいにしない

パートナーの人格を否定したり、欠点を責めたりする言葉は、最も避けるべきワード。
「あなたが家事をしないから別れる」「あなたの浪費癖が直らないから無理」といった言葉は、相手を激しく怒らせ、話し合いの決裂を招くことになります。

円満な解消のためには「相性の不一致」に焦点を当てた言い方が無難。
どちらかが悪いのではなく、二人の相性が合わなかったというスタンスを取りましょう。

別れを伝える時こそ、これまでの感謝の気持ちを忘れてはいけません。
同棲解消の理由を伝えた後に、「一緒に暮らしてくれてありがとう」「〇〇の優しさには本当に感謝している」といった言葉を添えます。
自分を認め、感謝してくれていることが分かれば、パートナーの気持ちも和らぎます。

相手の気持ちを受け止める姿勢を示す

決意が固くても、相手の感情を無視して、手続きを一方的に進めるのは誠意に欠けるもの。
「ショックだよね」「急にごめんね」など、相手の感情を理解し、配慮している言葉を伝えることで、相手は一方的に責められているという感情を和らげることができます。

パートナーがすぐに返答できなくても、焦って畳み掛けるのは避けましょう。
「結婚するかもしれない」「この先も一緒にいたい」と思っていた人から、同棲を解消したいことを打ち明けられて、戸惑うのは自然なこと。
パートナーが感情を整理するための時間を受け入れる姿勢が大切です。

同棲解消の決意を伝えたからといって、その日のうちに、すべての手続きを決める必要はありません。
「今日は私の気持ちと結論を伝えたかった。具体的な引っ越しの手続きや費用の話は、また後日冷静に話し合おう」と、次の予定を伝えて一旦終了することで、相手に考える時間を与えられます。


6.同棲を解消して別れた先に新しい出会いがあることも

同棲の解消は、必ずしもネガティブな選択ではありません。
パートナーとの出会いや、共に過ごした時間があるからこそ、今のあなたがいるはず。
解消直後は、気持ちの整理がつかずつらいと思うかもしれませんが、時間が経てば、以下のように受け入れられる時がきます。

この経験があったから今があるのは確実で
同棲解消してから、たくさんの出会いがあった。
だから胸を張って言える。

同棲解消して良かった。

引用元:同棲を解消した理由_vol 3

思いっきり悲しみに浸った後は、まずはリフレッシュして心を回復させましょう。
旅行に行ったり趣味に熱中したり、新生活を楽しむことが大切。

好きだったパートナーとの生活を解消し、環境を変えることには、とてつもないエネルギーが必要だったはずです。
不安や寂しさを乗り越えて、自分の未来のために「同棲を解消する」という決断を下せたあなたの勇気と行動力は、褒められるべきもの。
まずは好きなことをして、自分をたくさん労わってあげましょう。

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7.【まとめ】同棲解消は慎重に考えて、後悔のない判断をしよう

同棲解消は、決して失敗ではありません。
「この人とは結婚生活のビジョンが合わない」という大事な気づきであり、あなたの人生を次のステップに進めるための貴重な学び。

とはいえ、人生における大きな決断であることに変わりはありません。
後悔を避けるために最も重要なのは、感情的な勢いではなく、しっかりと考えてから決断することです。

同棲解消は、次の幸せを掴むための新たなスタート。
今回の経験で明確になった「譲れない価値観」や「パートナーに求める要素」を踏まえて、人生を共に歩める相手を見つけましょう。
前向きな一歩を踏み出すことで、明るい未来を手に入れられるはずです。


この記事の監修者

ZWEI編集部


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