成婚カップルの婚活体験談・エピソード
食いしん坊デートが年の差を超えた……共通の趣味と信頼が結んだご縁

出会ってから2カ月で結婚を前提とした交際に発展したSさんとMさん。出会ってから毎週のようにグルメなデートを重ねた2人は、46歳と38歳という年の差も気にならないといいます。
2人がどのように関係を深めていったのか、お話をお聞きしました。
お二人のプロフィール
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Sさん
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Mさん
婚約破棄を機に、結婚観をすり合わせられる環境を探していた
婚活を始めたきっかけを教えていただけますか?
Sさん1人で長く暮らしてきましたけれども、やはり結婚して家庭を持ちたいと思って婚活を始めました。ツヴァイさんのほかにもお話を聞いた結婚相談所はいくつかあったのですが、ツヴァイさんに電話したときに親身な印象がありまして、お世話になることを決めました。それ以前にも電車の広告をはじめとしたさまざまな媒体で目にしていたことも大きかったかもしれません。
Mさん婚活自体は5年くらい前からしていて、街コンに行ったり、アプリを使ったりといろいろ試していたのですが、結婚には至らなくて。とくにアプリはいろいろな人と気軽にコンタクトをとれるメリットがある一方で、結婚への真剣度にズレを感じました。そんなときにいろいろな方法で婚活をしていた友人が「結婚相談所も試してみたら?」と言ってくれたんです。その友人は結局街コンで出会った人と結婚したのですが、ツヴァイを利用していたことがあって、「入会審査もしっかりしているし、安心して活動できるよ」と聞いたので、私もツヴァイで活動してみようかなと。
Sさん私もアプリは1度使ったことがあるんですけれども、なかなか具体的な出会いにつながらなかったですね。テキストメッセージのやりとりがメインだと、コミュニケーションも取りにくくて、すぐにやめてしまいました。
実際に入会されてみて、いかがでしたか。
Sさん結婚を前向きな目標としている方と、こんなにもたくさん会えるんだなということにすごくびっくりしました。それまでも友人からお相手を紹介してもらったことはあったのですが、数の違いが圧倒的でしたね。結婚相談所に敷居の高さを感じましたけれども、入ってみてよかったなというふうに思っています。
Mさん結婚への真剣度が高い方が多くて、結婚観のすり合わせも事前にできるところがいいなと思いました。実は私は婚活で出会った方と婚約をしていたのですが、お相手のご両親と考え方が合わなくて、婚約破棄したことがあったんですね。結婚は2人だけのものではなくて、お相手のご家族の考え方も大切なので、事前にそうしたことまで話し合ったうえで結婚に進みたいなと思っていました。
旅行とグルメ好きが高じて食いしん坊デート三昧
お二人はどのようにして出会ったのでしょうか?
Sさん価値観マッチングで、私からお申し込みをしました。旅行が好きだという共通項もありましたし、価値観のグラフを見ても近いものを感じて良さそうだなと。お写真もすごく明るくて前向きそうな印象でしたし、会ってみたいなと思いました。
Mさん私も旅行が好きなので、そういうお話ができたらいいなと思いました。それから、朗らかな優しそうな印象を受けて、会ってみたいなと。
初回はどのような場所でお話されましたか。
Sさんお互いの住んでいる場所の中間地点であろう新宿の喫茶店で会いました。私は話し方やお姿に好印象を持ちました。初回から話が弾んで、あっという間に2時間くらい経っていた気がします。Mさんのことをもっと知りたいなと思いまして、それから毎週会っていましたね。
Mさん彼の資格の欄に「唎酒師(ききさけし)」と書いてあったのが気になって、出会って第一声で「唎酒師ってどういうことをするんですか?」と切り出した気がします。勉強家で、おもしろい人だなと私も興味津々で。
Sさん会ってすぐに「唎酒師ってなんですか」と聞かれると思っていませんでしたから、びっくりはしましたけど、プロフィールをいろいろと読んでくれてうれしいですよね。Mさんもお酒がすごくお好きで、「こんな楽しみ方もあるよね」といった話で盛り上がりました。
旅行に加えて、食という共通の趣味も見つかったわけですね。2回目以降はどのようなデートをされたのでしょうか。
Sさん2回目は渋谷でイタリア料理のランチを食べて、3回目はロシア料理のお店でボルシチ、ピロシキ、ロールキャベツなどなど、いろいろと食べました。4回目はちょっと遠出もしてみようかと、新宿からロマンスカーに乗って江の島に行きましてね。水族館も楽しみましたけれども、やっぱり食いしん坊としてはしらす丼は外せないですよね。Mさんと1日中一緒に過ごせて、私はすごくノリノリでした。
Mさん私は5回目のデートの日帰り仙台がすごく印象的でした。自分には思いつかない旅行ルートだったので、さすが旅のプロだなと。
Sさんお互いにお酒が好きなので、仙台から1時間くらい電車に乗った場所にあるニッカウヰスキーの蒸留所の見学に行って、普段飲めないような銘柄のウイスキーを試飲しました。あとは牛タンを食べたり、お寿司屋さんに入って名物のカツオの酢の物を食べたりして2人して喜んでましたね。
初回から手をつなぎ、共通の趣味と真剣な話で信頼を積み重ねる
告白をしたのは、どちらからでしたか?
Sさん私からです。最初に出会ったのは6月頭で、そこから毎週のようにデートを重ねて8月半ばには結婚に向けて進んでいこうという話をしていたと思います。ただ、実は初回のお見合いの直後に「手をつないでいいですか」とお聞きして手をつながせてもらったんですね。私は当初からかなり前のめりでした。
Mさん変な言い方かもしれませんが、生理的に無理だったら手をつながないだろうと思ったので。ただ、仕事について親身になって相談に乗ってくれたり、年長の方ならではのアドバイスをくださったりする中で勉強になりました。それから、2回目のデートで「ご家族と話し合いができますか?」とやや踏み込んだ話をさせてもらいましたが、一緒にいて不安になることがなかったことも結婚を意識し始めたきっかけかもしれません
Sさんそうそう。結婚間近だったけれどもうまくいかなかったという話も早い段階で率直にしてくださいましたしね。人によっては切り出しにくい話を話してくれて、私も考えをしっかりとお伝えしなければという気持ちになりました。興味が重なる部分があることも大きいですが、私が持ち得ていない趣味についても一緒に楽しんで、彼女も逆に私の趣味に付き合って楽しんでくれることもいいですよね。明るくて、話を聞いていても前向きですし、裏表のないところにすごく惹かれました。
プロポーズの言葉と挙式についてケンカ勃発?
プロポーズのシチュエーションについてお聞かせいただけますか。
Sさんプロポーズについては意見が分かれていて、8月に「ツヴァイを退会しようよ」と言ったのがプロポーズだと思っているんですが……。
Mさん私はまだされていないと思っています。「退会しましょう」とは確かに言われたのですが、それ以上の言葉はなかったので。
Sさん確かに景色の良いところでドラマティックな決め文句を言ったかというと、そうではなかったですね。5月21日の大安の日にまもなく入籍しますけれども、そこはちゃんと仕切り直して頑張ります。
ご家族はお二人のご結婚について、どのような反応をされていましたか?
Mさん私は婚活していることをオープンに話していましたし、喜んでくれてましたね。
Sさん結婚前にMさんのご両親に挨拶させていただいたのですが、すごく温かく迎えてくださって。うちの両親も「素敵な方ね」と言っていました。私の母の体調が思わしくなくて延期をしてもらいましたが、両家の顔合わせは5月の連休明けに行うことになっています。
結婚式のご予定はもう決まっていますか?
Sさん挙式は7月23日ですね。ホテルの打ち合わせも一緒に進めてます。
Mさんただ、そのことで最近は私が注意することが多いですね。結婚式の準備っていろいろあるじゃないですか。土日を使って準備をしたいんですけど、すぐにどこかに遊びに行きたがるんですよ。「これを何日までにしなくちゃいけないから、こういうスケジュールを組まなきゃダメだよ」という話をすることが多いですね。
Sさん確かにね、おっしゃることはごもっともなので、やるべきことを私なりに紙に書いて共有したところです。
お互いの一番好きなところを教えていただけますか。
Sさん私はやっぱりすごく明るくて前向きなところですね。同性であってもなかなか煮え切らないネガティブなところがある人も多いように思いますけれどもポジティブで、若干の年の差はあるかもしれませんが、考えをはっきり言ってくれるところもいいですね。
Mさん勉強家なところですね。ディズニーランドに行ったときにガイドブックにマーカーを引いて、付箋を貼って来てくれたんです。ガイドブックを受験生の参考書みたいに使う人を人生で初めて見ましたよ(笑)。
Sさんだってね、せっかく行くなら自分なりにもいろいろと調べてみたいですし。Mさんも私の趣味について「なにそれ」みたいな感じで興味関心を示してくれるのってうれしいですよね。
「神様も投げていないボールは打ち返せない」
婚活を経てよかったことや変わったことがあれば、教えていただけますか。
Sさん婚活を始める以前は、相手が女性でなくても、独りよがりだったところがあったと思うんです。だから、そういう意味では、相手の話をよく聞いて考えるようになってきたところが変わったかなと思います。もちろんMさんと結婚できたことが一番ではありますけれどもね。
Mさんいろいろな方に出会ってお話できたので、良くも悪くもいろいろな人を見れて勉強になったかなとは思います。それから、自分って客観的にどのように見られているのかなと自分を見つめ直す機会を持てたこともよかったですね。
これから婚活を始める方にアドバイスがあれば、お願いします。
Sさん結婚相談所を利用することに躊躇されている方もいるかもしれませんが、自分自身の成長のきっかけにもなりますから、結婚に向けてぜひ前向きに取り組んでみてほしいと思います。
Mさんこれは友人から言われた話なのですが、自分の目的をまず固めたうえで、人にとにかく会って話を聞いてみることですね。私が神社に行って神頼みをしてたら「神様だって投げていないボールは打ち返せないんだから、まずはボールを投げてこい」とすごく怒られたことがあったのですが、本当にそうだなと思いました。
最後に、これからどんな家庭を築いていきたいですか。
Sさんやっぱりせっかく2人で結びつきましたから、好きな旅行もいろいろと行きたいなと思いますし、2人で取り組めるものを実現できていければうれしいかなと思ってます。
Mさんそうですね。明るくて楽しい家庭が一番だと思うんですけれども、そうはいかないときもあると思うんですね。そういう場面に直面したとしても、2人できちんと話し合いができて、乗り越えていけるような家庭だったらいいなと思います。
お二人の年表
2022年 | 6月 | 初対面 |
初デート | ||
7月 | 告白 | |
8月 | プロポーズ(?) | |
2023年 | 5月 | 両家顔合わせ |
婚姻届提出 | ||
7月 | 結婚式 |
1年1ヶ月
3ヶ月
(2023年4月29日取材 東京都新宿区新宿中央公園で撮影)