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「オリジナルの自己紹介」で意中の相手の心をつかむ

「オリジナルの自己紹介」で意中の相手の心をつかむ

男性の心をガッチリつかむ! 「話し方」美人レッスン【第3回】

婚活パーティや合コンでの「自己紹介」は緊張するもの。何を話せばいいかわからないという人もいるのでは? 自分の良さを上手にアピールする方法をレクチャーします!

■自己紹介は“自分プレゼン”

恋活・婚活で、意外と怠っているのは「自己紹介」です。

清潔感のある服装、可愛くみせるメイク、マナーをわきまえた振る舞い、これらができても、パーティでの気になる相手との短い時間の中で、いかに「あなた」をわかってもらえるか。

ここで大事なのが、自己紹介なのです。自己紹介とは、自分プレゼンテーション。ビジネスのプレゼンではなく、恋活・婚活に役立つ、自分プレゼンを一緒に考えてみましょう。

 

1】自己紹介は積極にしてOK

 

「自己紹介は、なんとなく苦手です」

よく、こんな声を耳にします。はじめて会う人との会話は「自己紹介」からはじまることぐらい、誰にでもわかっています。

それなのに、改めて「自己紹介」と言われると、何をどう話したら良いのかわからず、苦手と思ってしまうのです。

自己紹介の目的は、自分を知ってもらい、興味や親しみを持ってもらうことです。

初対面なので緊張することもありますが、話しにくい反面、相手にしてみれば、「あなたがどんな人か」知りたいわけです。あなたの話を聞きたがっている分、話しやすいとも言えます。

ところが、自己紹介はこれまで、目立たず、控えめなほうが好ましい、特に女性は自分をアピールするなんて厚かましいかな、などと思われていました。そんな思いが、自己紹介をする女性の気持ちを、いまだに戸惑わせているのかもしれません。

 

2】自分から先に、フルネームで名乗る

 

あなたは、自分がどんな人か、相手にわかってほしい。相手もあなたのことを知りたい。

自己紹介はこの2つの「知りたい」に、答えるために、必要なコミュニケーションです。ですから、遠慮なく、進んで自己紹介すれば良いのです。その際の心得として、まず、こちらから先に名乗ること。

自分から口火を切って名乗ってくれる男性が少ない昨今、待っていても気まずくなるだけ。

とはいえ、自分は名乗らないで、「お名前は?」と聞くのは失礼です。こちらから

「はじめまして、山口と申します」

明るく、爽やかに名乗ります。その際、フルネームで言いましょう。

姓だけで、「山口と申します」では、通り一遍で親しみがわきません。

「山口美咲と申します。よろしくお願いします」

 

「名前は聞かれたら言えばよい」

これも遠慮です。名前の説明をしながら、自分を印象付けてください。

「みさきと言うと、襟裳岬の岬を思い浮かべる人がいますが、美しく咲くと書きます。それもあってか、お花が好きなんです。いま、自宅から駅までの道に紫陽花がきれいに咲いていますよ」

女性の名前は凝ったものが多く、音だけ聞いても、字が浮かんでこなかったりします。どんな字を書くか説明してあげてください。

 

3】自己紹介のNG例

 

せっかく自己紹介するのですから、良い印象を持ってもらう工夫が大事なのに、逆にマイナスの印象を与えるような紹介の仕方をする人がいます。例えば、

「自己紹介って、そういうの、私苦手なんです」

「別に何の取り柄もないんですけど」

謙遜しているつもりだとしても、言い訳っぽくて、マイナスのイメージが強いですね。

「健康だけが取り柄で、他にこれといって」

これもよく聞くセリフですが、健康をアピールするなら、

「健康には自信があります。これまで、風邪をひいたことありません。親に感謝しています」

と、プラス方向にもっていけば、良い感じになります。

 

「用心深くて慎重なタイプです」

他人の意見に流されない、しっかりした、頼りになる女性なのでしょうが、頑固で打ち解けにくい人と思われかねません。

「考えるのが好きなほうです。でも、そそっかしくて、よく忘れ物をします」

このほうが、親しみやすいですね。

最初にプラス面を出して、その後、ちょこっと弱みを見せるくらいが良いでしょう。

「別に」「これといって」「たいして」などの言葉を最初にもってくるのはNGです。

 

4】印象に残る自己紹介の仕方

 

ウケを狙うのではなく、自分の特徴をほんのちょっと面白く表現できると、印象に残ります。

例えば、「趣味」についての自己紹介でよくあるのが、

「音楽鑑賞です」「スポーツ観戦です」

でも、これでは具体性が乏しくて、イメージが浮かんできません。それなら、

「ご飯を食べているときと、イラストを描いているときが一番楽しいです」

 このほうがピンときます。「読書」なら、どんな本を読むのか、例えば、

「三浦しをんさんの小説が好きで、東京のはずれで、便利屋を開業している2人の男性コンビの話を書いた『まほろ駅前多田便利軒』なんて面白くて何度も読み返しました」

と、具体的に話せば「本好き」が印象に残ります。自己紹介の項目に「特技」がありますが、この項目、うまく使えば印象に残る話をすることができます。

ある女性が、

「特技といえるかどうか、わからないんですけど、ラーメン屋めぐりで、1日最高七件まわったことがあります」

と、話したところ、帰り際、相手の男性から、

「僕もラーメンが大好きで、池袋によく行くお店があります」

と、話しかけられたそうです。

 

5】緊張したら、用意したパターンで切り抜ける

 

恋活・婚活の出会いの場では、緊張や自分を良く見せたい気持ちが出て、頭が真っ白に……。これはよくあることで、あらかじめ自己紹介のオリジナルのパターンを2、3用意しておくと、スムーズに切り抜けることができます。

 

●名前+あだ名+趣味

「はじめまして、上村なごみと言います。あだ名は『なごちゃん』です。人を笑わせて、なごませるのが好きです。お笑いのトークライブや落語をよく観に行っています」

●名前+特技

「こんにちは、野原愛です。福原愛ちゃんと一字違いですが、卓球部ではなくて、元陸上部なので、マッサージだけはちょっと自信ありです」

●名前+自分の特徴

「よろしくお願いします。早川さえ子です。私の特徴は早口です。のってくると、どんどん早口になります。ゆっくり話すコツが知りたいです」

 

自己紹介といっても、時間は10秒か、長くて30秒くらい。他にない自分の特徴を1個出して、相手の印象に残れば充分でしょう。

それと、話の最後にもう一度、自分の姓名を言うこと。これ、忘れやすいですが、大事です。

 

連載 男性の心をガッチリつかむ!「話し方」美人レッスン

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    ライタープロフィール

    福田健

    ふくだ だけし

    株式会社話し方研究所 会長。
    1961年中央大学法学部卒業後、大和運輸(現・ヤマト運輸)入社。1967年、言論科学研究所理事を経て、1983年に話し方研究所を設立。社団法人話し方能力向上協会 代表理事。
    従来のコミュニケーションの取り方が通用しなくなりつつある現代、年齢や価値観の相違がある人などとのコミュニケーションの取り方について研究している。
    著書に、『女性は「話し方」で9割変わる』 (経済界)など多数。

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