
女医の皆さん、仕事の責任感や多忙さから、恋愛や結婚に対して「本当に私に合う男性はいるの?」なんて漠然とした不安を抱えていませんか?「忙しくて出会いがない!」と悩む方は少なくないでしょう。
この記事では、結婚を真剣に考える女医さんに向けて、結婚相談所ツヴァイの編集部Yが、リアルなデータやカウンセラーのインタビューを交えながら、女医の結婚事情やあなたに合った婚活方法を紹介します。
この記事が、あなたの婚活への一歩を後押しする力になればうれしいです。
「女医は結婚が難しい」という噂は、特に医療業界にいるとよく耳に入るのではないでしょうか。
しかし、その噂の背景には古い情報や誤解も混ざっています。
この章では、最新のデータと専門家の見解を総合し、女性医師の結婚事情の真実に迫ります。
客観的な事実を知ることで、あなたが抱える漠然とした不安をスッキリ解消して、次の一歩を踏み出すきっかけにしてくださいね。
2007年の総務省統計局『就業構造基本調査』を基に分析した『北海道医療大学看護福祉学部紀要』によると、女性全体における20〜59歳の未婚の割合は32.0%であるのに対し女性医師は47.9%と高い数値が示されています。
この数字だけ見ると、「やっぱり女医は不利なんだ…」と感じるかもしれません。
引用元:北海道医療大学看護福祉学部紀要 No.20 2013年『医師・看護師の婚姻状況』
しかし、このデータは特定の年齢層を切り取った未婚率であり、「50歳時点で結婚したことがない割合」を示す生涯未婚率とは意味が異なります。
教育社会学者である舞田敏彦氏は、2012年の総務省統計局『就業構造基本調査』から女医の生涯未婚率は35.9%と試算しています。
引用元:データえっせい「職業別の生涯未婚率」
ところが、最新の2022年『就業構造基本調査』を読み解くと、その状況は大きく変化しています。

上の表は、2022年『就業構造基本調査』のデータを引用したものです。
引用元:令和4年就業構造基本調査 全国編 人口・就業に関する統計表
女医の50〜54歳の未婚率は約24%、45〜49歳の未婚率は約12.6%です。
ここから推計される生涯未婚率は約18%となり、これは2020年の国勢調査で示された女性全体の生涯未婚率17.8%とほぼ同じ水準です。
引用元:令和2年国勢調査人口等基本集計結果
先述した2012年のデータでは女医の約3人に1人が生涯未婚と見込まれていましたが、10年でその割合は半分近くまで大幅に改善していますね。
これは、働き方改革による病院側のワークライフバランスへの配慮や、マッチングアプリや結婚相談所などの婚活ツールの発展によって婚活がしやすくなったことなどが考えられます。
また、昨今、女性の社会進出が一般的になり晩婚化・非婚化が進んでいます。
女性全体の生涯未婚率も上がっていますので「女医だから結婚できない」というわけではなさそうですね。
とはいえ、同表で算出した男性医師の生涯未婚率が約3%と極めて低いことを考慮すると、女医の結婚には「キャリア女性ならではの」特有の課題があることも事実です。
女性医師が結婚する時期は、一般女性よりも遅い傾向にあります。
前述の『北海道医療大学看護福祉学部紀要』によると、女性全体の平均初婚年齢が31.6歳であるのに対し、女性医師は34.9歳です。
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男性 |
女性 |
|---|---|---|
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全体 |
31.6歳 |
31.6歳 |
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医師 |
30.9歳 |
34.9歳 |
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看護師 |
28.8歳 |
30.4歳 |
引用元:北海道医療大学看護福祉学部紀要 No.20 2013年『医師・看護師の婚姻状況』
これは、医師としてのキャリア形成が最も忙しい20代後半から30代前半と、一般的な婚期が重なっているためと考えられます。
厚生労働省医政局の「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査研究」では、女医の勤務時間は20代がピークで週当たり50〜60時間に及ぶことがわかっています。
引用元:平成29年『医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査』
この時期、多くの女性医師は専門医資格の取得やスキルアップに集中するため、恋愛や結婚に時間を割くことが難しくなります。
その結果、仕事に少し余裕ができる30代半ばから、本格的に結婚を考え始める傾向が強いと言えるでしょう。
「女医の1/3の法則」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、女性医師のうち「生涯独身が1/3、結婚が1/3、離婚が1/3」という説で、医療業界で広く知られるジンクスです。
これだけ聞くと、ちょっと不安になりますよね。
しかし、この法則は客観的なデータに基づいたものではありません。
前述の通り、「独身が1/3」という説は最新の生涯未婚率(約18%)と大きな隔たりがあります。
また、「離婚が1/3」という部分も、結婚した夫婦を個別に追跡した統計がないので、真偽を確かめることはできません。
大切なのは、「1/3の法則」のような根拠のない数字に惑わされず、自分の人生を客観的に見つめることです。
「女医は結婚できない」という世間のイメージの背景には、いくつか具体的な理由があります。
ただ単に「忙しい」だけではなく、医師という職業や育ってきた環境が、知らず知らずのうちに結婚のハードルを上げてしまっているケースも少なくありません。
このセクションでは、「結婚が難しい」と言われる4つの理由を、実際の声や体験談を交えながら深掘りします。
「これ、私かも?」と思う部分がないかチェックして、今後の婚活のヒントにしてくださいね。
女性医師が結婚相手に求める条件が「理想が高い」と見なされることは少なくありません。
例えば、キャリア志向の女医さんの多くは、自分と同等、もしくはそれ以上の学歴や年収を持つ男性を求める傾向があります。
SNS上でも、以下のような切実な投稿が見受けられます。
26歳女医が相手に求める条件として医師(もしくはそれと同程度の学歴や収入の担保される職業)、身長170cm以上、非デブハゲはダメ? 高望み? 年齢は40歳まで許容、顔の造形の良し悪しは問わないとしても??😭
— 喪女医 (@jinseikibishii) October 12, 2021
このように、ごく普通の希望に見えても、その条件をすべて満たす男性は限られてきます。医師という職業は、高い学歴と収入をもたらすため、お相手に同じような水準を求めた結果、出会いの対象が狭まってしまうのが現実です。
実際、結婚相談所ツヴァイのカウンセラーに、女医さんがよく求める条件について話を聞いてみると、「自分より年収が高いこと」「家柄が良いこと」が重視されやすく、中にはご両親の学歴も条件に入れる方もいるそうです。
でも、本当に大切なのは年収や学歴といった表面的な条件だけでなく、お互いの価値観やライフスタイルが合うかどうかです。
もっと本質的な部分に目を向けることで、理想の相手に出会える可能性はグッと広がりますよ。
前述の通り、医師の仕事は時間的な拘束がとても長く、不規則な勤務になりがちです。
日々の診療に加えて論文執筆、学会発表、専門医試験の勉強など、仕事以外の時間も自己研鑽に費やすことが求められます。
こうした激務が、恋愛や婚活の機会を奪っている大きな要因です。
平日は朝から晩まで病院に拘束され、疲れ果てて休日は家でゆっくり過ごしたい。
こうした生活サイクルでは、新しい出会いを求めて積極的に行動するのは難しいでしょう。
また、お相手に合わせる柔軟なスケジュール調整が難しいため、せっかくのデートの約束も直前にキャンセルになってしまうことが多くなります。
こうしたことが続くと、お相手に「自分は優先されていない」と感じさせてしまい、関係が発展しづらくなるという負のループに陥ることもあります。
医師として活躍されている女性は、裕福な家庭で育ったり、両親や親戚も医療関係者であるケースが少なくありません。
そのため、自然と高い教育水準や安定した生活基盤が当たり前になり、一般家庭と価値観や生活スタイルが異なることがあります。
特に、幼い頃から勉強に集中する環境が整っていたため、家事をすべて親に任せていたという人もいるでしょう。
そのため、家事や育児に対する考え方が男性とずれてしまい、結婚後の生活にギャップを感じるケースもみられます。
お相手が家事や育児に非協力的だったり、生活習慣が大きく異なったりすると、その違いを埋めることができずに破局してしまうこともあります。
高収入であることも、女医が結婚する上での一つの壁になる場合があります。
医師という職業は、若いうちから一般企業に勤める同世代よりも高い年収を得ることが多いためお相手との間で金銭感覚のずれが生じやすいんです。
わたくしツヴァイ編集部Yの知人男性の体験談を1つご紹介します。
その知人は地方公務員で、マッチングアプリで出会った女医さんと結婚を前提に交際していました。
女医さんが仕事で落ち込んだとき、「気晴らしにハワイに行ってくる」と言われたり、友人との食事は高級レストランばっかりだったりと「住む世界が違うんだな」と感じたようです。
金銭的な負担のバランスが取れなかったことで、最終的に破局してしまったそうです。
お相手が家計を共にする将来を想像したときに、「この金銭感覚にはついていけない」と感じてしまうことは珍しくありません。
無理に相手に合わせてもらうのではなく、お互いの価値観を尊重し、歩み寄れるパートナーを見つけることが、女医の結婚には不可欠だと言えるでしょう。
「なぜ結婚が難しいのか」がわかったところで、次に気になるのは「どういう相手とうまくいくのか?」という疑問ですよね。
ここでは、女医さんとの結婚を成功させている夫婦に共通するポイントや、お相手選びで特に重要となる要素を具体的に解説します。
高年収や高学歴といった条件だけでなく、お互いが心地よく、対等な関係を築けるパートナーを見つけるヒントを一緒に探していきましょう。
多忙な女性医師の結婚生活で一番大切なのは、家事や育児への協力的な姿勢です。
不規則な勤務や急な呼び出しがあるため、一人で家庭のすべてを担うのは無理があります。
お相手が家事や育児に積極的に関わってくれることで、女医さんは仕事に集中でき、家庭とキャリアの両立が可能になります。
ここでは、単に「手伝う」という意識ではなく、家事・育児を「夫婦の共同作業」として捉え、自発的に行動してくれる男性が理想的です。
具体的な家事分担のルールを事前に話し合ったり、家事代行サービスや子育てサポートの利用も視野に入れるなど、現実的な生活設計を一緒に考えてくれる男性を見つけることが、幸せな結婚生活の鍵となります。
医師という仕事は、人の命を預かる非常に責任の重い仕事です。
そのため、仕事への理解があるお相手でないと、結婚生活はうまくいきません。
例えば、急な呼び出しでデートがキャンセルになったり、休日の計画が立てづらかったりすることに対して、不満を漏らさずに受け入れてくれる姿勢は非常に重要です。
また、仕事のストレスや悩みについて話を聞き、精神的に支えてくれるパートナーであれば、仕事とプライベートのバランスを保ちやすくなるでしょう。
お相手が医療従事者でなくても、あなたの仕事に敬意を払い、理解しようと努めてくれる男性はたくさんいます。
お互いの仕事に対する価値観を共有できるかどうかが、円満な関係を築くための大切なポイントです。
日本医師会の「女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書」(2017年)によると、女性医師の結婚相手の64.8%が男性医師というデータがあります。
これは、同じ業界で働く者同士が互いの仕事の特殊性を深く理解し合えるからです。
同じ医師であれば、キャリアの悩みを相談しやすく、経済的な安定性も高いため、結婚後のライフプランを立てやすいというメリットもあります。
一方で、夫婦ともに多忙な生活になる可能性もあるため、家事や育児をどう分担するか、どう協力し合うかといった、現実的な課題に二人で向き合う覚悟も必要となります。
引用元:「女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書」
「理想の相手がわかっても、出会いがない!」これが女医さんの最大の悩みですよね。
多忙な日々を送るあなたにとって、いかに効率的で安全に婚活を進めるかが、最重要ミッションです。
ここでは、限られた時間の中でも結婚へと繋がりやすい、具体的な婚活方法を3つご紹介します。
ご自身のライフスタイルに合った最短ルートを見つけてください。
婚活において、最も信頼性が高く、結婚に繋がりやすい方法の一つが知人からの紹介です。身元がはっきりしている上、医療業界に理解のある人からの紹介であれば、お相手もあなたの仕事の大変さを最初から理解してくれる可能性が高まります。
しかし、紹介を頼める人の数や、紹介される相手の職業・年齢が限定されるのがデメリットです。
また、もし関係がうまくいかなかった場合、紹介者との人間関係が気まずくなるリスクも伴います。
「忙しくて出会いがない」という女医さんにとって、結婚相談所は非常に有効な婚活ツールです。
結婚相談所では、結婚への真剣度が高い男性と効率的に出会うことができます。
カウンセラーが間に入ってくれるため、日々のスケジュール調整や、お相手へのアプローチ方法など、婚活の面倒な部分をまるごとサポートしてもらえます。
自分でゼロからお相手を探す手間が省けるため、多忙な女医さんには最適な方法と言えるでしょう。
「結婚相談所は費用が高い」「本当に結婚できるのか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、特に女医さんの場合、結婚相談所は非常に有効な選択肢です。
では、なぜ結婚相談所が有効なのか、忙しい女医さんがどうすれば幸せな結婚を掴めるのか、成婚に向けてのコツや男性側の本音など、ツヴァイのカウンセラーが回答させていただきます。
A. 結婚相談所であれば、女医さんが望む「条件」と「安心感」を両立できます。
結婚相談所では、入会時に独身証明書や収入証明の提出が義務付けられているので、身元や年収が保証された安心できる環境で婚活ができます。
また、女医さんは家柄や両親の学歴といった条件を重視しやすいのですが、ツヴァイではマッチング前に両親の学歴まで確認することができるのでミスマッチが少ないんです。
ツヴァイ編集部Y:なるほど。例えばマッチングアプリで条件に合う人がヒットしても、それが正しい情報なのか、ご両親の学歴まで知ることはできないですもんね。
忙しい中で時間を作って婚活頑張っているのに「実は…」なんてことがあれば、たまったものじゃないですよね。
A.実際、女医さんは緊急の呼び出しでお見合いやデートをキャンセルせざるを得ないということはよくあります。
デートを組むこと自体が難しいこともありますが、対面が難しければ積極的に電話やオンラインデートをされていましたね。
ツヴァイ編集部Y:デートがキャンセルになれば男性側も不安になりますよね。
そこで、すかさず電話やオンラインデートを活用してお互いの熱量を維持することが次のステップに繋がりそうですね。
A. やっぱり一番は、女医さんの仕事が不規則な分、自分がうまく家庭を支えられるのか、子供ができたら一緒にうまく育児をこなしていけるかという不安ですね。
その場合、医師という仕事をきちんと理解すること、家事や育児については家事代行やシッターを積極的に取り入れてカバーすることが大事だとアドバイスしています。
また、交際に進んでも「どこに住むか」で揉めることが多いですね。
お互いキャリアを諦めたくないからこその衝突ですが、特に女性側は子育ても見据えて実家の近くを望む方が多いので、職場や生活圏の折り合いがつかず交際を断念された方もいらっしゃいます。
ツヴァイ編集部Y:年収的に女性側が転職したり、パートや時短に切り替えたりするということはよく耳にしますよね。
ですが年収に関わらず、男性側は「女性が男性についてくるべきだ」という固定概念は捨てて、よく話し合う必要がありそうですね。
インタビューは以上になりますが、女医さんの婚活のリアルが垣間見えましたね。
女医さんはお相手を探すときの条件が高い傾向にありますが、結婚相談所ツヴァイでは「会員数11.0万人*」と、母数が多いため条件に見合うお相手も見つかりやすいと言えます。
*2025年9月末日時点のツヴァイとIBJの会員数合計
まずは無料のマッチング体験で、あなたの条件に合う理想の候補者が実際にいるかどうか、確かめてみませんか?
この記事では、まず「女医の結婚は難しい」という一般的なイメージを、公的なデータに基づき客観的に検証しました。
過去の古いデータでは未婚率が高いとされていましたが、最新の統計では働く女性の平均とほぼ同水準であることが分かります。
また、初婚年齢が遅くなるのは、多忙なキャリア形成期と重なるためです。
婚活を成功させるための鍵として、「年収や学歴」といった表面的な条件だけでなく、「家事・育児への協力性」や「仕事への深い理解」といった内面的な価値観が重要であることをお伝えしました。
特に、医師という特殊な仕事への理解を求めるなら、同じ医師同士の結婚や、専門性を活かせる結婚相談所の利用が有効です。
多忙な女医さんが効率的に、そして安心して婚活を進めるには、自分一人で悩まず、専門家の力を借りることも有効な選択肢です。この記事が、あなたの婚活の不安を和らげ、幸せな結婚への第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
ZWEI編集部
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)