
「結婚は本当に幸せをもたらすのか?」という問いは、さまざまな観点から議論され、多くの人が気になるテーマではないでしょうか。価値観の多様化が進む中で、結婚の形は変化し、独身でいることを選択する人も増えています。
しかし、統計データや学術的な研究は、依然として結婚が個人の幸福度を大きく高める可能性を暗示しています。
この記事では、全国54店舗を展開する結婚相談所ツヴァイの編集部Mが、結婚したら幸せになれるのかという不安を抱えている方にとって、結婚の何が幸福度を高めているのか、また幸せな結婚を実現するために大事なポイントご紹介します。
この記事を読むとわかること ・アンケート調査から見る既婚者の幸福度 ・男女年代別に見る幸福度の傾向 ・なぜ結婚すると幸せを感じやすいのか ・幸せな結婚は出会いの質が関係している
結婚と幸福度の関係性や、出会いの質を高めるための具体的な方法についても紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも結婚するとなぜ幸せを感じられるのでしょうか?
幸福度を高めるのに一体何が関係しているのか、さまざまなデータを参考にしながら紹介します。
明治安田総合研究所が2018年に実施した調査(全国の40歳から64歳の男女12,000名が対照)では、既婚の男女ともに約8割が「現在幸せを感じている」と回答しています。
一方、未婚(離別、死別を含む)の男性が幸せだと感じているのは5割、女性は7割という結果で、既婚の男女のほうが幸せだと感じていることがわかります。
また、結婚のメリットとして挙げられたのは下記の通りです。
男性:「精神的安定」「好きな相手とともに暮らせること」
女性:「経済的安定」「精神的安定」
引用元:明治安田総合研究所「人生100年時代の結婚に関する意識と実態」
幸福度の傾向は性別と性別によっても明確な違いが見られます。
2022年に内閣府によって発表された「人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書」によると、20歳から69歳までの男女では、総じて女性のほうが幸福度が高く、もっとも高い幸福度を記録しているのは、55~69歳の女性です。
20歳〜39歳女性…47.3%
20歳〜39歳男性…38.1%
40歳〜54歳女性…50.5%
40歳〜54歳男性…41.4%
55歳〜69歳女性…60.8%
55歳〜69歳男性…53.5%
引用元:内閣府「令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書」
女性は全体として高い幸福度を示す一方で、2024年に行ったハルメクの調査(50〜79歳既婚の男女600名が対象)では、60代女性の54%が「これまでに離婚を考えたことがある」と回答しており、これは全年代の中で最も高い割合となっています。
引用元:ハルメク「夫婦関係に関する調査」
離婚を考えたきっかけの主なものとして、性格や価値観の不一致が多く挙がり、夫の退職を機に考えた人も少ないようです。「熟年離婚」という言葉が話題になって20年ほど経ちますが、家で一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、相手の行動に不満を持ちやすいのは、想像に難くありません。
先ほど紹介した、明治安田総合研究所の調査で発表されていたように、結婚による幸福度は、大きく分けて「精神的な安定」と「経済的な基盤」という2つの要素があり、その兼ね合いで幸福度を形成しているといえるでしょう。
2024年リクルートが行った調査(18~69歳既婚の男女3,100名が対象)によると、結婚のよさだと思うこととして、多かったのは「子どもができたこと」(44.2%)。
ついで「精神的に支えてくれる人ができること」(34.3%)という回答でした。
また、良好なパートナーシップがどんな影響をもたらすかという問いでは「人生の幸福度」「心の余裕」「生活の満足度」にプラスに影響すると回答した割合が全体で72%台という結果が。特に60代では75%台と高い数値が出ています。
続いて、「仕事のパフォーマンス」「仕事のモチベーション」「仕事の生産性」が上がると答えた割合が全体の5割以上という回答でした。
引用元:リクルート「パートナーシップ調査2024」
良好なパートナーシップを築けると、心の余裕を持てるだけでなく、仕事にもプラスの影響をもたらしてくれることがわかります。
さまざまな「幸福度」にまつわるデータを紹介しました。
では、なぜ結婚は、個人の幸福度を高めてくれるのでしょうか。
ここでは、考えられる3つの本質的な理由をご紹介します。
結婚がもたらす最も大きな影響は、「自分の味方でいてくれる人ができた」という精神的な安定と安心感です。
慶應義塾大学の経済研究所によると、夫婦関係満足度は、金銭的な豊かさや健康状態に加えて、「夫婦で一緒に行動すること」と強く関係していることが発表されています。
また、夫が抱く妻のイメージとして、「心の支え」(34.5%)や「子育てや人生にともに立ち向かう同士」(21.8%)といった回答が上位を占めており、これは現代の結婚が単なる恋愛関係の延長ではなく、人生の困難を2人で乗り越えるための「チーム」としての役割を強く持っているといえるでしょう。
引用元:論文「『出会い』とその後の妻の夫婦関係満足度の推移」
人生では、思いもよらぬ困難や挫折を味わうことがあります。
そのような状況に出くわしたときに、「自分のことを気にかけてくれる存在がいる」「どんな些細なことでも共有できる仲間がいる」という事実は、孤独感を軽減し、前を向く力となるでしょう。
結婚は、喜びを共有するだけでなく、悲しみを分かち合い、人生の苦難をともに乗り越えることで、お互いを成長させてくれるものでもあります。
また結婚は、精神的な安定だけでなく、物理的な生活の安定にも大きく影響を与えます。
2024年に内閣府が発表した調査によると、共働き世帯は1,206万世帯、男性雇用者の無業の妻の世帯は404万世帯と、全体の75%が夫婦共働き世帯です。
引用元:内閣府「令和6年版 男女共同参画白書」
共働き世帯は、シンプルに収入が2人分ということもメリットですが、重要なのは「経済的リスクの分散」です。
どちらかの収入源に依存している場合、病気や失業といった不測の事態が生活の危機に直結する可能性があります。
しかし、夫婦で収入源を複数持つことで、片方の収入が途絶えても、もう片方の収入で生活を継続することができ、経済的なセーフティーネットを構築できます。
これは、将来的な公的年金の受給額を増やすなど、長期的な人生設計においても大きなメリットといえます。

一般的に言われている「喜びは2倍に、悲しみは半分に」という言葉は、結婚生活において、重要な真実です。
2009年に実施された明治安田総合研究所の調査(30〜50代の夫婦に関する意識調査)でも、夫婦が一緒に過ごす時間の長さと幸福感には明確な相関関係があることが示されています。
休日に夫婦が一緒にいる時間の長さ別に、「将来、離婚するかもしれないと考えることがあるか」に対する回答結果を見ると、一緒にいる時間が「10時間以上」と回答した男女ともに、離婚するかもしれないと考えることは「ない」と答えた人が70%を超えていたのです。
一方、一緒にいる時間が「ほとんどない」人は、離婚を「具体的に考えることがある」と答えた人が40%に達していたそうです。
引用元:明治安田総合研究所「30〜50代の夫婦に関する意識調査」
共通の趣味を楽しんだり、ともに食事をして、何気ない会話をするといった日常的な時間を共有することは、夫婦の絆を深め、幸福度を上げてくれるといえるでしょう。
さまざまな統計が示しているように、結婚は幸福度を上げてくれる可能性のある選択ですが、大事なのは「誰と結婚するか」ということです。
たとえ結婚できたからといって、必ず幸せになるとはいえないように、パートナーによって結婚生活は大きく左右されます。
幸せな結婚を実現するためには、パートナー選びが重要といえるのです。では、パートナー選びは、何を重要視すべきなのでしょうか。
婚活にまつわる情報を見たことがある人なら、一度は聞いたフレーズかもしれません。
パートナーに求める条件は、年収や容姿といった目に見えるものだと考えられがちです。
もちろん、個人差はありますが、内閣府の調査データ(20〜69歳の独身男女が対象)によると、男女ともに結婚相手に求める条件の上位3項目は、「価値観が近いこと」「一緒にいて楽しいこと」「一緒にいて気をつかわないこと」と内面を重視する回答が高いことがわかります。
引用元:内閣府「令和4年版 男女共同参画白書」
もちろん、年収や容姿を重要視する人もいます。
しかし、結婚は生活をともにしていく行為です。内面的なつながりや居心地のよさが根底にないと、一緒に過ごす時間を持つことも苦痛になってしまうでしょう。
大事なのは、自分にとって何が本当に譲れない本質的要素なのか、そして何が妥協できる条件なのかを整理することが、後悔のない選択をするための第一歩となります。
多様性を受け入れることが重要視されている現代、幸せな結婚とは、従来の「2人でひとつ」というような画一的なものではなく、「それぞれの個を尊重し、柔軟な関係を築く」という、より自立したパートナーシップへと変化しています。
前述したリクルートの調査では、配偶者関係に満足度が高い夫婦ほど、「配偶者・パートナーとの考え方が違うのは当たり前だ」「結婚しても個人の人生を尊重すべきである」と回答する割合が高いという結果が出ています。
これは、パートナーとの良好な関係は、相手を自分の理想に当てはめることではなく、お互いの個性や価値観の違いを認め合い、支え合うことによって築かれるということを物語っているといえるでしょう。
2024年ツヴァイが実施したアンケート(全国20歳以上の成婚した男女248名が対象)で「結婚相手選びに重視した要素」を聞いたところ、20代の男女がパートナー選びで最も重視する「フィーリング」でした。
引用元:ツヴァイ「結婚相手選びに重視した要素」
フィーリングを選んだ人の回答を深掘りすると、同時に「価値観」や「コミュ力」といったものを挙げており、フィーリングの正体は、金銭や容姿ではなく「自然体でいられる安心感」や「価値観の一致」にあることが明らかになりました。
幸せな結婚とは、決して自分を犠牲にする関係ではなく、お互いの人生を尊重し、支え合う「対等なパートナーシップ」の上に成り立っているといえるでしょう。
まずは相手の意見を尊重し、問題解決に向けて建設的な話し合いができるといった、人間性を深く見極めることが、結婚生活という長く続く関係を築く上で不可欠な要素となります。
また、夫婦の金銭感覚や家事・子育てに対する考え方の違いは、結婚後のストレスやケンカの大きな原因となります。例えば、何にお金をかけるか、貯金や老後資金の考え方、休日の過ごし方、家事分担に対する意識など、日々の生活は、その人の価値観によって作られています。
そこで、各々の価値観が異なると、些細なことで意見が衝突し、争いが絶えず、関係に亀裂が入る可能性があります。パートナーを選ぶ際に、そういった主要となる価値観を、事前に話し合えるかどうかを見極めることも重要です。
結婚相談所連盟IBJに加入している結婚相談所に入会すると、お相手のプロフィール上で、あらかじめ「結婚観」について確認できる項目があります。
①趣味などへのお金の使い方(今よりも控えたい、今まで通りにしたい、こだわらない)
②家事分担(積極的に自分がしたい、2人で分担したい、相手に任せたい、お相手と相談したい)
③育児分担(②と同じ)
たとえば、お相手を検索する際、家事分担を「2人で分担したい」と回答している方だけを表示させることができるので、自分がどういった価値観の人を求めているのか知ることは、お相手選びの近道になるといえるでしょう。
結婚相談所には、実際どんな人がいるかを知りたいという方にはツヴァイの無料マッチング体験予約がおすすめです。
さまざまな観点から、幸福度にまつわるデータを紹介しました。「結婚したら幸せになれるの?」という問いに対する答えが、より明確になったでしょうか?
結婚とは、惹かれ合った2人が恋愛を経て辿り着くゴール、また延長線上にあるものではなく、ともにお互いの人生の困難を乗り越えるためのチームメンバーとして形成される重要なものであり、幸せになれるかどうかは、どんな人と出会うかという点にかかっています。
先ほど紹介した結婚観の話のように、結婚相談所は、最初から結婚を意識した婚活手段です。
あらかじめお互いの価値観や条件を擦り合わせるプロセスを経ることが多く、ある程度、望んでいる価値観を持っている人、つまりふるいにかけられた状態での出会いが期待できます。
何度もいうように、結婚そのものは幸福を保証してくれるものではありません。
結婚に至るまでの課程の部分で、自分自身の価値観を明確にし、それに共感してもらえるパートナーを探すという行動こそが、将来の幸福を決定づける、最も重要な要素なのです。

幸せな結婚をするために、漠然とした運命に委ねるには、白馬に乗った王子様を待つような不安定さ、不確定さがあります。
確実に目標を達成するため、確実な戦略を立てる必要があります。しかし、まず自身の価値観を整理して、最終的に理想のパートナーを見つけるという課題を、1人で抱え込むことはとても難しいプロジェクトです。
そこでオススメしたいのがプロのサポートを受けることです。創業40年以上、会員数11.0万人*を誇るツヴァイなら、全国54店舗に在籍する、NPO法人 日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)が認定する資格を持ったカウンセラーがあなたにピッタリな結婚相手を探すお手伝いをいたします。
*2025年9月末日時点 ツヴァイとIBJ会員の会員数合計
これまで積み上げてきた実績とデータに基づいた客観的な視点で、価値観が一致する相手と効率的に出会うための方法や、コミュニケーションの取り方について具体的なアドバイスをしてくれます。
本当に幸せな結婚ができるのかという疑問が拭えない方には、百聞は一見にしかず。実際にツヴァイの店舗で話を聞いてみませんか?
結婚が幸福度を高める手段のひとつであることを、さまざまな角度から紹介しました。
個人的な話で恐縮ですが、私自身数年前まで「結婚=幸せ」という考え方は古臭いと思っていました。
そういった価値観からまったく結婚願望のなかった私ですが、両親を立て続けに亡くしたことをきっかけに、考え方が大きく変わり、結婚相談所での活動を経て、自分に近い価値観を持つ人と出会うことができ、現在は穏やかな結婚生活を送っています。
それまで気楽な一人暮らしの生活を楽しんでいたものの、ときどき襲ってくる先の見えない不安と孤独に押しつぶされそうなときがありました。
しかし結婚した現在、家族以外に「自分の味方ができた」という安心感は、想像以上に精神的な余裕をもたらしてくれます。
まずは資料請求からでも構いません。この記事が、あなた自身の幸せな未来を築くための第一歩となることを願っています。
ZWEI編集部
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)