
「相手のことが大好きで、大切にしたいだけなのに…」
「気づいたら、なによりも相手のことばかり考えてしまう」
「自分より相手を優先してしまう」
そんな経験、ありませんか?
もしかしたらその恋愛、共依存関係になっているのかも。
この記事では、結婚相談所ツヴァイの編集部Mが、共依存恋愛がどんな状態か、なぜそうなってしまうのかを解説します。
自分たちの関係が「支え合い」なのか「依存し合い」なのかを判別するチェックポイントから、具体的な改善ステップ、そして“自然体で支え合える関係”まで。
今まさに不安を抱えている人も、将来に不安を感じる人も。
読み終わったときに「まず何をすればいいか」が見えるように、今日からできる小さな一歩を一緒に考えていきましょう。
簡単にいうと、共依存恋愛とは
「お互いが相手なしでは心の安定を保てなくなる関係」のこと。
本来は自然なはずの「恋人がいると安心する」という気持ちが…
・相手がいないと不安で仕方ない
・相手の問題まで背負い込んでしまう
・必要とされないと存在価値が揺らぐ
といった状態へ変わり、関係が歪んでいきます。
その結果、恋愛のはずがいつの間にか心のよりどころを奪い合う関係に。
相手を想う気持ちそのものはとても素敵なものです。
でも、強すぎる不安や執着が加わると、
「相手をコントロールしたい」
「相手に必要とされ続けたい」
という方向になってしまい、互いの自立が失われてしまうことも。
心理学でいう「共依存(Co-dependency)」とは
相手に過度に依存する側
過度に支える・世話する・救おうとする側
という 相互に依存する関係性を指します。
依存の種類は違うけれど、どちらも相手なしでは成り立たない関係が共依存なんですね。
つまり、片方だけが依存している状態は共依存とは言えません。
ただし、ここが少しややこしくて、共依存カップルの多くは、外から見ると
「Aさんだけ依存してるように見える」
「Bさんは受け止めているだけで、何も困ってなさそう」
…と、見えるケースも多いということ。
でも実際は、支えている側(この場合はBさん)も
・相手に必要とされることで自分の価値を感じる
・頼られる関係が心地よく、離れられない
・相手をコントロールすることで安心を得ている
・“助ける側”の役割に依存している
という「依存のカタチ」を持っています。
「依存の種類が違うだけで、お互いが相手に依存している状態」これが共依存です。

以下の比較を見ながら、今の関係がどちらに近いか振り返ってみてください。
|
|
共依存恋愛 |
健全な恋愛 |
|---|---|---|
|
感情の源 |
幸せも不安もすべて相手次第。 |
自分の幸せは自分でもつくれる。 |
|
距離感 |
ひとりの時間が不安。 |
一緒にいる時間も、ひとりの時間もどちらも大切にできる。 |
|
問題への向き合い方 |
相手の問題まで自分が抱え込み、境界線がなくなる。 |
話し合いながら解決し、必要なら外部の助けも取り入れる。 |
|
自己肯定感 |
「必要とされること」でしか自分の価値を感じられない。 |
自分の価値を自分で肯定できる。 |
|
関係性の目的 |
相手を失わないこと。 |
お互いが成長し、より豊かな人生を共に築くこと。 |
共依存関係の恋愛は、本人にとっては“これが普通”に感じられてしまうもの。
だからこそ、「もしかして…?」と気づくことが最初の大切な一歩です。
今、少しでもドキッとしたところがあったのなら
どうか、このあとも読み進めてみてください。
あなたの大切な恋愛や人生を守るヒントが、きっと見つかるはずです。
次は、共依存になりやすいカップルの特徴をもう少し深く見ていきましょう。
共依存と聞くと少し重い印象がありますが、実はその多くは“ふたりの関係を大切にしたい”という想いが強いがゆえに生まれる行動です。
だからこそ、当てはまる部分があっても自分を責める必要はありません。
まずは「どんな傾向があると共依存に近づきやすいのか」を知ることから始めましょう。
※以下の特徴はあくまで“傾向”です。
当てはまる=必ず共依存という意味ではありません。
✔ 共依存恋愛カップルの特徴をチェック
たとえば、
・友達と久しぶりに会う予定があった
・家族と約束していた
・自分の好きな趣味の日だった
…そんな日の予定も、
「恋人が会いたいと言うならそっちを優先しよう」
とつい変更してしまう。
最初は、「好きだから当然」とも思えるこの行動。
気づかないうちに 恋人中心の生活リズム が出来上がり、自分の時間や気力がどんどん削られていくことがあります。
「相手を大切にしたい」という気持ちはもちろん素敵なこと。
ですが、自分の時間やペースを後回しにし続けると、距離感が崩れやすくなります。
それが依存の土台になってしまうことも。
友人から「今度会おうよ」と誘われても、「恋人が嫌がりそう」と断ってしまう。
その結果、気づいたら友達とほとんど会わなくなっていた…ということも。
「最近、自分の予定より恋人の予定を優先しすぎているかも…?」
もし少しでもそう感じたら、そこが見直しのきっかけかも。

好きだからこそ、
「今、何してるんだろう?」
「誰といるの?」
と気になってしまうこと、ありますよね。
でも、その不安が積み重なると…
・LINEの返信が少し遅れるだけでソワソワする
・SNSのいいねやフォローまで気になってしまう
・位置情報アプリで動きを追ってしまう
・友達との予定に“なんとなく”納得できない
気づけば、相手の行動を常にチェックしていないと安心できない状態になってしまうなんてことに。
デート中に相手のスマホが光るだけで、
「誰?」「どうして返信しないの?」と聞きたくなる…。
最初は軽い確認のつもりでも、段々と“監視”に近づいていくケースも。
「大切だから不安になる」のは自然な感情。
ただ、その不安が強くなりすぎると、相手の自由を奪い、ふたりとも苦しくなる関係になってしまうかもしれません。
デートのあと、家に帰った瞬間に胸が空っぽになった気持ちに。
休日の予定も「相手がいないなら何をしたらいいかわからない」。
そんな感覚、思い当たりませんか?
・ひとりで外出するのが不安
・スマホを握りしめて相手の連絡を待ってしまう
・相手の予定がないと、自分の行動も決められない
・「一緒じゃない時間」がただただ落ち着かない
こうした状態が続くと、自分の生活リズムよりも相手の存在が中心になってしまうことがあります。
たとえば、友達から「ランチ行こうよ」と誘われても、
「その日、彼(彼女)の予定がわからないから…」と断ってしまう。
本音では行きたいのに、相手の都合がすべての優先事項になってしまっていませんか?
もちろん、好きな人と一緒にいたい気持ちは自然なものです。
でも、恋愛以外の時間まで相手に委ねてしまうと、
“ふたりの時間”と“自分の時間”の境界線が曖昧になり、関係が苦しくなってしまいます。
「相手がいると安心する」のと「相手がいないと不安で動けない」のとでは、心の負担が大きく違います。
一方で、相手の悩みや問題を自分が背負い込み、「私が支えなきゃ」と無意識に思い込んでしまうタイプ。
相手が落ち込んでいたり、仕事がうまくいっていないとき。
いつの間にか自分のことよりも優先して、支えることに全力になってしまう…。
そんな経験はありませんか?
「私がそばにいなきゃダメなんだ」
「この人を救えるのは私しかいない」
一見、強い愛情や思いやりに見える気持ちですが、
それが習慣になっていくと、“相手を支えること=自分の存在意義”になってしまうことがあります。
・相手が仕事で悩んでいると聞くと、深夜でも飛んでいく。
・自分の予定をキャンセルしてでも相手の相談にのりつづける。
・相手の問題行動を「私がいなきゃもっと悪化する」と思い許してしまう。
・自分の気持ちより“相手を助ける義務感”が先に来ている。
支える側のあなた自身が疲れ果ててしまうと、ふたりの関係はさらに不安定になってしまうことも。
最初は「助けたい」という優しい気持ちでも、
いつの間にか、「助け続けないと関係が壊れてしまう」という恐れに変わってしまうことも。

「嫌われたくない」
「機嫌を損ねたくない」
こうした思いが強すぎると、自分の本音がどんどん後ろに下がっていきます。
本当は行きたくない場所にもついていく。
忙しくて疲れていても、無理して笑顔を作る。
相手が喜びそうな答えを優先してしまい、“自分の気持ち”がどこにあるのか見えなくなってしまう。
心当たりはありませんか?
相手から「今日会える?」と突然聞かれたとき。
ゆっくり休みたいのに、
「断ったら嫌われるかも…」と不安になって、予定をねじ込んでしまう。
帰り道は、会えた嬉しさよりも“自分を押し殺した疲れ”のほうが大きい…。
「自分の価値は相手の反応で決まる」と思い込んでしまうと、恋愛が苦しいものに変わってしまいます。
休みの日も連絡時間も、ほとんどすべてを恋人中心に組んでしまっている。
そんな状態が続くと、少しずつ友人や家族との時間が減り、“ふたりだけの世界”が完成してしまうことがあります。
聞こえはいい表現かもしれませんが、注意が必要かもしれません。
最初はラブラブで幸せでも、長く続くと心のバランスを崩しやすい状態に。
・友達からのお誘いを「彼(彼女)に悪い気がして」断り続ける
・実家に帰る日も恋人の予定を最優先してしまう
・相談できる相手が恋人しかいない
・「ふたりでいると安心するけど、ひとりになると急に不安になる」
こんな関係になっていませんか?
最初は“好きだから一緒にいたい”という自然な気持ちのはずが、
だんだんと「恋人以外と過ごすと罪悪感を覚える」状態へと変わってしまうことも。
周囲とのつながりが薄くなるほど、恋人との関係があなたの“世界のすべて”になり、
少しのすれ違いでも心が大きく揺らぎやすくなってしまいます。
「最近、誰かとゆっくり話したのっていつだろう?」
そんなふとした違和感があれば、それは大切なサインかもしれません。
嘘をつかれても「きっと理由があるはず」と自分を納得させる。
連絡を放置されても「忙しいんだよね」とかばってしまう。
本来なら向き合うべき問題行動があっても、それを真正面から扱えず、いつの間にかあなたのほうがフォローに回っている。
そんな状況は、共依存では珍しくありません。
金銭トラブルを肩代わりしたり、
「嫌われるのが怖くて」注意できなかったり…。
“この人には私が必要なんだ”という思いが強いほど、問題を直視しづらくなります。
その根っこには、
「見捨てられたくない」
「私がいないと相手が壊れてしまう」
という強い不安や責任感が潜んでいることが多く、
それがさらに“離れられない関係”を強めてしまうことも。
ここで、筆者の個人的な話を少しだけ。
以前の私は、ここまでに挙げた特徴の多くが当てはまる関係を経験しました。
当時は友達との約束よりも相手を最優先。
休みの予定も、連絡のタイミングも、すべてが相手中心に動いていました。
相手もまた私に強く依存していて、私の気持ちや行動に常に不安を抱いていたように思います。
相手の嫌な部分があっても「しょうがない、あとで直してくれればいいや」とどこかで自分を納得させていました。
あの頃の私は自己肯定感が低く、「相手がいないと何もできない」と本気で思っていた一方で、なぜか「相手の中で自分が一番」という根拠のない自信も持っていて。
不安になるとこっそりと相手の携帯を覗いてみたり。
今振り返ると、心の中はぐちゃぐちゃだったなと感じます。
それでも「この関係だけは絶対に手放したくない」としがみついていました。
結局、その関係はお互いに物理的な距離ができたことをきっかけに終わりました。
大好きだったけれど、どこかで
「このままでは長く続かない」
と感じていた心の声が正しかったのだと思います。
今は、お互いを尊重し合い、価値観や趣味を認め合えるパートナーと、ほどよい距離感で暮らしています。
恋愛に依存して疲れていた自分に、後から気づくことができた。
そんな体験から書いています。
ちなみに、女性向けメディア「CanCam」が実施した男女200人へのアンケート調査によると…
「共依存恋愛の状態になった経験はありますか?」の質問に対して以下のような結果に。
ある…9% ない…91%

引用元:CanCam.jp 共依存恋愛って幸せなの?卒業したいならすべきこと
少数派ではありますが、私のように共依存恋愛を経験している人はいるんです。
もしかしたら、なかには気づかないうちにそんな恋愛になっていた…という方もいるかもしれませんね。
ここまで挙げた特徴にいくつか心当たりがあっても大丈夫。
気づいたところから丁寧に見直していけば、関係は必ず変えていけます。
共依存は、突然起きるものではありません。
多くの場合、これまでの経験や心のクセが積み重なり、気づかないうちに“相手に強く寄りかかる恋愛スタイル”が形づくられます。
「どうして私はこんなに相手を優先してしまうんだろう?」
「離れるのが怖いのはなぜ?」
そんな疑問のヒントになる、代表的な原因を見ていきましょう。
心理学では、幼少期に形成される「愛着スタイル」が大人の親密関係にも影響すると言われているそう。
たとえば、
・親の機嫌をうかがう必要があった
・甘えたいときに十分応えられなかった
・常に「良い子」でいなければならなかった
こうした環境で育つと、「愛されるためには頑張らないといけない」という思い込みが強くなりがちに。

過去の恋愛経験も、共依存につながる大きな要因です。
・浮気や裏切りを経験した
・相手への尽くしすぎで疲れてしまった
・恋愛がすべてになってしまった
・自分を犠牲にして関係を保ってきた
こうした恋愛を繰り返すと、自分でも気づかないうちに
「愛される=役に立つこと」
「嫌われないようにする=相手に合わせる」
という思い込みが強化されてしまいます。
恋愛経験は心に深く残るため、次の恋でも同じパターンが現れやすいのかもしれませんね。
共依存の背景として非常に多いのが “自己肯定感の低さ”。
自己肯定感が低いと、
・相手に必要とされることでしか安心できない
・自分より相手の価値を優先してしまう
・相手の喜び=自分の存在価値になる
といった状態になりやすく、恋愛が“自分を保つための唯一の支え”になってしまいます。

見捨てられ不安とは、 「相手はいつか自分から離れていってしまう」 という強い恐れのこと。
この不安が強い人は、
・連絡が少し遅れるだけで不安になる
・嫌われるのが怖くて本音を言えない
・過度に尽くしすぎる
・相手を束縛してしまう
という行動につながりやすいとされています。
見捨てられ不安は、幼少期の愛着体験や過去の恋愛で強化されることが多く、本人にとっては“当たり前の感覚”になっていることも。
こうした要因は、誰にでも起こり得るもの。
大切なのは、「原因を知る=自分を責めることではない」ということ。
理由がわかるだけで、「どう変えていけばいいのか」が少しずつ見えてきます。
共依存は、ふたりの距離が「近すぎる」状態。
一見すると深い愛情に見えるため、本人たちも気づきにくいのですが…。
放置すると、関係だけでなくあなた自身の心や生活にまで大きな影響を与えてしまいます。
ここでは、共依存が招きやすいリスクを一緒に確認していきましょう。
今の関係に少しでも不安がある方は、ぜひ自分ごととして読んでみてくださいね。
共依存が深まるほど、恋人の存在が “あなたの世界の中心” になっていきます。
その結果、
・友達からの誘いを断るようになる
・家族との時間が減る
・趣味や仕事より恋人を優先する
といった状態が続き、気づけば 恋人以外のつながりがほとんどなくなることもあります。
恋人があなたの“唯一の拠りどころ”になってしまうと、
関係に小さな揺らぎが生じただけで、あなたの心が一気に不安定になるリスクも。
共依存が続くと、「相手に合わせること」が優先され、自分の人生の軸がぼやけてしまいます。
・本当は挑戦したい仕事があったのに諦めた
・行きたい場所ややりたいことを後回しにした
・夢や目標が“恋人の顔色による”ものに変わっていく
そんなことはありませんか?
自分の人生を歩いているつもりが、いつの間にか “相手の人生の添え物” になってしまう。
それはどちらにとっても幸せな状態とは言えませんよね。
共依存関係では、つねに
「嫌われたくない」
「見捨てられたくない」
「必要とされていたい」
という不安がつきまといます。
その不安は一時的なものではなく、慢性的なストレスとして積み重なっていきます。
その結果…
・眠れない
・仕事や日常に集中できない
・小さなことで心が揺れる
・相手の機嫌によって自分の感情が決まる
といった“心がすり減る状態”になりやすくなります。
恋愛とは本来、あなたの心を満たしてくれるもの。
それが“心の負担”に変わっているなら、注意が必要です。
共依存が続くと、ふたりの関係がだんだんと
“支え合い”ではなく、“支え合わないと崩れる関係”へと変わっていきます。
・一方が疲れ果てて限界を迎える
・依存の度合いに差が生まれ、急に相手が離れてしまう
・問題を見ぬふりし続けた結果、取り返しのつかない状態になる
こうした結末に至るカップルは決して少なくありません。
共依存は、ふたりが悪いわけでも、努力不足でもありません。
ただ、“そのまま放置すると” お互いが苦しくなってしまう関係なのです。
共依存は、気づいた瞬間から変えられます。
「最近ちょっと苦しいかも」
「この関係、ずっと続けられる自信がない」
そんな小さな気づきが、これからのあなたを救う大切なサインです。
もし今の関係が苦しいのなら、“相手を変えようとする”よりも
あなたが安心して自然体でいられる相手と出会う未来に目を向けてみるのもひとつの選択です。
結婚相談所ツヴァイでは、
・価値観
・人生観
・コミュニケーションの相性
を重視した出会いができるため、これまでの恋愛とは違う関係性に気づける方も多くいます。
共依存の経験をしたからこそ、「次は穏やかで安心して向き合える人と出会いたい」
そう思える日がきっと来ます。
そんなときは、結婚を視野に入れた出会い を探せる場所をのぞいてみるのも新しい人生を開く最初の一歩になるはず。
「気づいたらそうなっていた」という人が多い共依存恋愛。
だからこそ、抜け出すには “小さな一歩” を積み重ねることが何より大切。
ここでは、今日からできる5つのステップを紹介します。
どれも難しいことではありません。
✔ 共依存恋愛から抜け出すための5ステップ
まずは「今の関係が少ししんどいかもしれない」と認めるところから始まります。
これは決して弱さではなく、むしろ 自分を守る力 です。
・最近、自分の時間が減っている
・相手の反応に気持ちが大きく左右される
・不安や寂しさを埋めるために連絡してしまう
こうした小さなサインに気づくだけで、状況は大きく変わり始めます。
一度、紙やスマホに気持ちを書き出してみるのも効果的ですよ。
ひとりの時間が不安に感じるのは、共依存ではよくあること。
でも実は、この “ひとりの時間” が心の回復には欠かせません。
最初は10分でも大丈夫。
ひとりでゆっくりと散歩をする、コーヒーを飲む、好きな動画を見る…
“自分のためだけ” の時間を、一度じっくり味わってみてください。
ひとりでも安心して過ごせる感覚が少しずつ育っていくと、恋愛との距離感が自然と整ってきます。

共依存に悩む人の多くが抱えるもの。
それが「自分の価値を相手で測ってしまう」こと。
でも、あなたの価値は誰かに認められて初めて生まれるものではありません。
少しずつ、自分を褒める習慣をつけていきましょう。
・仕事を頑張った
・朝起きられた
・作業をひとつ終えた
・優しい言葉を誰かにかけられた
こうした“ほんの小さなこと”を、自分で褒めてあげてください。
小さな成功体験の積み重ねが、自己肯定感を確実に育ててくれます。
趣味・習い事・仕事・人間関係など、
恋人以外の世界を少しずつ広げるのもとても有効です。
共依存から抜け出すには、物理的にも心理的にも「少し距離を置く」練習が必要です。
・連絡の頻度を決める
・会う日を減らし、各自の予定を大切にする
・自分の気持ちを優先する時間をつくる
距離を置くことは、“冷めている” という意味ではありません。
むしろ、 自分を保つための健全な距離 です。
あなたの心に余白が生まれると、関係も今より穏やかに変わっていきます。
共依存は、ひとりで抱え込むほど深刻になりやすいもの。
だからこそ、信頼できる人に話を聞いてもらうことはとても大切です。
・友人
・家族
・職場の同僚
・心理カウンセラー
誰でも構いません。
「いま苦しい」と言葉にするだけで、心が軽くなることもあります。
特に、第三者の視点は“自分では気づいていない思い込み”に気づく大きなきっかけになります。
共依存から一歩抜け出すと、恋愛の景色が驚くほど変わります。
「依存し合う関係」から「支え合う関係」へ。
ふたりの関係だけでなく、きっとあなた自身の心の世界も豊かになっていくでしょう。
ここでは、その未来の姿を2つのパターンで見ていきましょう。
共依存の状態から抜け出すと、まず感じるのが “心が軽くなる感覚” です。
・相手がいなくても安心して過ごせる
・会えない時間も、お互いの時間として尊重できる
・不安よりも「会えるのが楽しみ」が増える
そんな“自然体の恋愛”が戻ってきます。
束縛や執着に追われていた頃とは違って、ふたりで過ごす時間がより豊かに、温かいものへと変わっていくはずです。
ときには意見が合わないこともあるでしょう。
でも、共依存をくぐり抜けたふたりだからこそ、「話し合って解決しよう」という前向きな姿勢が生まれます。
恋愛だけでなく、仕事・友人関係・家族関係など、あなたの生活すべてにいい影響が広がっていく未来です。
共依存を手放す過程で、
「この関係はお互いのためになっていないかもしれない」
そう気づく人もいます。
でも、それは“失敗”ではありません。
自分の人生を取り戻すための大切な選択です。
距離を置くことで、
・自分の本音に気づける
・無理をしていた部分がはっきりする
・本当に求めていた価値観に気づく
といった変化が生まれ、「次のステージ」に進める人もたくさんいます。
別れは痛みを伴うこともあります。
けれどその経験が、“もっと自分らしくいられる恋愛”へと導いてくれるかもしれません。
共依存を抜け出すという経験は、あなたの心に「自分を大切にする力」を育てます。
それは、
・次の恋愛を選ぶ基準
・一緒に生きたいと思えるパートナー像
・自分の幸せの形
を見つける大きなヒントに。
「今の関係にとらわれず、新しい出会いを考えてみてもいいかもしれない」
と思える心の余白も生まれるかもしれません。
もし、新しい出会いを考え始めたなら、価値観や人生観を大切にした出会いをサポートしてくれるサービスを活用するのも一つの方法です。
無理に関係を続けるのでもなく、
急いで別れを決断するのでもなく、
“自分の幸せに向けて動き出す選択肢”を持つことが大切です。
恋愛の悩みは人それぞれですが、心に関するテーマはとてもデリケート。
「これって普通なのかな?」
「私だけがおかしいの?」
と、誰にも聞けずにひとりで悩んでしまう人もいるでしょう。
ここからは、共依存恋愛に関する疑問についてお答えしていきます。
今の恋愛やこれからの恋愛に迷いを感じている方も、安心して読み進めてもらえますように。
A. “自分の気持ちより相手を優先し続け、それが苦しさにつながっている状態” は共依存のサインです。
相手のために行動するのは恋愛では自然なこと。
でも、
・自分の時間を失っていく
・相手の反応で気持ちが上下する
・不安から行動が決まる
こうした状態が続くと、共依存に近づいている可能性があるかもしれません。
「相手のため」を理由に、自分を後回しにしていないか、一度振り返ってみてくださいね。
A. “良い・悪い”ではなく、“あなたが苦しくなっていないか”が一番大切なポイントです。
お互いを大切に想っているからこそ起きるのが共依存。
ただし、
・自分の心がすり減る
・不安が続く
・生活に支障が出る
といった状態があるなら、少し立ち止まるサインです。
共依存恋愛になっていることに気づけた瞬間から、関係は変えていくことができます。
A. 必ずしも共依存ではありませんが、“不安の強さ”がポイントです。
少しの嫉妬や不安は誰にでもありますよね。
ただ、
・相手の行動を常にチェックしてしまう
・返信がないだけでパニックになる
など、生活に影響が出るほどなら共依存の基になってしまう可能性があります。
A. 長期的にはどちらかが疲れやすい傾向があります。
支える側が疲れ果てたり、依存側が罪悪感で苦しくなったり…。
バランスが崩れやすいため、そのままでは関係が不安定になることも。
共依存関係のままでも幸せ!というおふたりならいいかもしれませんが、心が疲れてしまう前に、一度関係の見直しをしてみてもいいのかも。
A. “自分の人生を大切にしながら愛し合う” がキーワードです。
恋愛と自分の人生、どちらも大切にするためには、
・ひとりの時間も大切にする
・自分の気持ちを言葉にする
・相手の感情を背負いすぎない
・時にはプロの手を借りる
といった工夫が役立ちます。
恋愛があなたを苦しめるものではなく、あたたかい支えになるように整えていけたら素敵ですよね。
A. 一概に「別れるべき」とは言えません。大切なのは“自分がどう感じているか”。
・恋愛に疲れている
・不安がつきまとう
・未来が見えない
そう感じるなら、距離を置いて考えるのも選択肢の一つです。
ただ、
“無理にしがみつく恋愛” から離れたほうが、心が軽くなる人は多いです。
自分の心の状態を優先してくださいね。
A. もちろんです。“今の関係にしばられず、自分に合う相手を選ぶ未来”を考えるのも立派な選択です。
無理に関係を続ける必要はありません。
共依存を経験したことで、
「どんな関係が心地いいか」
「どんな相手となら自然体でいられるか」
が見えてくることも多いもの。
新しい価値観を持つ人との出会いが、次の恋愛に健全なバランスをもたらしてくれる場合もあります。
結婚相談所ツヴァイのように価値観マッチングができるサービスでは、「自分らしくいられる相手」に出会えるケースも多いですよ。
共依存の関係は、誰かを深く想う気持ちがあるからこそ生まれます。
その気持ちは決して否定すべきものではありません。
ただ、その恋愛が自分を苦しめてしまう時は、そっと立ち止まってみることも必要です。
共依存から抜け出すとは、
「相手を手放すこと」ではなく、“自分の幸せを取り戻すこと”でもあります。
・本音で向き合える関係を築く
・自分の時間を大切にする
・将来を一緒に考えられる相手を選ぶ
そんな“支え合う恋愛”は、誰にとっても実現できます。
そしてもし、今の恋愛に不安や苦しさを感じているなら、過去の恋愛パターンからそっと離れるタイミングなのかもしれません。
未来のパートナーシップは、
・今の相手と健全な形を築くこと
・新しい価値観を持つ人と出会うこと
どちらの道からでも始められます。
あなたが「自分を大切にできる恋愛」を選んだとき、支え合い、尊重し合えるカップルへの道は必ず開けていきます。
無理に答えを急がなくても大丈夫。
一歩ずつ、あなたにとって心地よい未来を選んでいきましょう。
ZWEI編集部
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)