
「恋愛のときめきがなくても、一緒に人生を歩める人が欲しいな」
と思ったことはありませんか?
最近、恋愛や結婚に対する価値観が多様化するなかで「友情結婚」という言葉が静かに注目を集めています。
この記事では、この記事では、ツヴァイ編集部Jが、婚活のプロである結婚相談所ツヴァイのカウンセラーにインタビューした情報を元に、友情結婚とは?基本や恋愛結婚との決定的な違いから、希望する人の背景、メリットデメリットなどを解説!
「恋愛が苦手だけど、誰かと支え合いたい」「愛し方の形に正解はあるの?」と感じる人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
友情結婚という言葉に、まだなじみがない方も多いかもしれません。
ここでは、友情結婚の基本的な意味と、恋愛結婚との決定的な違いをわかりやすくご紹介します。
友情結婚とは、「恋愛関係ではない相手と、互いに支え合う目的で結婚すること」を指します。
お互いを“友人として信頼できる存在”とし、恋愛感情や性行為を求めないスタイルの結婚です。
友情結婚では、感情的なときめきよりも「生活をともに支える安心感」「価値観の共有」「人生のパートナーとしての信頼関係」を重視します。
恋愛感情がなくても協力し合い、家庭を築く意志があれば、社会的にも法的にも立派な“結婚”として成立するのです。
恋愛結婚と友情結婚の一番の違いは、「関係の軸」がどこにあるかという点です。
恋愛結婚は感情的な愛情やときめきを起点に始まり、時間とともに信頼や生活が積み上がっていく関係です。
一方、友情結婚は最初から「生活をどう築くか」「どんな関係を目指すか」といった現実的な基盤を話し合い、信頼をもとにスタートします。
恋愛結婚では、愛情の変化が関係を左右することもありますが、友情結婚では「お互いの役割」や「価値観の合致」が関係を支える要になります。
たとえば、“一緒に暮らすパートナー”としての相性や、“人生の目的”の一致が何より大切。
つまり、恋愛結婚が「心の温度」を軸にして築かれるのに対し、友情結婚は「生き方の方向性」を軸に築かれる関係。
どちらが優れているという話ではなく、結婚の目的や大切にしたい価値観が違うだけなのです。
友情結婚を選ぶ人の背景には、恋愛感情や性のあり方だけでなく、家庭や社会との関係性など、さまざまな事情があります。
「恋愛が苦手」「結婚したいけれど恋愛はしたくない」「親を安心させたい」など、理由は人によって異なります。
ここでは、友情結婚を希望する人たちの主な背景を4つのタイプに分けて見ていきましょう。
LGBTQといわれる、同性を好きになるゲイ・レズビアンの方や、恋愛感情はあるけれど、性的欲求を感じにくいアセクシュアルの方など、従来の「異性との恋愛を前提とした結婚」に馴染まない人もいます。
日本では、同性婚がまだ法的に認められていない地域が多いため、社会的・法律的な“夫婦”という枠組みを得るために、異性との友情結婚を選ぶケースもあります。
この場合、恋愛関係ではなく“お互いの事情を理解し支え合う関係”として結婚生活を築くことが特徴です。
友情結婚は、世間体を守るためだけでなく、「自分らしい生き方を尊重しながら家庭を持つ」という、前向きな選択でもあります。
一方で、「恋愛はしたいけれど、性的関係には抵抗がある」という人がいます。
たとえば、過去の経験や体質、価値観の違いから、恋愛=性行為という固定観念に違和感を持つ人たちです。
そうした人にとって、恋愛結婚は必ずしも安心できる関係ではなく、「友情結婚」のように心のつながりを重視する形の方が、心地よいパートナーシップを築けることがあります。
また、性的関係がないからといって、感情の温かさが欠けているわけではありません。
むしろ、友情や信頼に基づいた関係は、感情の起伏に左右されにくく、穏やかで安定した関係を続けやすいとも言われています。
このタイプの友情結婚は、「恋愛を否定する」ものではなく、「恋愛や性を自分らしく切り分ける」新しい生き方の一つなのです。
恋愛感情よりも、一緒に過ごす心地よさや価値観の一致を重視するタイプの人もいます。
たとえば、同じ趣味・同じ世界観・同じ生活リズムを共有できる相手との関係に安心感を覚え、「恋愛感情が必須でなくても、この人となら温かい家庭を築けそう」と感じるケースです。
友情を基盤にしたつながりは、
・無理をしない距離感
・互いの自由を尊重し合える関係
・衝動よりも安定を重視したパートナーシップ
につながりやすいと言われています。
この場合の友情結婚は、恋愛よりも人としての相性を大切にした生き方の選択であり、「気が合う相手と穏やかな家庭を築きたい」という前向きなニーズから生まれるものです。
長期連休やふとしたきっかけで実家に戻ったときに、親からの「そろそろ結婚は?」という言葉や社会からのプレッシャーも、友情結婚を選ぶきっかけになりやすい要因です。
とくに日本では、年齢を重ねると結婚に関する期待が高まる傾向があり、「恋愛はしていないけれど結婚はしたい」「親を安心させたい」という思いを持つ人もいるはず。
そのようなときに、恋愛を前提にした結婚が難しいと感じる人にとって、友情結婚は現実的でバランスの取れた選択肢となります。
「形式的な結婚」ではなく、「お互いを尊重し合う社会的パートナー」として関係を築ける点に魅力を感じる人も多いようです。
つまり、友情結婚は「自分の事情と社会的な現実を両立させるための戦略的な結婚」といえるでしょう。
友情結婚は、恋愛感情に左右されず、お互いの価値観や目的をもとに関係を築ける新しい結婚の形です。
一方で、恋愛を前提としないからこそ生じる難しさもあります。
ここでは、友情結婚のメリットと注意点を整理し、現実的なバランスを確認しましょう。
友情結婚には、「自分らしさを保ちながら社会的な結婚生活を実現できる」というメリットがあります。
恋愛感情や性的関係にとらわれず、精神的な安定や協力関係を重視するため、落ち着いた関係を築きやすい特徴があります。
また他にも、以下の4つの代表的なメリットがあります。
「結婚をしてほしい」と願う親心はプレッシャーになりますが、心配から出てくる発言であることが多いです。
友情結婚のメリットのひとつは、その“心配の裏にある親の想い”を、無理なく安心へと変えられること。
法的には“結婚”として成立するため、「ちゃんと家庭を築いている」と親世代にも伝わりやすく、安心してもらいやすい点が魅力です。
恋愛や性的関係を持つことに抵抗があっても、自分の生き方を大切にしながら親を安心させられる―。といったバランスの取れた選択肢ができます。
日本では、今もなお“既婚”という立場が、一定の信頼や安心感につながる場面があります。 友情結婚を選ぶことで、生活面や制度面での安定を得やすくなるのは大きなメリットです。
たとえば、転勤や住宅ローン、扶養制度など、法律上の夫婦であることによって受けられるメリットもあります。
「社会的な安定を得ながら、自分らしい生き方を選べる」のは、友情結婚ならではの特徴です。
恋愛では、感情の浮き沈みが関係を不安定にすることもありますが、友情結婚では相手への信頼や尊敬が土台となるため、長く穏やかな関係を築きやすい傾向があります。
相手を異性として意識するよりも、人間として尊重し合うことで、絆がより強く深まっていくケースもあります。
“恋人”ではなく、“人生のチームメイト”として支え合える関係が理想です。
恋愛関係では、好き・嫌いといった感情の変化によって判断が揺らぎやすいもの。
一方、友情結婚はお互いの現実的な条件や価値観を冷静に話し合って関係を築くため、感情に流されず合理的な決断がしやすいという特徴があります。
「長期的にどんな生活をしたいか」「お互いに支え合える関係をどう保つか」といった、将来を見据えた話題も冷静に話し合えるのが強みです。
一方で、友情結婚には注意すべき課題も存在します。
恋愛感情を前提としない分、互いの信頼とコミュニケーションが関係の維持に直結します。
ここでは、よくある3つのデメリットを紹介します。
友情結婚では、性的関係を持たないことを選ぶケースも多く、自然妊娠が難しい場合があります。
子どもを望む場合は、第三者の協力(人工授精や特別養子縁組など)を検討する必要があります。
「家族をどう築くか」については、結婚前からしっかり話し合い、将来の方向性をすり合わせることが大切です。
恋愛感情を排除してスタートしたとしても、人間の感情は完全にコントロールできるものではありません。
外部の誰かに恋心を抱いたり、相手が他の人と親しくなることに複雑な感情を抱いたりするケースもあります。
友情結婚では、そうした感情が生まれたときに“どう向き合うか”を冷静に話し合える関係づくりが重要です。
「恋愛のない結婚なんて理解できない」と考える人もまだ多く、家族や親族の理解を得るまでに時間がかかることがあります。
とくに、結婚を「愛情の証」として考える世代にとっては、友情結婚の価値観が受け入れづらい場合も。
そのため、結婚前に自分たちの考え方や目的を丁寧に説明し、理解を得る努力が必要です。
友情結婚は「恋愛のない結婚」と聞くと、どんな生活なのか想像しにくい人も多いでしょう。
実際には、お互いの性格や価値観、目的に合わせてさまざまなスタイルが存在します。
ここでは、友情結婚をしている夫婦の関係性のタイプや、実際の生活スタイル、そしてリアルな体験談を通して、その実態を見ていきましょう。
友情結婚の夫婦といっても、その関係性は一様ではありません。
恋愛や性的関係を前提としないからこそ、2人の間にどんな距離感を保つかは自由で、さまざまな形が存在します。
ここでは、代表的な戦友型・同居人型・親友型の3つのタイプを紹介します。
お互いを“人生のパートナー”として支え合うタイプです。
たとえば、キャリアや将来の目標を共有し、協力して生活を築くスタイル。
恋愛的な愛情よりも「仲間意識」が強く、家族や社会のなかで共に生き抜く“チーム”のような関係です。
仕事に集中したい人や、自立した人同士で支え合いたい人に多く見られます。
生活の合理性を重視するタイプです。
たとえば、家賃や生活費をシェアしながら、互いに干渉しすぎず、穏やかな距離感で暮らすスタイル。
結婚という法的枠組みの中で安心感を得つつ、個人の自由も尊重できるため、無理のない関係を続けやすいのが特徴です。
最後に親友型は、「一緒にいて楽しい」「相手を人として尊敬している」という友情の延長線上に結婚があるタイプです。
休日には一緒に出かけたり、悩みを相談し合ったりと、親友のような関係性を築く夫婦もいます。
恋愛感情こそないものの、深い信頼と理解でつながる夫婦関係です。
友情結婚をしている夫婦の生活スタイルもさまざまです。
“恋愛をしない”という共通点はあっても、日々の過ごし方や家庭の形は二人の合意で自由に設計されます。
ここでは、実際によく見られる3つのスタイルを紹介します。
多くの友情結婚カップルが選ぶのが「別寝室」です。
プライバシーを保ちながら、同居生活を快適にするための工夫として取り入れられています。
「一緒に過ごす時間」と「一人で休む時間」をしっかり区切ることで、お互いにストレスを感じにくい関係を保ちやすくなります。
友情結婚では、原則として同居を選ぶ人が多いですが、生活スタイルはさまざまです。
たとえば平日はすれ違い生活で、休日に一緒に食事をするなど、ゆるやかな同居スタイルが一般的。
“家族のようでいて、過干渉ではない”関係を築けるのが特徴です。
また、生活費の分担や家事の役割分担を明確にしておくことで、トラブルを防げます。
友情結婚でも、「子どもを持ちたい」と考える夫婦もいます。
その場合は、第三者の協力や養子縁組といった選択を通じて、家庭を築くケースがあります。
大切なのは、子どもの幸せと、夫婦それぞれの価値観をどう両立するかという点。
恋愛関係ではなくても、“家族を育てる責任”を共有できる関係なら、十分に温かい家庭を形成できるのです。
2人は恋愛や性的関係を前提とせず、価値観の一致を重視して2019年に出会い、2021年に結婚。現在は寝室や財布を分けつつも、日常生活や子育てを協力し合う「戦友」のような関係を築いています。
2023年には、不妊治療の一種である「シリンジ法」により子どもを授かり、「恋愛的な愛情がなくても、思いやりと歩み寄りが支えになる」と話しているそうです。
2人は日々のスケジュールを共有しつつも互いを詮索せず、必要以上に干渉しないスタイルを維持。休日には家族で出かけることもあり、穏やかで現実的なパートナーシップを築いています。
ミナトさんは「家庭の幸せというより、個人の幸せが二つある感じ」と語り、それぞれが自立したうえで支え合う関係こそが、友情結婚の持続力だといえそうです。
引用元:共同通信
こうした事例は、“愛の形は一つではない”ことを教えてくれます。
このように、お互いが自立したうえで寄り添う姿は、友情結婚に限らず、これからの夫婦像のひとつなのかもしれないと感じます。
友情結婚は、恋愛を軸にしない分、お互いの考え方や生活スタイルのすり合わせがとても重要です。
気が合う友人同士であっても、結婚後は日常の価値観や金銭感覚の違いがトラブルにつながることもあります。
ここでは、友情結婚を現実的に考える前に、話し合っておきたい3つのポイントを紹介します。
結婚生活を長く安定させるには、「家事の分担」と「お金の使い方」を早い段階で共有しておくことが欠かせません。
友情結婚も、恋愛結婚と同じで、“生活の調和”が基盤になるため、日々のやり取りにズレがあると関係が続きにくくなります。
たとえば、「料理が得意だから自分が担当」「掃除は週末にまとめて」など、家事分担は「できる・できない」ではなく「どう支え合うか」を具体的にルールを決めておくと、ストレスが減ります。
ただし、完璧に分けるのではなく、体調や仕事の状況によって柔軟にサポートし合うことも大切。
“相手に任せきりにしない姿勢”が、友情結婚の信頼を支えるポイントです。
また、共働きが多い友情結婚では、家計の管理方法をどうするかが大きなテーマになります。
たとえば、
・生活費を折半するのか
・どちらかが家賃を負担するのか
・貯金を共同で行うのか
以上のいずれの場合でも、曖昧にせずルールを明文化しておくことで、後々の誤解や不満を防げます。
友情結婚では、恋愛的なつながりよりも「信頼と合意」によって関係が成り立ちます。
そのため、結婚生活の取り決めを“言葉”だけでなく“書面”で明確にしておくことが大切です。
これがいわゆる「婚前契約書(プリナップ契約)」です。
婚前契約書には、生活費の分担・家事のルール・財産の扱い・離婚時の取り決めなどを記載します。
とくに友情結婚の場合、性的関係や子どもに関する取り決めも事前に話し合っておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
また、契約書を作る過程で「お互いが何を大切にしているのか」が明確になる点も大きなメリットです。
婚前契約書は自作も可能ですが、法的な効力を持たせたい場合は専門家に相談するのがおすすめです。
行政書士や弁護士がサポートしてくれるサービスも増えており、「自分たちの意図を正しく反映した内容」に仕上げることができます。
友情結婚では、恋愛関係のような“感情のクッション”が少ないため、実際に生活を共にしてみることが非常に大切です。
お互いの生活リズムや価値観の違いを、実体験として確認できる「お試し同棲」は、結婚後のすれ違いを防ぐ有効な方法です。
一緒に暮らしてみると、掃除の頻度や食事のタイミング、休日の過ごし方など、意外な違いが見えてきます。
その違いを否定せずに「どうすればお互いが気持ちよく過ごせるか」を話し合えるかが、友情結婚の適性を見極めるポイントです。
また、同棲前には「家賃の負担割合」「同棲期間の目安」「解消時の取り決め」など、ルールを決めておくことで、トラブルを防げます。
友情結婚を前向きに考えるなら、同棲=お試しの機会として、慎重に進めることが重要です。
これまでさまざまな夫婦やカップルの話を聞いてきましたが、うまくいっている関係ほど「完璧なルール」よりも、「違いが出てきたときに話し合い続けられるかどうか」を大事にしているように思います。
「友情結婚も気になるけれど、自分には合うのだろうか?」「やっぱり恋愛から始まる結婚が理想なのかもしれない」
結婚の形が多様化した今、どのような形の結婚を選ぶべきなのか迷うのは自然なことです。
ここでは、結婚の目的を整理しながら、自分にとっての“心地よい関係”を見つめ直すためのヒントを紹介します。
まず大切なのは、「自分にとって、結婚とは何を意味するのか」を明確にすることです。
恋愛に重きを置く人もいれば、信頼や安心感を求める人もいます。
どちらが正しいということではなく、“何を軸に人生を共にしたいのか”が、選ぶべき形を決める指針になります。
たとえば、次のように自分に問いかけてみましょう。
・「私は、恋愛のドキドキよりも安心感を求めているだろうか?」
・「どんな関係であれば、自分らしくいられるだろう?」
・「結婚相手に求めるのは、愛情?協力?尊敬?」
この問いに対する答えを整理していくと、自分が本当に望む“結婚の形”が少しずつ見えてきます。
友情結婚は、その延長線上にある選択肢のひとつです。
実際に友情結婚や恋愛結婚をした人たちの声を聞くことは、想像を現実に近づける貴重なヒントになります。
ネットの記事やSNSだけでなく、友人やまわりの夫婦なども通じて、リアルな体験談に触れてみましょう。
もし一人で考えても答えが見つからないときは、婚活の専門家に相談してみましょう。
自分の価値観やライフスタイルに合った結婚の形を、第三者の視点で整理してもらうことで、思いがけない気づきが得られることがあります。
たとえば、結婚相談所ツヴァイでは、「友情結婚が自分に合っているのか、それとも恋愛結婚を目指したいのか」といった迷いも含めて、あなたにはどんな相手・どんな結婚のかたちが合いそうかを専任カウンセラーに相談できます。
ツヴァイは全国に54店舗展開する大手結婚相談所。
所属連盟はIBJで11.0万人*の会員がいるため、出会いのチャンスが多いのが特徴です。
* 2025年9月末日時点のツヴァイとIBJの会員数合計
出会いの選択肢が広いからこそ、あなたの感情に合った「この人かも」が見つかる可能性も広がります。
婚活というと条件重視なイメージを持たれがちですが、ツヴァイでは感情の部分=心が動く相手と出会えるかという視点も大切にしています。
結婚の形はひとつじゃない。大切なのは、あなたが心から安心できる関係。
まずは、プロと一緒に“理想のパートナーシップ”を考えてみましょう。
活動中に会員がどんな面談を受けられるのか気になる方は、動画をご覧ください。
【結婚相談所の面談をのぞき見】2025年上半期成婚数トップ!人に寄り添う期待のルーキー
友情結婚は、恋愛感情を土台にしないからこそ、信頼・尊敬・協力という、人としての絆を大切にできます。
そしてその関係は、ビジネスパートナーのように冷たくもなく、家族のように温かい人生の共同経営者ともいえる関係性です。
これまで「結婚=恋愛のゴール」とされてきた価値観が少しずつ変化する中で、友情結婚は“もうひとつの幸せのかたち”として注目されています。
もちろん、友情結婚には、準備や覚悟も少しだけ必要です。
家事やお金のこと、これからの生き方は、恋愛のような勢いでは進めない分、話し合いながら形をつくっていく時間が大切になります。
でも、それは「冷たい現実」ではなく、二人で人生を組み立てていく過程そのもの。
愛し方の形が違っても、相手を思いやり、信頼し合えるなら、それは立派な“ふたりの結婚”です。
無理に恋愛に当てはめなくても、心から安心できる関係はきっと築けます。
もしあなたが、「恋愛が得意ではないけれど、誰かと支え合いたい」と感じているなら、友情結婚という道を検討してみる価値があります。
友情結婚と恋愛結婚、どちらを選んでも正解・不正解はありません。
大切なのは、「自分にとっての幸せとは何か」を丁寧に考えることです。
その答えの先に、あなたが心から安心できるパートナーシップがきっと見つかります。
ZWEI編集部
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)