
結婚を考えると、嬉しさやワクワクだけでなく、
「この人で本当に大丈夫かな…?」という迷いや不安も出てきますよね。
「結婚するかどうか迷うくらいならやめた方がいいのかな…」
そんな考えが浮かんでしまうこともあるでしょう。
迷いがあると、決断の一歩を踏み出すのも勇気が必要です。
でも、それは決してネガティブなことではありません。
この記事では、結婚相談所ツヴァイの編集部Mが結婚するか迷ったときの心の整理法や具体的なサイン、向き合い方までを紹介します。
読むことで、焦らず、自分らしい選択ができるヒントを持ち帰ってもらえるはずです。
結婚に迷いがあるあなたへ。
「本当にこの人でいいのかな」というモヤモヤ、無視してはいけません。
結婚は「好き」という気持ちだけでは乗り越えられない現実の連続です。
もし今、胸に引っかかるものがあるなら、結婚後にはこんなことが待っているかもしれません。
・お金の使い方や生活リズムの違いで、ケンカやすれ違いが増える
・言いたいことを我慢して、不満がたまる
・「なぜ自分は立ち止まらなかったんだろう」と後悔してしまう
つまり、迷いは心のブレーキ。
「立ち止まって、本当に納得できるか確認して」と教えてくれるサインなんですね。
さて、迷いは心のブレーキと理解していても、
それが単なる不安なのか?
立ち止まるべきサインなのか?
を見極めるのは簡単ではありませんよね。
まずは自分の迷いの正体を整理しましょう。
次の項目に直感で「YES」か「NO」かで答えてみてください。
YESが多いほど、じっくり時間をかけて考えるべき迷いの可能性が高いかも。
✔チェックリスト
☐相手と一緒にいるのに安心できないことがある
☐将来の生活を想像したときに、ワクワクより不安が大きい
☐お相手に相談・本音を言いにくいと感じる
☐家族や友人など、身近な人からの反対や心配の声がある
☐「本当にこの人でいいのかな」と何度も考えてしまう
このチェックで心の状態を整理したら、次は具体的に【結婚をやめた方がいいサイン】を見ていきましょう。
もし DV・モラハラ・深刻な借金・大きな嘘など、心や生活に深刻な影響を及ぼす要素がある場合は、迷う前にまず自分を守ることを優先しましょう。
無理に結婚を進める必要はありません。
安全な選択を考えることが大切です。
今のあなたの「迷い」は、安全性や信頼性に関わる強いシグナルですか?
それとも、年齢や環境による一時的な不安でしょうか?
将来のイメージが描けなかったり、お相手との小さな違和感が気になったりするのは、誰にでも起こる自然な感情です。
たとえば、こんな理由が考えられます。
・結婚後の生活や家庭像が具体的に想像できず、不安になる
・価値観や生活習慣の違いに気づき、結婚後を想像すると迷う
・自分自身の心の整理ができていない
・社会的・周囲からのプレッシャー
など。
きっと、この迷いは十人十色。
ここで大事なのは、この迷いをどう扱うか。
焦らず立ち止まり、心の声を整理することで、次に取るべき行動が見えてきます。
次は、「結婚をやめた方がいいかも…」と感じたときに見逃してはいけない具体的な10の兆候を紹介します。
あなたの迷いが、どのサインに当てはまるのか、客観的に確認してみましょう。
それでは、具体的に「立ち止まるべきサイン」として押さえておきたい10の兆候を見ていきます。
ひとつでも「自分に当てはまるかも」と思ったら、今の気持ちを見直すきっかけにしてみてください。
大切にしているものや人生の優先順位があまりにも違うと、日常の小さなすれ違いが積み重なりやすくなってしまいます。
たとえば、休日の過ごし方や貯金の考え方、趣味にかける時間などが全く合わず、「どうしてこんなことで?」とケンカが増えることも。
「些細なことだから」と見過ごしてしまうと、結婚後に大きなストレスや後悔につながることも。
信頼は結婚生活の土台。
小さな約束を守らなかったり、ちょっとした嘘が重なると、「また裏切られるかも」と不安になってしまいます。
たとえば、
「今日はデートの約束だったのに急にキャンセルされた」
「言ったことと違う行動をされる」
といったことが続くと、安心して一緒にいられないですよね。
お金の使い方、片付け方、生活リズム…
小さな違いでも結婚後には大きなストレスに。
あなたは節約派なのにお相手は衝動買いが多かったり、夜型と朝型で生活時間が合わなかったりと、そんなささいな違いでイライラが増えることも。
一緒に暮らす中で「なんでこうなるんだろう」と毎日悩むようになると、幸せより疲れを感じる日々が増えてしまうかもしれません。
とくに、お金に関しては、生活費の分担や貯金の考え方、趣味に使う予算の感覚などを話してみると、価値観のすれ違いに気づきやすくなります。

詳しくは、ツヴァイ婚活研究所の『お金の価値観』に関するアンケート調査も参考にしてみてください。
『お金の価値観』に関するアンケート調査 ツヴァイ婚活研究所
結婚すると毎日顔を合わせることになる二人。
コミュニケーションは欠かせません。
話し合いがうまくできず、誤解や喧嘩が増えると、信頼関係は少しずつ揺らぎ…。
「言ってもわかってくれない」と感じることが増えると、心の距離も開いてしまうかもしれません。

人生の大きな方向性が合わないと、結婚生活だけでなく、将来の幸せにも影響します。
たとえば、あなたは子どもを望んでいるのにお相手はまだ考えていない、住む場所の希望がまったく違う、キャリアの優先度が合わない…
そんな違いは後々大きな悩みの種になりかねません。
子どもの数や、親との同居、妻が出産後には仕事を続けるのか、育休はどうするのか…
結婚して家族になる二人には、話し合っておきたいことがたくさんあるんです。
結婚生活では心の居場所が大切。
本音を話せない状態は、ストレスや不満の蓄積につながります。
「言いたいことを言ったら嫌われそう」と感じる瞬間が多い場合は要注意ですね。
理由ははっきりしなくても、胸のざわつきは無視してはいけません。
最初にお話ししたとおり、違和感は心のブレーキです。
「なんとなく落ち着かない」「この人といて本当に幸せかな」と感じる感覚。
その感覚の底には、何か気づいていない心のすれ違いがあるかもしれません。
少なくともその理由ははっきりさせた方がいいでしょう。

気分の浮き沈みが激しかったり、言動が予測できないと、一緒に暮らす中で不安が募ります。
たとえば、昨日は優しかったのに今日は急に冷たくなる、約束を突然キャンセルする…こうした変化に心が疲れていませんか?
安心して一緒にいられることは、結婚生活の大前提。
心が休まらない状態が続くのは危険信号です。
身近な人の意見は、自分では気づかないリスクに気づかせてくれることも。
強い反対や心配の声がある場合は、まずは耳を傾け、自分の気持ちと照らし合わせてみましょう。
「この人と結婚するのは心配」と何度も言われる場合、耳を傾ける価値があります。
ここまで見てきた①〜⑨の兆候がチラつき、「もっと合う人がいるのでは?」という気持ちが湧く場合、それも大切なサイン。
焦らず立ち止まり、心の声を整理することが、幸せな結婚への第一歩です。
ここまで読んで少しでも“そうかも”と感じたなら、ちょっと立ち止まってみるのもひとつ。
無理に結婚を進めるよりも、いったん自分の気持ちや理想のパートナー像を見つめ直してみましょう。
まずは自分の気持ちを整理してみませんか?
「どういう人となら穏やかに過ごせそうか」
「どんな関係を築きたいのか」
そうした気づきが、次の出会いの準備になります。
結婚相談所ツヴァイのマッチング無料体験では、自分に合うお相手や結婚への納得感を確認できます。
心の整理にも役立つので、まずは気軽に体験してみましょう。
ここまで、結婚をやめた方がいいかもしれないサインを見てきました。
当てはまったものがあった場合、不安や違和感を放置せず、冷静に気持ちを整理することが大切です。
次は、迷いを感じたときの具体的な向き合い方を紹介します。
まずは、「なぜ迷っているのか」を自分の中で整理してみましょう。
自分の将来への不安なのか
お相手への不安なのか
それとも“結婚”という制度そのものへの迷いなのか…。
理由が見えてくると、漠然とした不安が少しずつ言葉にできるようになります。
・年齢や仕事
・未来への漠然とした不安
・結婚そのものに対する怖さ
このような原因なら、問題は“相手”よりも“自分の準備”にあるのかもしれません。
たとえば
・周囲の結婚ラッシュで焦っている
・仕事の変化で将来が不安
・育児や家事への自信がない
といったケースですね。
対応策は、まず自分軸を整えること。
紙に書き出して不安の正体を分解したり、信頼できる友人や家族と話してみたり、時期や条件を具体化してみると心が落ち着きます。

・価値観の違い
・金銭感覚
・信頼の欠如
など、お相手の行動や言動に原因があるなら、その点を直接確認する必要があります。
たとえば、先ほど【結婚をやめた方がいいサイン】でお話ししたように
・将来のビジョンが合わない
・約束を守らない
・生活習慣が噛み合わない
といった具体的なズレがあるケース。
対応策は、重要なトピック(お金・子ども・住まい・仕事・家族関係など)をリスト化して、お相手と正直に話し合うこと。

「結婚したらどんな生活になるのか?」
を現実的にイメージしてみましょう。
結婚にはもちろんたくさんのメリットがあります。
たとえば
・支え合える安心感がある
・将来の計画(貯金・住まい・家族)が立てやすくなる
・孤独を感じにくくなる
一方で、デメリットや現実的な変化もあります。
・自分の時間が減る
・ライフスタイルの調整が必要
・お金や家事の分担で意見がぶつかることがある
・家族との関係(義実家など)でストレスを感じることも

「デメリットがあっても、この人となら一緒に乗り越えたい」
そう思えるなら、きっと前に進む準備ができているサイン。
逆に、「我慢が必要そう」「今は気持ちが追いつかない」と感じるなら、
無理に答えを出さず、もう少し自分の気持ちを整える時間を持ってみてもいいかもしれません。
結婚のメリットとデメリットをより詳しく知りたい方は
こちらの記事も参考にしてみてください。
結婚のメリットとデメリットを徹底解説!後悔しないために意識すべきことは?
迷いを一人で抱え込むと、ますます不安が膨らんでしまうもの。
思い切ってお相手に本音を伝えてみましょう。
たとえば、こんな切り出し方が自然です。
「最近、将来のことを考えると少し迷っているんだ」
「結婚後の生活イメージについて、一緒に話してみたい」
「将来のビジョンをすり合わせて、お互いに安心したい」
話すときのポイントは、お相手を責めずに、自分の気持ちを伝えること。

こうした対話を通して、お互いの本音や価値観を確認できます。
場合によっては、「今後どう関係を進めていくか」を一緒に考えるチャンスにも。
その対話こそが、今後の関係をより深めるきっかけになるかもしれません。
いきなり「一生をともにする」と決めるのが不安なときは、同棲や一定期間のお試し生活をしてみるのがおすすめ。
実際に生活を共にすることで、デートだけでは見えなかったお互いの価値観や生活リズム、家事やお金への向き合い方などが自然と見えてきます。
私の知人にも、同棲をきっかけに“結婚をやめる決断”をしたという女性がいました。
一緒に暮らしてみると、家事の分担や金銭感覚の違いが積み重なり、
「このまま結婚しても、お互いに無理をする関係になりそう」と気づいたそう。
結果的に二人は別々の道を選びましたが、
「早めに現実を知れたから、後悔はない」
と話してくれました。
個人的な意見ですが、同棲期間はぜひ作ってほしいと思います。
生活力や価値観の違いが自然に見えるだけでなく、「一緒にいて安心」「ここは譲れない」とお互いに正直に話せるタイミングにもなるからです。
まずは短期間でも試してみることで、結婚への不安を整理し、より納得感のある判断ができるはずです。
家族や友人、信頼できる人に相談すると、客観的な視点から気づきをもらえることがあります。
筆者も結婚前に「本当に結婚して大丈夫かな?」と友人や家族に相談した経験がありますし、逆に友人から同じような相談を受けたこともありました。
ただし、結婚はあくまで「自分とお相手の決断」。
周囲の意見に流されず、「自分がどうしたいか」を軸に考えることが大切です。
誰かに背中を押してもらうことはあっても、最後の一歩は自分の意思で踏み出しましょう。
✔ 結婚するか迷ったときの対処法のまとめ
1. 自分の迷いの理由を整理する
2. 結婚のメリット・デメリットを現実的に考える
3. 相手と率直に話し合う
4. 短期間の同棲や試験的生活を検討する
5. 信頼できる第三者に相談する
6. 最終判断は自分の意思で
結婚に迷ったとき、立ち止まるのは必ずしもネガティブなことではありません。
あえて結婚をやめたり保留にすることで、自分自身や将来のことを見つめ直すチャンスになるのです。
ここでは、立ち止まることで得られるメリットを考えていきましょう。
焦って結婚を進めるのではなく、一度立ち止まることで自分と向き合う時間が生まれます。
趣味や仕事、人間関係など、自分を大切にすることに集中できるのも大きなメリット。
自己成長に時間を使うことで、内面的な自信や魅力が高まります。
その間に、「自分に本当に合うお相手はどんな人か」
という条件や価値観も整理できるので、焦らず納得のいく選択ができるようになるでしょう。
無理に結婚を決めると、心の奥にずっとモヤモヤや不安が残ることも。
たとえば、「この人と一緒にいて大丈夫かな…」と漠然と感じていた不安が、整理することで「金銭感覚が合わない」「将来のビジョンが共有できない」といった具体的な理由として見えてきます。
心が安定すると、お相手の言動も冷静に受け止められ、感情に振り回されず判断できるようになります。
自分にとってベストな選択をじっくりと考えてみましょう。
結婚を見送ることで、次の幸せに向けた準備期間を自分に与えられます。
今の関係を冷静に整理して、「今はこの人と結婚するタイミングじゃない」と心の底から納得できれば、気持ちも軽くなるでしょう。
この時間は、自分にとって本当に譲れない価値観や理想とするライフスタイルを深く見つめ直す絶好の機会に。
前のパートナーとの関係で気づいた「違和感の正体」や「妥協できないポイント」を明確にすることで、次に進むべき方向がはっきりします。
まだ出会っていない、自分に合う人との未来もイメージしやすくなるでしょう。
もしも次の出会いへの気持ちが芽生えたときは、大切なのは焦らないこと。
この準備期間を経て、「自分はどういう人と、どういう人生を送りたいのか」という判断軸が明確になっているはず。
そして次のステップは、価値観のズレを起こさない出会いの場を選ぶこと。
結婚相談所ツヴァイでは、自分が大切にしている価値観から、あなたにぴったりのお相手と出会うことができます。
もしも、価値観の軸に自信がなくても婚活のプロがあなたの価値観や「本当に大切にしたいもの」の整理をお手伝いしてくれるので大丈夫。
焦らず、納得のいく選択ができるよう、あなた自身のペースで進めていきましょう。
結婚について迷ったとき、周りの声や疑問が気になることもありますよね。
「本当に今のタイミングで決めていいの?」
「同棲したほうがいい?」
といった不安や疑問は、多くの人が経験するものです。
ここでは、よくある質問とその考え方を整理しました。
自分の気持ちや判断軸を確認するヒントとして、ぜひ参考にしてみてくださいね。
A:焦って決めると後悔しやすいです。自分の価値観や将来像を確認してから判断を。
2023年の出会いコンパスの調査によると、婚活を通して、結婚を前提に交際をスタートした人は全体の63.6%。
出典元:【2023年婚活した1,057人に調査】平均3.5人と対面、年間の婚活費用は104,807円、利用したサービスは「婚活アプリ」が最多(出会いコンパス)
半数以上の人が、結婚を見据え交際を開始しているんですね。
ただし「結婚を前提にした交際=必ず結婚する選択」というわけではありません。
年齢を意識して焦ってしまう気持ち、よくわかります。
でも、後悔を避けるためには、まず「自分がどこまで妥協できるか」「将来像が本当に描けるか」をじっくり見定めることが大切です。
焦りに流されず納得のいく選択をしたいですね。
A:同棲は不安を完全に消す魔法ではありませんが、価値観や生活習慣を確認する良い機会になります。
既婚者の調査(アニヴェルセル調べ)では、既婚者の約6割が結婚前に同棲経験があり、特に20代では約7割が同棲していました。

出典元:「アニヴェルセル総研」第105弾 恋愛・結婚意識調査 同棲と結婚の関係をアンケート調査! 結婚前に同棲したことがある既婚者は59.1%、そのうち同棲後に結婚した方は94.7%!
同棲生活を通して、家事分担やお金の使い方、生活リズムなど、意外と見えてこなかった違いに気づくことがあります。
そして、大切なのはその気づきをどうするか。
気になる点を一緒に話し合い、どう向き合うかを二人で考えられるかどうかですね。
A:家族の意見は参考にしつつ、自分の判断軸を明確にすることが大切です。
家族や友人など身近な人からの意見は、自分では気づかない視点を教えてくれる大切なものです。
とはいえ、最終的に決めるのは本人。
また、配偶者暴力(DV)などの実質的な問題を感じて家族が心配するケースは少なくありません。
ちなみに、既婚者へのアンケート(Domani調べ)によると、経済面が理由との声も多いそう。
出典元:【100人に聞いた】両親から「結婚を反対された」経験はある?その理由や対策とは | Domani
もし反対の理由が「価値観のズレ」「信頼性」「安全性」など本人の不安と重なるなら、一度家族の意見を聞いてみつつ、自分の気持ちや判断軸も明確にすることが大切です。
結婚は人生の大きな選択。
迷うこと自体は自然なことです。
大事なのは、迷いを無視して突き進むことではなく、しっかり向き合うこと。
ここまでお話ししてきたように、迷いは「あなたが本当に大切にしたいもの」を教えてくれる心のサイン。
焦らず、自分の価値観や将来像と照らし合わせながら立ち止まることで、後悔のない決断に近づけます。
「話し合ってもズレが埋まらない、どうしても不安が消えない…」
そんなときは、結婚を見送るのも、決して悪い選択ではありません。
大切なのは、自分の気持ちや安心感を優先すること。
迷いを整理することで、結婚に向けた確かな自信や次の出会いへの準備も整います。
迷いを味方にして、自分らしい幸せを見つける。
結婚は、焦らずに必要なときには立ち止まり、納得したときに踏み出すことではじめて安心と喜びに満ちた一歩になるでしょう。
ZWEI編集部
※2018年3月〜2019年2月の1年間に交際・婚約・結婚を理由に退会届を当社に提出されたお客さま(会員同士・会員外)