成婚カップルの婚活体験談・エピソード
思い出の時計を売って結婚指輪を購入!? サプライズ続きの馴れ初めとは?

結婚願望がなかったというNさんと、もともと結婚願望が強かったCさん。
初対面から直感的に「この人かも」とお互い思っていたそう。そこからどうやって距離を縮め、成婚に至ったのか詳しく語ってもらいました。
お二人のプロフィール
-
Nさん
-
Cさん
- 年齢
- 32歳
- 出身地
- 新潟県新潟市
- 職業
- 人材派遣会社の営業
- 趣味
- 旅行、読書、映画鑑賞
- 入会期間
- 10ヶ月
- 入会店舗
- IBJ加盟店
ふと「結婚できるかも」と思えた34歳の朝
婚活してみようと思ったきっかけはなんでしたか?
Nさんもともと結婚願望がまったくなくて、家族にも「結婚できないでしょ」と言われていました。でも、34歳の誕生日を迎えた3日後ぐらいに、ふと「結婚できるかも」と思ったんです。調べてみたら新潟に結婚相談所があると知って、結婚したい人が集まるところだから、その気持ちを叶えてくれるのは一番効率的かなと思って、入会しました。
Cさん私はNさんと真逆で、物心がついたときからずっと結婚したかったんです。高校入学と同時に上京して、東京での生活も長かったんですけど、新潟に帰って婚活しようと思ったときに、アプリなどは目的が結婚じゃない感じの方が多くて……。そのタイミングで知り合いが結婚相談所を立ち上げるという話を聞いたんです。「結婚という同じ目的で入会するから話が早い」と聞いて、入会を決めました。
結婚相談所に抵抗はなかったですか? 活動してみた感想も聞かせてください。
Cさん正直なところ、最初は少し抵抗があったんですけど、話を聞いてみると、自分の周りに結婚相談所で結婚した方がいて、抵抗はなくなりました。実際に自分が活動してみるとけっこう出会いは多くて、Nさんと出会う直前まではちょっと疲れましたね。会う方はみんないい方だったんですけど、自分と合う方となかなか出会えなかったんです。
Nさん1ヶ月に申し込める人数が20人だったので、積極的に申し込んでいたんですけど、ほとんど断られてしまいました。なかなかお見合いが組めなかったので、厳しいんだなと思いました。でも、初めてOKをもらえたのがCさんだったんです。
Cさんのどこに惹かれてお申し込みしたんですか?
Nさん写真とプロフィールの内容です。一番興味が湧いたのが、バスケットボールをやっていて、インターハイで準優勝したと書いてあったんです。私もスポーツが好きなので、話を聞いてみたいと思っていました。それで、会うことになったんですけど、プロフィールの写真といい意味で全然違いました。実物の方が断然可愛いかったです。
Cさん私も写真よりもかっこいいと思いました。「もうちょっと写真をちゃんと撮った方がいいんじゃないですか?」と言いたくなるぐらいに(笑)。そのときは1時間ぐらい話したんですけど、すごく楽しくて、終わったあとに全然気疲れしませんでした。
オススメした本に興味を持ってくれた彼女に心を奪われた
Nさん自分は読書が趣味なんですけど「今年の一番はこれです」ってプロフィールに書いていたんです。そしたら「その本を検索してみたんですけど、すごく難しそうだったので、どういう内容なのか教えてもらえますか?」って聞かれて。まさか初めて会ったお見合いで、本の感想を要約して言うとは思わなかったんでびっくりしたんですけど、心を奪われました。ここまでプロフィールをちゃんと読んでくれて、自分に対して興味を持ってくれてるっていうのが嬉しかったですね。
Cさんビジネス書だったんですけど、数ある本の中で、なんでそれを一番面白いって言ってるんだろうって普通に興味があったんです。表紙からして、いかにも難しそうだったんですよ。
それで、お二人とも「また会いたい」と思われたわけですが、最初のデートはどこに行かれたんですか?
Nさん新潟市で研修があった日があって、せっかくなのでCさんに会いたいと思って、夕食にお誘いしました。そのときは家族の写真を見せたり、美容の話をした記憶があります。
Cさんそうだっけ(笑)。たしかに自分たちの話よりも、家族の話を聞いて、Nさんはこうやって育ってきたんだなと思った記憶があります。
告白はどんな感じだったんですか?
Nさん県立自然科学館に行って、二人でプラネタリウムを観てお昼を食べたんです。そろそろ告白しないとなと思っていたので、場所を移動して、そこで「お見合いしてから3〜4人と会ったけど、Cさんといるときが一番楽しかったし、ずっとCさんのことを考えていた。Cさんのことを好きだし、最終的には結婚したいと思ってるから付き合ってほしい」と自分の気持ちを伝えました。
Cさん出会いから自分の思ってたことを作文のように多分準備してくれて、すごく真面目な方だなと思いました。嬉しくて、その場でOKをしました。実は、相談所の方から「そろそろ告白されると思うよ」と連絡がきていたので、ソワソワしていたんです。
時計を売るのについていく独特なデートの真相とは?
印象的なデートを教えてください。
Nさん2回目のデートで、自分が身につけていた時計を売るのを、Cさんについてきてもらったんです。実は、以前ひと目ぼれした方から買った時計でして。お付き合いに発展することはなかったんですけど、その時計をつけてCさんに会うことが、自分のなかで苦しくなってしまったので、それを売って婚約指輪を買おうと思ったんです。
Cさんまだ会って間もない関係なのに、「時計を売るのについてきて」と言われて不思議でした。でも売却した後に、そのエピソードを聞かされて、「指輪を買おう」って言ってくれたので嬉しかったです。まだ3回しか会っていないのに、気を遣わないというか、お互いの過去の話もできたので、距離が縮まったデートでもありました。
結婚を強く意識するようになったきっかけはなんでしたか?
Nさんよく運命の人にはビビッとくるっていうじゃないですか。最初に会ったときから「なんかいいかも」って思えたし、“ビビッ”というより“ピピッ”とぐらいだったんですけど、どこかで会ったことがあったかなと思うほど、仲良くなれたし、何時間でも喋れるような関係だったので「彼女を逃したら多分結婚できないな」と思ったんです。婚活を始めたときは「結婚できるかも」という気持ちだったのが、「彼女と結婚したい」になりました。何があったというわけではないですけど、デートをしたり、電話を繰り返すうちに、気持ちが高まっていきました。
Cさん私も会ったときから「この人かな?」という感覚はありました。でも、自分だけがそう思っていてもしょうがないので、会うたびに探りは入れていました。結婚相談所にいる以上、いろんな方とお見合いをすると思うので、「お見合いしないで」「私以外とは会わないで」とは言えないし、「どのくらい会ってるの?」っていうのも直接は聞けないですよね。でも、そういった不安があるという話は伝えていました。
プロポーズ宣言からフライングでプロポーズ
プロポーズはどんなシチュエーションだったんですか?
Nさん最初はクリスマスにプロポーズをしようと思っていたんですけど、レストランだと、完全に二人っきりじゃないので、恥ずかしいなという気持ちが出てきてしまって。それで自分の気持ちをちゃんと伝えられなかったらイヤだなと思って、クリスマスを待たずにプロポーズをしようと決めました。次の日、Cさんの家にお呼ばれしていたので「ちょっと話があるんだけど」って、Cさんの家でプロポーズをしました。
Cさんプロポーズはクリスマスにすると聞いていたので、突然のプロポーズで、「今? ここで?」とびっくりしました。夜景の見えるレストランでプロポーズっていうのにも憧れましたけど、現実的に、二人が住んでるところに距離があって、夕方までで夜は会えないという制約もあったので、家でのプロポーズも嬉しかったです。
結婚相談所のおかげで、結婚相手をしっかり見定めることができた
ツヴァイで活動してみていかがでしたか?
Nさんもともと結婚する気はなかった自分が勢いで相談所に入って、Cさんと出会って、彼女と結婚したいという気持ちに変わって。結局2ヶ月ぐらいで退会できたので、人間の気持ちってこんなに変わるんだと思いました。相談所のシステムがしっかり確立されているのもそうですし、相手はデート中、どんなことを思っていたのかを、毎回フィードバックでもらっていたので、それも安心材料になりました。
Cさん私も180度、結婚に対しての考えは変わったと思います。恋愛結婚では考えない視点で考えるというか。ずっと「どういうパパになりそうかという視点で考えたほうがいいよ」というアドバイスをもらっていました。それって、実際結婚を考える上でとても大事な考え方ですよね。
Nさんアドバイスがあるのは本当にありがたかったです。自分は、新潟店のスタッフの方全員を巻き込んでバックアップしてもらったというか、全員が応援団であり、いいお母さん的な存在だったので心強かったです。最終的に「絶対大丈夫だから、もうちょっと頑張ろう」って励ましてくれたのが活動の支えになりました。
お二人の年表
2022年 | 10月 | 初対面 |
初デート | ||
11月 | 告白 | |
12月 | プロポーズ | |
2023 | 1月 | 両家顔合わせ |
3月 | 婚姻届提出 | |
8月 | 結婚式予定 |
3ヶ月
10ヶ月
(2023年4月9日取材 新潟県新潟市 信濃川やすらぎ堤緑地で撮影)