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結婚後のすれ違い、ケンカを防ぐために約束しておくことは?

結婚後のすれ違い、ケンカを防ぐために約束しておくことは?

出会いから結婚まで シーン別「恋」の会話力UPアドバイス【シーン12】

 

まいとかつやは結婚式も終わって、これから一緒の生活がスタートします。

夫婦になったとはいえ、もとはといえば赤の他人。

育った環境も違うし、それぞれの家族も生活習慣、流儀なども違います。

料理の好きなまいさんが朝作るおみそ汁の味だって、かつや君の口に合うかどうかもわかりません。

生活していく上でお互いの違いやこれまで知らなかったことなどが、次々とあらわれてきて、それがもとで余計な心配が増え、ケンカにならないように、

「自分の望みを文章に残しておく」

ことをおススメします。

二人それぞれの「例えば」をあげておきます。

 

■夫婦それぞれ、どんな希望がある?

 

<妻・まいの希望>

●一日30分、今日あったことを話し合う時間を持つ

まいさんが友達から聞いた話。

「結婚して二ヶ月くらいした時、彼が突然、福岡市へ出張だなんて言いだしたの。それも翌日から。前もってわかっていたのかと聞いたら、話は出ていたけど決まったのは昨日なんだって。なら、昨晩話してくれればいいのにと思ったけど、朝の出がけだったし。彼、突然言い出すってところがある人なのよね」

これを聞いてまいは、自分たちもお互い仕事を持つ身。毎日どんなことがあったかを話し合う時間がほしいと思った。

 

●一ヶ月に二回は外で食事をしたい

結婚しても、外で食事をする日を取りたい。共働きで結婚生活を始めてからもけっこう忙しく、すれ違いでなかなか行けない気がする。

つい、「仕事ばかり」や「思いやってくれない」など不満が口に出る前に、二人で気晴らしできるデートの機会がほしい。

 

●一日一度は褒めてほしい

先輩に言わせると、一年もすると、彼は全然ほめてくれなくなるらしい。それはとても寂しくなると思うので、約束してほしい。

 

●二日に一回はパンが食べたい

これ、どうしようかと思ったけど、私はご飯よりも麺よりもパンが大好きで、やっぱり食べたい。

彼はゴハン派なのは知っているので、せめて二日に一回はパンにしてもいいかな。

 

 

<夫・かつやの希望>

●食事の後、10分くらい、くつろぐ時間をとりたい

子どもの頃、両親が共働きで忙しかったせいもあり、ご飯を食べ終わる直後に母親が食器を流しに運び、急いで洗いはじめるのを見て、落ち着かない思いをした覚えがある。

食事くらい、ゆっくりくつろぎたい、と思っている。

まいとレストランで食事をした時、皿が空になった途端、店員がやってきて、「お下げします」と言って持っていってしまうのもイヤな気分だった。食事が終わったなら早く帰ってくださいって言われているみたいだ。

せめて、まいとの新しい生活では、食後の少しの時間ゆっくりしたいな。

 

●ケンカしたらその日のうちに、仲直りしたい

自分に短気なところがあるので、ケンカはしてしまうと思う。

ただ、これは自分の悪いところなので、ケンカしたらその日のうちに仲直りをしたい。

 

●平日朝シャワーを浴びて会社に出社したい

自分は朝寝坊なのでギリギリまでつい布団にいるくせが抜けない。なので朝、速攻で目を覚まさせるためには、朝シャワーが必須。まいに、

「時間がないんだったら、シャワーなんかやめれば。わたしだって、遅れそうなのよ」

こんなふうに、言われたくない。

 

●休みの日は朝寝坊がしたい

仕事で疲れているので、休みの日は思いっきり眠りたい。

午前中とか、何時までとか、具体的に時間を決めてもいいけど、なるべくたくさん睡眠をとりたい。

 

●野球シーズンはタイガーズを優先的に観たい

まいはプロ野球に興味がなさそうなのでラッキー。物事は最初が肝心。この約束をすることで、できればまいさんをタイガースファンにさせたいという魂胆も。

 

「例えば」の話でしたが、こんな具合に二人にとって生活していくうえで必要な約束をして、文章に書いて残しておくのです。

そうすると、「自分はこうしたいって言ってた」「聞いてない」というケンカを回避することもできますし、相手のこだわりがわかります。

二人の結婚生活がいつまでも上手くいくように、参考にしていただけると幸いです。

連載 出会いから結婚まで シーン別「恋」の会話力UPアドバイス

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    ライタープロフィール

    福田健

    ふくだ だけし

    株式会社話し方研究所 会長。
    1961年中央大学法学部卒業後、大和運輸(現・ヤマト運輸)入社。1967年、言論科学研究所理事を経て、1983年に話し方研究所を設立。社団法人話し方能力向上協会 代表理事。
    従来のコミュニケーションの取り方が通用しなくなりつつある現代、年齢や価値観の相違がある人などとのコミュニケーションの取り方について研究している。
    著書に、『女性は「話し方」で9割変わる』 (経済界)など多数。

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